• 経済学部 経営学科 2023年卒
  • 仰星監査法人

なりたい自分になる!
「K-PLAS」で公認会計士を目指し、
走り続けた4年間。

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なりたい自分になる!「K-PLAS」で公認会計士を目指し、走り続けた4年間。

PROFILE

峯岸 真悠さん Mayu Minegishi

経済学部|経営学科|2023年卒|仰星監査法人

※本ページの情報は、すべて取材時のものです。

Q.1 現在のお仕事内容を教えてください。

入所から早や2年半。「働けば働くほど楽しい!」と、心から感じる毎日です。

私が働く仰星監査法人では、企業の財務情報を監査する「監査業務」を主に行っています。「監査業務」と聞いても馴染みが薄いかもしれませんが、実はあらゆる業界・企業に関わる重要な仕事です。私たちは企業の財務数値の根拠となる情報が適切であるかを様々な監査手続により検討したうえで、企業が投資家に向けて出す財務情報の正しさを保証しています。こうして企業の財務数値を監査して保証することで、世界中の投資家が注目する株式市場に信頼を与え、経済の基盤を支えているのです。

会計・監査のプロフェッショナルとして、多種多様なクライアントを相手に膨大な知識を日々吸収し、様々な人々に会うなかで、蓄積した知識が自らの財産になっていると実感できるのが、この仕事の魅力でもあります。

財務数値を信頼できるものとして保証するためには、企業の状況や製品・サービスの質、企業経営者の考えなども含めて、私たちは理解しなければなりません。そこでヒアリングや現場視察を行いますが、例えば製造業であれば、壮大なスケールの工場を視察し、通常の工場見学では見られない奥の奥まで入ることも。これも仕事の醍醐味の一つであり、新しい経験や知識を蓄積できることは楽しいと感じます。

Q.2 公認会計士を目指したきっかけを教えてください。

少し意外かもしれませんが、高校時代に私が当初考えていた仕事はまったく別の職業でした。しかし、担任の先生からは向いていないと止められて(笑)。そこで考え直したすえに「資格」が武器になる職業を探し始めました。

家族が経理関係の仕事をしていることから、簿記資格が真っ先に浮かんだものの、せっかくならばより難易度の高いものを……と考えるようになりました。さらに調べたところ、医師や弁護士と並んで公認会計士が3大国家資格試験といわれていることを知ったのです。これを機に、公認会計士になることを目標に定め、大学選びにおいても、会計・情報コース(現・ビジネスアナリストコース)がある國學院大學経済学部への進学を決めました。

なかでも國學院大學には、「K-PLAS(ケー・プラス)※公認会計士コース」という公認会計士を志す学生のための奨学金制度付きの大学独自プログラムがあることが、大きな決め手になりました。

※KOKUGAKUIN Progressive Learning Assistive Systemの略

Q.3 どのような学生生活を送りましたか?

すべてが、公認会計士試験対策が中心の4年間でした。入学してすぐに「K-PLAS」が始まり、以来大学の授業が終わると18時から20時まで、机にかじりついてみっちり試験勉強をする毎日を送りました。

でも、勉強が辛くなることはなく、今まで学んだことのない分野でもあったので、学べば学ぶほど楽しくなるスタディーズハイのような状態になっていましたね(笑)。「K-PLAS」の先生方の教え方もとても上手で、楽しみながら学べる学習プログラムだったこともモチベーションの維持につながりました。また、公認会計士という同じ目標を目指すライバルが身近にいる環境も刺激になり、他の受講生の勉強量や成績の順位などを常に意識しながら、自身をさらに奮い立たせていました。

Q.4 「K-PLAS」での学習は、順調に進みましたか?

1年次1月に選考試験を通過して「K-PLAS」奨学生に選ばれると、一段と勉強に力が入りました。本番となる公認会計士試験では、短答式と論文式の2つの試験があり、短答式には3年次の挑戦で合格できたものの、論文式は残念な結果に。4年次にもう一度挑戦することになりましたが、このときはあと1年しかないという焦りとともに、ずいぶん落ち込みました。

しかし「K-PLAS」の先生がメンターのように伴走してくれたことで、再受験に向けて気持ちをリセットすることができました。勉強の合間に、「朝ごはん何食べた?」といった会話を先生と20分ほどしていたのですが、そんな何気ない世間話がすごく気分転換になり、孤独感や不安を解消してくれました。こうして最後まで走り切り、4年次に念願の合格を手にすることができたのです。合格の一報を先生に伝える際、泣きながら電話をして「おめでとう!」と言ってもらえたのも、今ではよい思い出です。

Q.5 これからの目標や夢を教えてください。

会計や監査の仕事というと、まずは数字を相手にするというイメージが先立つかもしれませんが、身に染みて感じているのは、人とのコミュニケーションの重要性です。

企業へのヒアリングでは、真っ先に本題に入るわけではなく、まずは雑談も交えて企業のご担当者様との信頼関係を築き、必要な情報をお話いただける状態を目指します。大抵は私より年上の方々とのコミュニケーションとなるので、話し方のマナーはもちろん、話題のひき出しも欠かせません。こうした場面では、学生時代に「共通教育プログラム」で学んだ神道や日本文化などの教養が活きることや、國學院大學は駅伝などスポーツの強豪校としても知られているので、箱根駅伝の話題が話の糸口になることもたびたび。円滑にコミュニケーションを取るうえでは、培ってきた教養の幅も大きな武器になると痛感しています。

今後はコミュニケーション力をより高めながら、会計・監査の専門家としての知識を蓄積し、信頼される公認会計士として活躍することが目標です。

Message for You 受験生へメッセージ

自分が本当に就きたい仕事に就くことができた。卒業してあらためてそう感じています。そして國學院大學は、学生が本当にやりたいことを、学生の長い人生も見据えたうえで、しっかりとバックアップしてくれる大学だったと感謝しています。もしかしたら、私の大学生活に勉強一色のイメージを抱くかもしれませんがそんなことはなく、友人とご飯に行ったり、趣味の絵を描いたりと、適度に息抜きもしていました。だからこそ「K-PLAS」の後輩たちには、「勉強にプラスして、何か楽しめることを持った方がいいよ」と、アドバイスしています。ご自身のために時間を有意義に使い、様々な視点を持って過ごしてください。応援しています。

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