大学で陶芸を始めたときは、それが将来の仕事になるとは思ってもみませんでした。もちろん興味があるから陶芸部に入ったのですが、初めはただ「楽しそう」という思いだけ。ところが始めてみるとすぐに夢中になってしまって、教室より部室にいる時間のほうが長くなり…。ガス窯やろくろに囲まれ泊まりこみで作業をし、部のみんながものづくりを愛して楽しんでいる空間がすごく心地よかった。部ではギャラリーを借りて展示もしましたし、僕個人でも自分のHPをつくって器を紹介するようになり、大学3年の終わり頃から「店で取り扱いたい」と声をかけていただけるようになったんです。そのとき初めて、陶芸で生きていけるかもと可能性を感じました。


