私が留学先として選んだのは、日本人はもちろん、他国からの留学生がほとんどいないフェアモント大学です。この環境に不安が全くなかったわけではありませんが、英語での会話力を鍛えたかった私にとっては、むしろメリットの方が大きかったです。毎日ネイティブの話す英語と生のアメリカ文化にふれることができ、日本語を話さない日が、少しずつ増えていきました。留学当初は、頭の中で「聞いた英語を日本語に変換して理解し、それから言いたいことを日本語で考え、それを英語に訳して話す」ということをしていたので、非効率的な会話しかできなかったのですが、今では英語をそのまま理解し、英語で伝えられるようになりました。
▲寮の部屋です。留学当初はホームシックになりましたが、積極的に気持ちを伝えることで、学校も生活もうまくいくように!
留学で身についたのは、英語力だけではありません。「自分の意見を他人と共有したい」というアメリカならではの空気にふれ、自分に自信を持ち、意見を伝えることの大切さにも気づきました。また、秋休みと冬休みには3つの州を旅行。なかでもずっと憧れていたニューヨークのタイムズスクエアに行ったときの感動は、言葉には言い表せません。こういったことができるのも、長期留学ならではの魅力だと思います。
▲ランチは、毎日カフェテリア(学生食堂)を利用していました。午後の授業に備えてリフレッシュ&エネルギーをチャージ。
実は私は工業高校出身で、高校時代の英語の授業数も、普通科高校に比べると少ない環境でした。それでもこの大学に入り、少人数制の英語の授業や、マンツーマンで留学生チューターと英会話が学べるE-Loungeの利用、1年次の全員必修の海外研修への参加を通して、無理なく英語力が伸ばせました。こうやって振り返ってみると、使えるものはとことん使ったなという感じですね(笑)。留学前にはTOEIC®LISTENING AND READING TESTのスコアが835点に!自分でも信じられないほど英語力が伸びました。
▲留学生向けに行われた、ダウンタウンへのバスツアー。他にも、長期休暇にはニューヨークやワシントンへ旅行しました。
愛知文教大学の先生方は本当に熱心で、どんな質問にも真摯に向き合い、わかるまで丁寧に教えてくださいました。留学するにあたっては、国際交流センターのスタッフの皆さんの手厚いサポートがあり、心強かったです。留学先選びからビザの手続き、航空券の手配などあらゆるサポートをしてくださり、現地で困ることなく生活することができました。英語を学べる大学はたくさんありますが、ここまでアットホームで親身な指導を受けられるのは、少人数制の愛知文教大学だからこそだと思います!
私が留学先にカナダを選んだのは、移民人口の多いカナダなら、英語だけでなく、異文化への理解も深まると思ったからです。実際にこちらで生活してみると、異文化を尊重するお国柄もあって、アジア人である私も想像以上に快適に暮らすことができてうれしかったです。とはいえ、最初はネイティブの話す英語についていけず、また、「間違った英語をしゃべってしまったらどうしよう…」と不安で積極的になれず、くじけそうになったこともありました。
▲留学先では、2か所でホームステイを体験。私の他にも留学生が同時にホームステイしていましたが、1人1部屋ずつありました。
それでも、現地の学生と話すうちに、私のつたない英語でも、相手は理解しようとしてくれていることに気が付きました。「私から話さなきゃ、コミュニケーションは始まらない」そう感じ、失敗を恐れずまず自分から話すよう心がけました。留学終盤には、買い物先の店員さんと何気ない世間話もスマートにできるようになりました。もともと人見知りだった性格も、少しずつ変わってきた手ごたえを感じています。英語力を伸ばし、積極性も身についた留学は、私にとって成長への一番の近道だった。今、そんな風に感じています。