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駒沢女子大学大学院人文科学研究科臨床心理学専攻

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目次

藤川 麗
:臨床心理学、コミュニティ心理学
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:臨床心理学、コミュニティ心理学ふじかわ うらら藤川 麗教授

駒沢女子大学大学院
人文科学研究科

カウンセリングにおける“一言一句”を、ふたりで考察していくこともあります

担当科目
心の健康教育に関する理論と実践、コミュニティ・アプローチ特講、臨床心理基礎実習 他
経歴
東京大学教養学部卒業。東京大学大学院教育学研究科・修士課程修了。同・博士課程単位取得退学。博士(教育学)。2002年4月、駒沢女子大学人文学部の専任講師に就任。2009年4月より准教授、2016年4月より教授を務める。2015年4月から東京大学大学院教育学研究科の非常勤講師として「心理療法特論:スーパービジョンI・II」の指導も務める。
著作物・論文
『臨床心理のコラボレーション』東京大学出版会(2007年)単著、『心理学研究法』遠見書房(2018年)共編、「学生相談におけるコラボレーション ー実践と研究の発展に向けての課題と展望ー」教育心理学年報(2018年)、「心理的柔軟性に焦点をあてた育児ストレス予防プログラムの効果評価 ―デモグラフィック要因の影響―」駒沢学園心理相談センター紀要第14号(2018年)共著
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
本学では、これまでにたくさんの社会人学生を受け入れてきました。企業で働くなかで人間関係やメンタルヘルスに関心を持つようになった方、子育ての経験を通じて育児の問題に興味を持つようになった方。なかには「生徒が抱える問題を心の面から解決したい」と本学に入学された教員の方もいました。「芸術療法から犯罪心理学まで、多彩な専任教員から多彩なアプローチが学べる」という本学の特長も理由のひとつになっているかと思うのですが、これまでの入学者の方は20代から50代までの多彩な問題意識を持つ方が多かったように思います。公認心理師を目指す方は心理学部卒である必要がありますが、臨床心理士を目指す方のなかには「歴史」や「経済」、「文学」、「哲学」など他学部を卒業された方もたくさんいました。修了後はみなさん、クリニックや学校、企業などで活躍されていますし、年1回の研究会で彼女たちに再会できることは私の大きな喜びのひとつになっています。■これまで指導した社会人学生の研究テーマ転勤に帯同する妻の転勤ストレス尺度の作成とストレス関連要因の検討/乳幼児をもつ母親が抱く孤独感に関する質的研究/20代社会人の相談行動に関わる要因の検討 等
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
ゼミは数名程度の少人数で運営していますし、できるだけ一人ひとりに寄り添った丁寧な指導をしたいと考えています。学校や医療施設、福祉施設などへの長期間におよぶ実習はもちろん、学内の心理相談センターにおける実践実習でも一人ひとりの指導に多くの時間を割きますし、ときにはカウンセリング中の“一言一句”をふたりで深く考察していくこともあります。学生と教員の距離が近いということもあり、それぞれの関心領域に合わせて「今度、地域のお母さんたちのためのプログラムを開催するんだけど、そこでリアルな声を聴いてみたらどうかな?」「学校から補助員の紹介の依頼があったから、一緒に打ち合わせに行ってみない?」とお誘いすることもありますね。私だけでなく本学の教員は学生に積極的に学びのチャンスを与える傾向にありますし、これから入学されるみなさんもぜひ意欲的にコミュニケーションを取って色々な現場にチャレンジしてみてください。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
産業領域では社会人経験を募集条件にする企業もありますし、「働く人の不安を知っている」「育児の大変さを知っている」という経験はカウンセリングでも大きな意味を持ってきます。そういう観点から言えば、多彩な経験を持つ社会人の方がいらしてくれることは非常にありがたいことですし、二人三脚で研究を進めるなかで、みなさんの“問題意識”を社会の役に立つような論文にしていけたらと考えています。

【駒沢女子大学大学院人文科学研究科臨床心理学専攻】の教員一覧

  • 須藤 明教授●担当科目:臨床心理実習 IA・IB・IC・ID、家族心理学特講、司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開

    【主な論文】「性非行の理解と調査方法-リスクアセスメントの観点から」家裁調査官研究紀要第8号 1-45 裁判所職員総合研修所(2008年)共著、「裁判員制度における経験科学の役割―情状鑑定事例を通して―」駒沢女子大学研究紀要第18号 151-159 (2011年)単著。近年の著書には『刑事裁判における人間行動科学の寄与』日本評論社(2018年)編著などがある。

  • 綾城 初穂准教授●担当科目:臨床心理学特論I、臨床心理面接特論I、心理療法特講B、臨床心理実習IA・B・C・D、臨床心理実習IIA・B・C・D

    【主な論文】『いじめ・暴力に向き合う学校づくり―対立を修復し,学びに変えるナラティヴ・アプローチ』新曜社(2016年)単訳、近年の著書には「学校コミュニティを通した問題解決の学びと支援」『生涯発達心理学』ナカニシヤ出版(2019年)共著、「二つの位置づけから考えるナラティヴ・セラピー」『ナラティヴ・セラピーのダイアログ:他者と紡ぐ治療的会話,その<言語>を求めて』北大路書房(2020年)共著などがある。

問合せ先042-350-7110(入試センター)ホームページはこちら