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科目一覧
放送大学
教養学部
教養学科 情報コース

代表的な授業科目

BS放送・インターネット等で学ぶ放送授業を300科目以上開講。週1回45分の放送が15週間放送され、半年間で完結。ネット視聴であれば在学期間は原則として24時間、何度でも視聴可能。「教養学部」の名の通り、教養学部の全6コースの幅広い科目群から自由に科目を組み合わせ、自分の学習目的に合わせて学習ができるように各科目が開講されている。※開講科目は変更の可能性あり。

基盤科目・導入科目・総合科目

より良い思考の技法 -クリティカル・シンキングへの招待-

情報を的確に評価し、合理的に考えてより良い判断を下すための実践的な思考法が「クリティカル・シンキング(批判的思考)」である。相手を否定する「批判」ではなく、自分の推論を意識的に吟味する内省的・熟考的思考であり、また証拠にもとづく論理的で偏りのない思考法である。本講義では、汎用的思考スキルとしてクリティカル・シンキングの基本を学び、さらに「実践」として現代社会の具体的な問題場面への適用を考える。

データサイエンス・リテラシ導入

理数系分野を専攻しない学生を対象として、卒業後社会人として生活・就労するにあたり基礎となる事項を理解し、社会におけるデータサイエンスの応用事例を知る。

心理と教育へのいざない

教育学・心理学・臨床心理学に興味を持ち、主に、心理と教育コースを志望する学生を対象に、これらの学問全体のガイダンスと、基礎知識を学ぶ。三領域の各特徴を学びながら、教育学・心理学・臨床心理学に関する導入的な思考方法と視点を身につけること、そして学びを積み上げ、本コース内での自身の専門領域と分野を見つけていくことを目的としている。

ゲーム理論入門

ゲーム理論は、経済行動を説明するために誕生したが、経済学のみならず、政治学や心理学等における意思決定や生物進化を分析する方法となっている。また、社会システムのシミュレーション、人工知能、通信や機械の制御にも利用されている。本科目では、ゲーム理論の基礎を高度な数学を使うことなく説明し、ゲーム理論的な思考法の習得を目指す。

身近な統計

高度情報化社会が謳われる中で、私たちの身の回りにはテレビや新聞・雑誌・インターネット等を通して多種多様な統計情報が溢れている。本講義では統計の基本的な考え方、データの統計的活用の理論と方法を解説するだけではなく、諸種の統計情報が企業や行政の意思決定および社会・経済・自然現象の解明に具体的に活用されている事例を(放送教材で)紹介する。更に、身近なデータの表計算ソフトを使った簡単な分析方法も説明する。

日本語アカデミックライティング

日本語で学術的な文章を書くために何が必要か、それはどのようなプロセスであるかを具体的に説く。アカデミックな文章とは単なる主張ではなく説得のプロセスであることを明確にし、論文などがどのように構成されてゆくかを具体的に解説する。

ダイナミックな地球

地球科学への入門科目である。地球の様々な活動は、しばしば「地球は生きている」とたとえられるが、その本質はなんであろうか? 地球内部から表層環境、そして宇宙との関係まで、様々な時間・空間スケールへ視点を移動させながら、進化しダイナミックに変動する地球について学ぶ。

生活経済学

受講生が具体的なライフプランを考えられるように、経済社会の中で個人や家族の位置づけ、家計のしくみを理解し、家計に関する統計資料を読み取れる、また、現状を踏まえ社会的な課題と個人としての課題を考えられることを目標とする。

教育の社会学

教育の社会学的研究に関する初学者を対象として、教育社会学の意義、研究方法、研究対象、主たる知見や今後必要とされる知見を15のテーマに切り分けて説明する。

一般市民のための法学入門

本科目は、必ずしもこれから法学を志すわけではない一般市民を対象とする。講義においては、法の概念、日本の法文化の形成、法源から、法の分類、法令用語・条文解釈の方法、日本の裁判制度、公法、私法、社会法の代表的な実定法の概要まで、法学の全般にわたる基礎知識について、条文例、応用事例を用いて解説する。

政治学入門

この授業は、社会科学系の教養科目として、主に現代日本の政治行政を素材として取り上げつつ、政治学的思考や分析方法について知る機会になることを意図している。日本政治を含む現代政治行政を理解し判断するための基本概念や視座を会得し、あわせて今日の政治学の水準と特徴を理解することが、この授業の具体的な目標となる。

日本語教育学入門

日本語教育を目指す人や携わる人向けに、日本語教育学という学問領域の目的や意義、およびその内容を概説する。

哲学・思想を今考える

哲学の根本精神を考え、本科目の根本の問いを理解するとともに、世界宗教・思想の源泉となった根源思想の成立の様を知る。現代の諸問題から社会のあり様、人の生き方の変化を考える。哲学・思想を改めて考え直しながら、自ら思索する力を養うことを目指している。

日本文学と和歌

古代から現代までの、和歌史上の著名な歌人を取り上げ、和歌の歴史がどのようなものであったかとともに、彼等が日本文学史の上でどういう意味をもったかを解説する。和歌の歴史の概要を修得するとともに、なぜ和歌が続いたかの要因を把握する。また日本文学史上の著名作品との関連を捉えることによって、和歌の文学的意義を理解する。

