医療系大学・大学院のバリエーションと選び方

医師不足の社会問題化、チーム医療の進展、福祉分野との連携などさまざまな課題を抱え、大きな変化の過程にある医療業界。
そんな時期だからこそ、幅広い経験を持つ新たな人材へのニーズは高まっている。医療系専門職も人材は不足しており、
今は転身のチャンス。簡単ではないが医師への転身も可能なのだ。

医学どころか、理系出身ですらない社会人。それでも、今から、しかもできるだけ早く医者になりたい!

こんな大学・大学院がある理系の試験科目を課さない医学部編入学を行なう大学も

大学の医学部では、獨協医科大学が1年次のAO入試を行なっているが、国立大学を中心に2年次、3年次の学士編入学を行なっている大学も多い。この枠で多様な経験を持つ社会人を受入れているので、4〜5年勉強に専念する覚悟があれば、社会人が今から医師をめざすことは可能。選考の際、人物重視で理系科目を課さない大学もあり、文系出身者にもチャンスはある。

大学・大学院選びのポイント人物重視で選考する大学を狙おう!

文系の学部出身者が医学部編入学を狙う場合、決して数は多くないが、群馬大学や東海大学のように入試で理系の科目が課されない大学を狙うと、受験勉強の負担を軽減することができる。ただし、それだけに競争率は非常に高い。狭き門であることは覚悟しておこう。

今度こそ、人の助けになり、心から喜んでもらえる仕事に就きたい。理学療法士や作業療法士を今からめざしたい!

こんな大学・大学院がある理学療法士、作業療法士を養成する大学が一気に増えた

今、医療だけでなく、福祉、保健、スポーツ、教育などの分野でもリハビリテーション技術への注目が高まっている。こうした状況のなか、リハビリの専門家である理学療法士、作業療法士へのニーズは伸びており、一方で、高い専門能力が求められるようにもなっている。これらの専門家を養成する大学・大学院も急速に増加。短大・専門学校から4年制に移行したケースも多い。

大学・大学院選びのポイント昼間の4年制大学でじっくり

理学療法士、作業療法士を養成する大学は、ほぼ昼間開講。編入学も理学療法・作業療法の単位修得が条件になっている場合が多い。そのため、まったくの未経験から挑戦するなら、仕事を辞めて4年間通学することになる。短大なら3年で卒業できるが、今は4年制が主流になっている。

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