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在校生・修了生インタビュー
神田外語大学大学院
言語科学研究科

  • 教育
  • 千葉県
  • 大学院
専門性を高めるため
日本語教師としてのスキルをさらに磨くため、専門的な知識を学びたいと考えました

田中 杏奈さん(33歳)

日本大学卒業後、高等学校教諭(英語)としての勤務を経て、アメリカの大学で日本語教師資格を取得。その後、国内で日本語教師として従事。2022年入学。2024年修了し、同大学院の非常勤講師に。

大学院進学のきっかけ

高校の英語教師を経て、日本語教師として勤務してきました。仕事に慣れてきたものの、質の高い教育を提供するためには、より専門的な知識を身に付けたいと考えたのが大学院進学のきっかけです。本大学院を選んだのは、私が千葉県出身であり、高校生の頃から「外国語の勉強や研究がしたいなら神田外語」という意識が強くあったから。実際に入学してみると、興味のあることを突き詰めて学べる環境だと実感し、さらに素晴らしい先生方や仲間に出会えて、自分の財産が一気に増えた気がしています。

大学院で学んで得たもの

働きながらの院生生活でしたので、学んだ知識が日本語教師の仕事に役立つことをすぐに実感できました。ネイティブの日本人としての言語的な感覚を学術的に理解するということは、それだけ教師としての引き出しが増えることだと気づきました。また、授業を通してさまざまな文献に触れ、話し合うことで、知識の習得はもちろん論文を読み解く力が身に付いたのも大きな収穫でした。大学院で得た知見を生かし、これからも日本語教師として多くの外国人の日本語教育に携わっていきたいです。

私のオススメ科目

談話分析研究

他称詞を研究するきっかけとなった科目。ポライトネス理論に焦点を当て、日本語ではどのようにポライトに配慮した言語使用がされているかを学びました。他の学生の意見を聞き、新しい視点を持つこともできました。

日本語学研究(語彙・意味)

日本語の語彙の研究についての歴史を学びます。語の成り立ちや構造を知ることは日本語教師として必要な知識ですので、履修してよかったです。

社会言語学研究

日本に限らずさまざまな文化の中で、どのような社会的要素が言語に影響を与えているのか、それがどう教育に生かされているのか、どういった問題があるのか、を学ぶことができました。

お金のやりくり法

日本語教師として勤務しながら大学院に通い、長期の休みには仕事を増やしました。在学中の2年間は遊びに行く機会が減ったので余計な出費を抑えられました。

ある一週間のスケジュール

月曜日午前中は日本語教師の仕事。午後はフリーの時間ですが、私用以外に研究や授業の課題に時間を使いました。
火曜日授業に出席。神田外語の教授陣はとても熱心に指導してくれます。初めてのレポート提出では自分の論文の読み方がいかに甘いかを思い知らされましたが、そこから修士論文を書けるようになったのは先生方のおかげです。
水曜日日本語教師の仕事の日です。語学教師のやりがいは、教えた生徒から「買い物ができた!」「近所の人と花が咲いた話をした」など成長の喜びを教えてもらえることです。
木曜日・金曜日火曜日と同様、午前から授業に出席。午後は研究の時間でした。自分の研究では、他称詞における固有名詞の使用について社会言語学の面から分析し、修士論文を書きました。
土曜日・日曜日仕事の日です。日本語教師の仕事は生涯やっていきたいと思っています。日本語を学ぼうと思ってくれる人たちに、「日本語って面白い、日本って面白い、他の人にも伝えたい!」と感じてもらえる授業が目標です。
問合せ先043-273-1320 (日本語学)
03-3254-3586 (TESOL東京)ホームページはこちら
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