プログラミング入門Python

初めてプログラミングを学ぶ人を対象に、プログラミングの基本的な手順と考え方を扱う。プログラミング未経験の人を対象としている授業となるが、他の言語のプログラミングを経験した人にとっては、「Python 言語の特徴」を知ることができる授業となる。プログラムを利用したグラフの書き方、プログラムを利用したデータサイエンス入門、コンピュータサイエンスの入門として学ぶことができる。

生活と福祉コース/心理と教育コース

食と健康

栄養素がどのように体内で消化・吸収され、代謝を受けて利用されていくかを理解する。さらに、各種栄養素の特徴について学び、食生活が原因となる疾病やその予防など、食生活と健康に関わる問題の理解を深める。

今日のメンタルヘルス

メンタルヘルス(=人の心の健康)を支える力は、ライフサイクルの中で養われ、人と人とのネットワークの中で維持されるものである。この講義では、健康な力を育むメカニズムを学ぶとともに、破綻の結果として生じる精神疾患のあらましを知り、生活の場において生じるさまざまな問題の現状と対策を考えていく。

レジリエンスの科学

レジリエンスとは、危機や逆境に対して適応し回復し転換する能力や特性、または現象や過程のことである。レジリエンスの概念を解説したうえで、心のストレス、経営危機、パンデミック、自然災害、経済危機、生態系劣化などの危機や逆境に対する、個人、集団・組織、社会、地球というレベルの異なるシステムにおけるレジリエンスの実際を提示する。全体として、レジリエンスの現代的意義とこれを実現する手立てを考える講義とする。

現代のキャリアコンサルティング

不確実性の時代において個人がそのひとらしいキャリアを積み上げていくかはますます重要な課題であり、その個人のキャリア形成を支援するのが2002年度に発足し、2016年には国家資格となったキャリアコンサルタント資格である。キャリアコンサルタントの職務内容を縦糸とし、それにかかわる社会的背景やさまざまな環境を横糸として、現代におけるキャリア形成支援やキャリアカウンセリングの実際について体系的に論ずる。

社会・集団・家族心理学

人間は社会的動物であり、常に他者との関係性のなかで生きている。本講義では、社会的動物である人間が、社会を構成する他者からどのように影響を受け、またそうした社会をどのように認識しているのか。そして、集団としての行動は、個人の行動とどのように異なるのかについて解説する。さらに、もっとも身近な社会である家族の機能についても考えていく。

特別支援教育総論

本科目は、わが国における現代の特別支援教育について、その意義、対象となるそれぞれの障害の概要、そして教育内容・方法等の基本的事項について解説する総論として位置づけられる。特別支援学校教諭免許取得をめざす層にも、障害児の教育的支援を初めて学ぶ学習者にもわかりやすく解説する。

地域・在宅看護論

地域包括ケアシステムにおける看護の役割・機能について理解するとともに、健康障害を持ちながら在宅で生活する人々とその家族を理解し、対象者の生活の質の向上を目指した看護を実践するために必要な基本的な考え方と基礎知識を理解することを目的とする。地域・在宅看護の目的や役割、対象や看護の特徴、制度やケアシステムなどを体系的に理解し、対象者の特徴に応じた看護の提供方法や技術について学ぶ。

精神分析とユング心理学

フロイトに始まる精神分析と、ユングに始まる分析心理学は、分析者と、症状をかかえる被分析者との定期的な面接において生じる治療的な心的変化過程に関する知見をもとに構築された理論体系である。これらの理論は心理臨床実践の基礎となる知識である。本講義では、精神分析とユングの分析心理学が持つ「人間の心の深層に関する知」の側面と「心理療法学」の側面の両者を視野に入れながら、その基本を理解することを試みる。

社会と産業コース/人間と文化コース

会計学

会計は、企業などの経済主体が自らの経済活動を記録・測定し、かつ、外部の利用者に情報として提供する行為である。会計は、複式簿記という組織的なシステムを用いて記録を行い、財務諸表を通じて情報を利用者に伝達する。本講義では、複式簿記の基本的な仕組みと財務諸表の基本的な内容を学ぶことを目的とする。

現代の国際政治

冷戦の終結から四半世紀以上が経過した現在、世界は再び激動の時代を迎えている。本科目では、まず国際政治の歴史的な変遷を押さえた上で、現代を「異質な国家間の相互依存状態が常態化した時代」と捉えて、安全保障や経済、環境や宗教といった諸課題に目配りしながら現代の国際政治を検討していく。現代の国際政治を理解し判断するための基本概念や視座を獲得することが目標となる。

これからの住まいと建築

近代以降、私たちの生活環境は激変した。しかし近代がもたらした便利さや快適さの裏側にエネルギー問題や気候変動といった深刻な問題を抱えるようになっている。そんな現実の中でこれからの住まいと建築はどうあるべきなのか。近代の可能性と危険性を同時に見つめていた近代建築家の思想を読み取り、それをヒントにしながらこれからの住まいと建築を考える。

