菊池 悠希

全日本空輸株式会社
GS職(総合職)
経営学部 経営学科/2015年3月卒

菊池 悠希

純粋に楽しかった 一大学生としての時間

幼いころからスケートを中心に生きてきた私ですが、立教で過ごした日々には大学生らしい思い出もたくさん詰まっています。とくに印象深いのは、組織行動論を研究する石川淳先生のゼミでの活動です。そのころの私は、大学のスケート部に所属しながら外部のクラブチームで練習を続ける毎日。友だちと過ごせる時間は限られていましたが、唯一ゼミでは、メンバーと遅くまでディスカッションをしたり、食事に行ったり、一大学生として本当に楽しいときを過ごすことができました。石川先生から学んだ組織論の知識は私の中に定着していて、今でも自分の行動が周りに与える影響について考えたりします。ほかにも、ゼミで得た視点は仕事に活きています。

菊池 悠希

アスリート時代の知見を 会社のために役立てたい

北京オリンピック終了後に現役を引退してから8カ月が過ぎました。現在は勤務先のANAで業務に励んでいます。ANAには日本オリンピック委員会の就職支援制度「アスナビ」を通じて2016年度に入社しました。競技者だったときは試合や合宿で出社する回数が限られる時期もありましたが、同じ部署の方々はいつでも温かく支えてくださって、思うような結果が出ないときも、「結果は二の次でいい。菊池さんが挑戦している姿がみんなの勇気になるから」と。その言葉にどれほど励まされたことか。今、アスリート時代の知見を基に社内で講話をさせていただくことがあるのですが、私の知識や経験が少しでも会社の力になれば、これほど嬉しいことはありません。

菊池 悠希

積み重ねた学びや経験の 延長線上に今があるから

自分の弱さと向き合ってそれを受け入れることをはじめ、競技人生を通して私はたくさんの尊い学びを得ることができました。たとえ努力が結果に結びつかなくても、目標に向かってチャレンジし続けた日々は私を確実に強くしてくれたから、アスリートとして過ごしてきた自分を誇りに思います。私は競技者としてショートトラックに取り組むこともすごく好きでしたが、結局のところ自分ができないことを努力してできるようになること、成長を実感することが好きなんだと思います。これまでの競技人生もこれからの人生も、自分の課題を見つけて努力して成長して、その繰り返しです。だから、リンクを離れても、私は生涯、チャレンジャーでありたいです。