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在校生・修了生インタビュー
田園調布学園大学大学院
人間学研究科
子ども人間学専攻

  • 教育
  • 神奈川県
  • 大学院
専門性を高めるため
保育を学び直すことで、新たな気づきを得たい。そんな想いがすべての始まりでした。

鶴瀬 友理さん(32歳)

大学卒業後、幼稚園に就職。研修への参加をきっかけに大学院を検討。2016年に同大学院に入学し、2年間、働きながら専修免許を取得した。2018年修了。現在は同大学院附属のこども園に勤める。

入学の理由

きっかけは、日々の保育のプロセスを深く掘り下げる「省察」という言葉を知ったこと。もともと1日の振り返りは行っていたのですが、毎日の業務のなかで時間をかけることは難しく、「改めてじっくりと保育に向き合うことで、新たな気づきが得られるかもしれない」と学び直しを意識するようになりました。同大学院を選択したのは、幼児教育の住人なら誰もが知っている先生方が在籍されていたから。研究者の方々と密に議論ができる少人数制にも魅力を感じ、同大学院に飛び込むことを決めました。

大学院の魅力

保育に正解はありません。同大学院の講義もいわゆる「How to」を教えるものはなく、2年間、ひたすら自分で考え、文献を読み、教員や学生にアウトプットするというプロセスを繰り返します。多種多様な理論と実践が学べることはもちろんですが、講義を通じて「理解できないことを認め、理解できるようにする力」が鍛えられることも同大学院の魅力のひとつ。現在では園児が理由なく泣きだしても動揺することはありませんし、以前にも増して冷静かつ客観的に心に寄り添えるようになりました。

私のオススメ科目

保育実践研究

アカデミックな視点から、保育の実践を分析する講義。ひとつの出来事が起こった時間帯、場所、先生がそばにいたのか、どの友達がいたのかなどを整理し、教員や学生と一緒に子どもの心理を論理的に紐解いていきます。

子ども思想史特論

幼児教育や子ども観の変遷を学習。「この時代から遊びが重視されていたんだ」と驚くことも多かったですし、歴史を振り返ることで現代の幼児教育が生まれた背景、その意義などについて深く理解することができました。

家族社会学特論

アニメなどの作品世界も取り上げながら、日本の家族の在り方や地域連携の手法がどのように変化してきたのかを学習。現代の子どもたちを取り巻く、多種多様な家庭環境について知見を広げることができました。

お金のやりくり法

学費は貯金からまかないました。書籍もすべてを購入すると費用がかさむため、図書館を積極的に活用するようにしていました。私は利用しませんでしたが、同大学院は各種奨学金も用意してくれています。

ある一日のスケジュール

6:30起床。朝の支度をして、電車で幼稚園に向かいます。文献や参考図書を読むなど、通勤の時間も有効活用するようにしていました。
8:30出勤。子どもとの関わりのなかで疑問に思ったことを、大学院の教員や学生に相談することも。仕事で得た気づきを、大学院で深める。そんな学び方ができるのも社会人ならではの魅力だと思います。
14:00子どもを送ったあと、事務作業をします。大学院で勤務先の園庭を調査する課題が出ていたので、空き時間を利用して撮影させていただきました。
16:30退勤。帰り支度をして、17時頃に幼稚園を後にします。電車やバスを使って大学院へ。この日は授業で学ぶ予定の章を予習。疑問点や自分の意見などをまとめました。
18:20講義開始。学生とディスカッションしました。同級生の年代は20代から70代と幅広く、園長や保育士養成校の教員、保育士、管理栄養士、看護師と仕事も様々。園外の方との交流は、私の視野を大きく広げてくれました。
19:502コマ目の講義へ。ひとつのテーマについて全員で意見を交換しました。同大学院は長期履修制度が無料で活用できるため、なかには「もっとじっくりと研究に向き合いたい」と2年を超えて在籍されている方もいます。
21:30講義終了。平日は難しかったのですが、土曜日の講義後に同級生と食事に出かけることもありました。学生同士のつながりは修了後も続き、先日もひさびさに再会して旅行に行きました。
22:30帰宅。平日は仕事に講義と疲れがたまっているので、自宅に帰って勉強することはほとんどありませんでした。その代わり、休講日や土曜の講義終了後に集中してレポートなどに取り組むようにしていました。
23:00就寝。あまり根を詰めすぎると途中でガス欠を起こしてしまうため、連休が取れるときや大学院の夏季休暇のときにはライブに行ったり、美術館に行ったりしてリフレッシュするようにしていました。
問合せ先044-966-3565(大学院事務室)ホームページはこちら
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