映画芸術への招待

映画の誕生から現在までの歩みを辿り、芸術としての成り立ちを学ぶとともに、社会において映画芸術が果たしてきた役割を考察する。歴史、文化全般に興味を持つ学生すべてを受講者とし、映像リテラシーを高める機会を提供する。

博物館展示論

この講義では、人類の遺産、歴史、文化、自然や科学が、いかにして博物館の展示として表現されるのかを、事例を通じて理解するとともに、展示のもつメッセージ性について学ぶ。

西洋の美学・美術史

西洋における美の成立とその後の展開を明らかにし、その上で、芸術という観念の成立と変貌、美と快の関係、美的なもの、創作、解釈、批評などの主題を論じる。西洋の美術史は人間像を中心とする。西洋美術の大半を占めるキリスト教美術の成り立ちや展開を聖母や幻視といった主題を中心に概観し、さらに死、性、食、自然といったテーマがいかに造形と結びついたかを、ときに東洋の事例と比較しながら多くの作品によって考える。

古代中世の日本

古代中世の日本に関する歴史を、最新の研究に基づいて考察する。基本となる史料や史跡の検討を踏まえ、発掘調査や新発見史料による知見を加える。世界史のなかで日本史を考える視角を重視し、歴史を構造的に把握することを目指す。受講者が自ら研究を進めるための手引を提供する。

「日本語らしさ」とは何か

地政学的・歴史的な経緯に言語学的特徴が相まって日本語が帯びるに至った性格のようなものとして、「日本語らしさ」を取り出し考察してゆく。いわゆる「日本語学」で扱われる領域やトピックとの重なりはもちろん大きいが、単に「日本語の仕組み」を講じるのではなく、“日本語で生きる・暮らす”ことと陰に陽に関わってくる側面に光を当て、日本語的なあり方について考える。

情報コース/自然と環境コース

データの分析と知識発見

現在、ICTの進歩に伴い、大量のデータが収集、蓄積され、それを元に大量の計算がなされ多くの情報・知識を得ることができるようになった。現在氾濫するデータや情報にどう接し、それとどう付き合っていくべきなのか、また、そういった情報を抽出するためにはどういった処理をすれば良いのか、といった事について、具体的に演習を通して身につけることを目指す。

画像処理

画像や映像は幅広い分野で利用されており、これらを有効に活用する技術は、様々な場面で必要とされる。本科目では、コンピュータ上でデジタル画像を扱うために必要となる、画像変換や空間フィルタリング等の画像処理技術について、実際のプログラム例なども示しながら概説する。また、文字認識等の画像認識がコンピュータ上でどのように行われているかについてもあわせて紹介する。

映像コンテンツの制作技術

情報コースのマルチメディア領域の科目として、映像コンテンツの制作技術を体系的に学ぶ科目である。本科目は各専門職を養成することが目的ではないため、映像制作について体系的に扱う。また、一般的な映像制作講座ではなく、高等教育の学問分野として映像コンテンツの制作を位置づけている。映像コンテンツの制作技術を学ぶことをとおして、マルチメディアの基礎技術を理解し、映像の表現技法を習得する。

解析入門

微積分を学んだ次のステップとして、多変数関数及び複素関数の微積分について学習する。2変数の実関数を対象に、その可視化、微分、多式近似、極値問題、積分、面積・体積などを考える。次に、実変数を複素数に変えて複素関数の微積分を扱う。また、応用として留数の原理を用いた定積分の計算を紹介する。1変数の微積分を復習しつつ、歴史的な背景などを交え分かり易く解説。グラフを多用し、理解しやすい授業を展開する。

ジオストーリー

地球の営みと私たちの暮らしを結ぶ物語である「ジオストーリー」について、豊かに安全に生きるための教養として学ぶ。自ら「ジオストーリー」を見いだし著述するための背景となる知識を提供する。

力と運動の物理

物理学の基盤となる古典力学の内容を体系的に講義する。物理学を本格的に学ぼうとする層だけでなく、産業技術の現場で活躍する技術者なども念頭におく。理論体系と具体的な実例、応用例を豊富に取り上げ、現代社会における力学の役割にも触れる。本科目の習得を通して力学的自然観を身に付け、自らの立場で自然現象を分析できる能力を涵養する。

量子物理演習

学部程度の標準的な量子力学の論理と方法を、典型的な演習問題を解きながら身に付ける。1次元ポテンシャル問題、角運動量と原子の構造、摂動論を主とする近似解法、電磁場中の電子状態に重点を置く。さらに場の量子化や量子情報理論の基礎にも踏み込む。学部教養レベルの微積分と線形代数および物理学(力学、電磁気学)の知識を前提とする。

はじめての気象学

私たちにとって身近なお天気についての基礎的なリテラシーを高め、その背景にある気象学、気候学、大気科学の基礎を学ぶことで、身の回りで生起する大気現象についての理解を深め、修得した知識を日常生活に役立ててもらうことを授業の目標とする。気象学の理解のためには、基本的な物理学、数学、化学の知識が必要であるが、極力、難解な数式は用いないで気象学の解説を試みる。

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