メーカーの仕事は、自動車の設計や開発、製造、品質保証、アフターサービスなど多岐に渡りますが、トヨタ神戸自動車大学校の卒業生の多くは以下のような仕事を行っています。

アフターサービス部門

販売店のサービスエンジニアと協力して高難度の故障修理に対応したり、サービスエンジニアの教育支援、整備方法や整備ツールの開発・展開を行ったりします。また、市販された車両の技術的な情報を収集し、開発部門へのフィードバックも行います。

実験評価部門

開発された車両やユニット製品が設計通りの性能や耐久性を有しているかなど、さまざまな環境や条件で実験・評価することで開発部門の支援を行います。

サービスエンジニア

トヨタ神戸自動車大学校の卒業生の多くは、自動車の点検や整備・修理を行うサービスエンジニアとして仕事を行います。経験を重ね、サービスエンジニアを束ねるエンジニアリーダーや販売店によっては整備説明・ご提案を選任で行うサービスアドバイザー・サービスマネージャーを目指すこともできます。希望により営業職を経験したり、サービスマネージャーを経て店長や会社の幹部に選任されることも。キャリアは多岐にわたります。

サービスマネージャー

店舗のサービス部門を統括する責任者です。業務はサービスエンジニアやアドバイザーの育成、お客様応対、取引先企業応対、サービス売上げの管理などを担います。お客様へのアフターサービスの側面で店舗スタッフをチームとしてまとめ牽引しながら店舗運営を行います。

店 長

店舗のサービス部門と営業部門を統括し、店舗経営を担う責任者です。店舗の営業成果の向上、会社の様々な取り組みの展開だけでなく「お客様にとって、社員にとって良い店舗となっているか」という意識を持ち、改善を続けていくことも重要な仕事です。店舗スタッフ全員が目標を共有し、チームワークよく店舗運営ができるようにサポートします。

実験評価会社

開発された車両やユニット製品が設計通りの性能や耐久性を有しているかを、さまざまな環境や条件で実験・評価し、自動車メーカーなどの開発支援を行います。

モビリティ関連開発会社

アフターマーケットパーツや特装車両の開発・生産・販売、モータースポーツの支援などを行う会社です。オリジナルパーツをもとにしたカーメンテナンス業務などで自動車整備の知識を活かすことができます。

技術マニュアル編集会社

サービスエンジニアが自動車の整備や修理を行うときに使用する電子技術マニュアル（新型車解説書や修理書、配線図）などを制作・編集する会社です。新型車両を実際に分解・組付けしながら整備手順を決め、マニュアルなどを制作していきます。

自動車整備機器販売会社

サービスエンジニアが使用する整備機器や検査機器、工具の開発・販売・アフターサポートを行う会社です。整備技術を活かし、整備機器のメンテナンスや技術営業の分野で活躍します。また、販売店のサービス工場の設計支援、整備機器や工具の開発に携わることもできます。