大人だって自分の思いを言葉にするのは難しい、子どもならなおさら。そんな時には “表現療法”がいいかもしれません。砂のひかれた箱の中にミニチュアを置いたり、切り抜きを画用紙に貼ってみたり。話すだけがカウンセリングじゃない、作品作りを楽しむことが心のモヤモヤの解消に役立つこともあります。
発達障がいの子どもたちは、怒られる機会が多くなり自信をなくすといった“2次的な障害”に直面することが多くあります。発達障がいの特性や対応を正しく学ぶことで、特性をもった子どもたちの自信を育むことが可能。いろんな個性をもった人が過ごしやすい社会へ近づけたいですね。
過去に出逢った好きな人・苦手な人。その人にどこか似ていると無意識に認識すると、目の前の人が根拠なく好き・苦手と思ってしまうー“転移”という現象は、時にはとっても危険です。自己分析で正しく理解して、周りの人に優しくありたいですね。
世界の見方、捉え方−世界の認知の仕方は人それぞれです。これは常識、当たり前、と思っていたことが案外他の人にとっては違うことがあります。なので、見方、捉え方の角度を変える、焦点を絞る、あるいは拡大する、“認知的再構成”は私たちの世界を豊かにします。
自分が大切にしている気持ちを誰かが理解して受けとめてくれた時、私たちは救われた心持ちになります。「わかったよ、受けとめたよ」と伝えるために、大切な気持ちを繰り返して伝え返すテクニックを“reflection”と言います。