在校生・修了生インタビュー
神田外語大学大学院
言語科学研究科
- 教育
- 千葉県
- 大学院
- 専門性を高めるため
- 多様な言語の専門的な教授法を学べる環境で、語学研究に打ち込むことができました
仲田 航平さん(25歳)
2019年神田外語大学アジア言語学科タイ語専攻卒業。2021年神田外語大学大学院言語科学研究科博士前期課程修了。同年6月よりタイのブラパー大学人文社会学部東洋言語学科にて日本語講師に。
大学院進学のきっかけ
高校時代から教職に就きたいと思い、神田外語大学に入学。大学在籍時に科目指導を受けていた教授が私のことを非常に評価していただき、私の専攻がタイ語ということもあり、「大学院修了後、タイで日本語を教える先生を目指してみないか?」とお声をかけていただいたことが、大学院進学と今の仕事のきっかけになりました。進学後、日本語の語彙・意味・音声・方言に関する授業や、教育実習を含む、日本語教育に関する授業、子どもや言語学習者の言語習得に関する授業を主に受講しました。
大学院で学んで得たもの
進学して感じた大学院の魅力は、教授の方々が学生の問題に真摯に向き合ってくれる点です。授業で学生が分からないところがある時は、理解できるまで解説していただきました。研究においても、非常に細かく、問題点の指摘や提案などをしてくださり、自分がこれから何をしなければいけないのかが明確になりました。修士課程を修了後、目標を叶え、現在はタイのブラパー大学で日本語講師を務めていますが、将来はタイの大学で博士課程を修め、いずれは日本の大学で研究したいと考えております。
私のオススメ科目
日本語学研究 (音声・音韻)
日本語の発音などについて細かく学べる科目です。非日本語母語話者に日本語を教える際、発音は大切であり、この科目で学んだことは、今の仕事で非常に役立っています。
日本語教育文法研究
日本語の文法をどう教えればよいかを学ぶ科目で、授業の中で本の一部を自分でまとめ、皆の前で発表します。内容をしっかりと理解させられるように準備、発表するため、実践的な指導力が身につきました。
応用言語学研究
様々な分野の言語教育、言語習得に関する論文を読む科目です。英文で書かれた論文を読むため、論文を読む練習になると同時に、多くの専門的知識を学ぶことができます。
お金のやりくり法
授業料や生活費については、在学中は実家暮らしだったため、両親が出してくれていました。その他の教材や資料費、昼食などの食費については、学部生の時から続けていたバイトの給料でやりくりしていました。
ある一日のスケジュール
7:00 | 起床。 |
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7:30 | 大学院へ。 |
9:00 | 午前の授業を受講。日本語の語彙・意味・音声・方言に関する授業や、教育実習を含む、日本語教育に関する授業、子どもや言語学習者の言語習得に関する授業を主に受講しました。 |
13:10 | 午後の授業を受講。大学院での学びを通じて、それまでは意識していなかった日本語の意味や使い分けについて改めて気付くことができたのも大きな収穫です。 |
15:30 | 論文指導。日本の漫画、小説に使用されている擬音語、擬態語を、タイ語翻訳版ではどのように翻訳しているのかを研究のテーマにしました。 |
18:00 | 授業がない空きコマの時間や放課後は、タイ語専攻の研究室などへ行き、後輩と話したり、勉強を手伝ったり、図書館で授業の準備などをしていました。 |
22:00 | 帰宅。学部生の頃は平日にバイトをしていましたが、大学院に進学してからは課題に集中するため、バイトは土日だけにしました。 |
問合せ先 | 043-273-1320 (日本語学) 03-3254-3586 (TESOL東京)ホームページはこちら |
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