• 文学部 外国語文化学科 2019年卒
  • カゴメ株式会社

日々、生活者のことを思い
心を動かす広告をつくる。
知のエッセンスに触れた経験が、今も糧に。

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日々、生活者のことを思い心を動かす広告をつくる。知のエッセンスに触れた経験が、今も糧に。

PROFILE

菊池 魁斗さん Kaito Kikuchi

文学部 外国語文化学科|2019年卒|カゴメ株式会社 マーケティング本部 ブランドコミュニケーション部

※本ページの情報は、すべて取材時のものです。

Q.1 現在のお仕事内容を教えてください。

カゴメの主力商品である、トマトケチャップやトマトジュースなどの広告とマーケティングを担当しています。
デジタルメディアも含めて広告媒体が無数にあることから、それぞれの商品戦略に合わせて何をどう使うべきか、毎回熟考を重ねながら制作しています。
これまでに手掛けたクリエイティブで特に思い入れの強い一本に、元高校球児である自身の経験をもとに企画したCMがあります。
このCMの主人公は、野球に打ち込む男子高校生です。その母親は頑張る息子のために、試合前は勝負飯のオムライスを作ってずっと応援してくれていました。
しかし、最後の引退試合は負けて終わります。
それでもその夜には、トマトケチャップで“よくがんばった”と書かれたオムライスが食卓に上がって……と、親子のささやかな日常を描きました。
このCMはSNSでも話題になりましたが、トマトケチャップにまつわる懐かしい色や匂い、食卓の風景を、みる人にふと思い起こさせるCMになったのかもしれません。
また、自身にとっても、長きにわたって多くの方々から愛されてきた当社商品だからこそ持つ情緒的価値を、あらためて発信することの大切さを気づかせてくれた一本になりました。

Q.2 文学部 外国語文化学科への進学を決めた理由を教えてください。

高校3年間は白球を追う毎日を送り、野球部の引退後にようやく本格的な受験モードに入りました。
そして猛勉強の末に、センター試験(現在の大学入学共通テスト)で得意科目の英語で高得点を取り、この成績を活かせる入試が國學院大學にあると担任の先生からすすめられたことから、受験を決めました。
また、お世話になった先生方への感謝の念と憧れから、当時は漠然と教職の道に進むことを考えていたこともあり、外国語文化学科であれば英語の教職免許が取れることも、選ぶ決め手になりました。

Q.3 どのような学生生活を送りましたか?

大学では、野球以外のことを思いっきりやれ! 父からそう背中を押されたこともあり、勉学やアルバイトなど、野球漬けだった高校時代には十分にできなかったさまざまなことに挑戦した4年間でした。
國學院大學の学びで印象に残っているものの一つに、外国語文化学科の高橋昌一郎教授の授業があります。
論理学・哲学が専門の高橋教授は、あらゆる物事を一段上の視点から深く考えていて、その斬新な発想にはいつも驚かされ、惹き込まれるものがありました。
なかでも高橋教授が担当する「論理的思考法」は超人気授業で、大講義室に集まった大勢の学生たちが積極的に参加して議論が白熱する授業でした。
例えば、どちらか一方を助けるためにもう一方を犠牲にする「トロッコ問題」のような倫理学の問いについて、受講生が真剣に考え、熱く語るなど、それまでイメージしていた大学の授業とはいい意味で違った、知的な刺激にあふれる授業だったことを覚えています。

Q.4 國學院大學のキャリアサポートをどのように利用しましたか?

実は、就活時には大学のキャリアサポートを頼らなかったのです。まわりの雰囲気に流されて、何となく同じように就活することへの反発がありました。
そこで自分一人の力でやり切ろうという決意のもと、自ら考えて、行動しながら就活を進め、最も満足のいく結果で就活を終えることができました。
しかし、内定後にキャリアサポート課の「内定者アドバイザー」を務めることとなり、後輩たちの就活を支援する立場になった時には、「なんでもっと、大学のキャリアサポートを利用しなかったんだろう……」と、とても後悔しました。
それほどまでに、國學院大學には素晴らしい支援体制が整っており、「これを使っていればもっと楽に就活できたのに!」と、思うものばかり。
さらに手厚いキャリアサポートのおかげで、名だたる企業への内定を果たす後輩たちが毎年続々と出ているのですから、國學院大學OBの一人としても誇りに感じています。
また、内定者アドバイザーで同期だった他学部の仲間とは、今も時間を見つけては会う間柄に。内定者アドバイザーは、唯一無二の友人を得る機会にもなりました。

Q.5 これからの目標や夢を教えてください。

広告・マーケティングの仕事は、基本的にゼロから一をつくり上げていくもので、同じことの繰り返しが無く、新鮮な毎日を送っています。
生活者のことを日々考え、どういう広告をつくったら心に響くのか、何を訴求したら当社の商品に手を伸ばしてもらえるのかと、考えを巡らせています。
この仕事に携わるようになってから世の中の見方も変わり、人々の動きや社会の仕組みをより深く考察するようになりました。
もしかしたらこれは、学生時代に高橋教授の授業で知の本質を突き詰めた経験と、どこか通じるものがあるのかもしれませんね。
「カゴメって、いいよね!」。多くの生活者にそう感じていただけるような広告を、今後も生み出していきたいです。

Message for You 受験生へメッセージ

卒業後の今、あらためて感じている母校の魅力は、神道をはじめとする日本の文化や伝統をしっかりと学べることです。私は入学当初、白衣姿の神道文化学部の学生たちが、他学部の学生たちに交じって学食で普通に食事をしているのをみた時には、かなり驚きました(笑)。でもそんな“國學院らしさ”こそ、この大学にしかない魅力なのだと思います。あと、学生時代はまわりに流されずに、自分の意志で行動することも大切です。多少の苦労はあるかもしれませんが、そうすることで、自分の人生を自らの手で切り拓く勇気が持てるはずです。今も國學院大學OBとして後輩たちの就活のアドバイスなどをしているので、いつの日か皆さんとお会いできることを、楽しみにしています!

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