こんな特徴をもった大学院がある!

社会人を含め、大学院で学ぼうとする人たちの多様なニーズに応え、近年いろいろなタイプの大学院が登場している。実務に精通したプロフェッショナルの育成を目的とする「専門職大学院」もそんな時代の要請に応え登場した大学院の一つ。大学院選びでは通学形態だけでなく、こうした大学院の特徴も知っておくことが大切。では、どのようなタイプの大学院があるのか。ここでは、とくに社会人がチェックしておきたい大学院を紹介する。
  • 専門職大学院

    「高度で専門的な職業能力を持った実務家の養成」を目的として2003年にスタートした大学院。
    従来の大学院が研究者の養成を主眼にしているのに対し、プロフェッショナルの養成に特化しているのが特色。ジャンルはMBAMOT法科大学院会計大学院公共政策などを中心に、WebITファッション臨床心理教職大学院などに広がる。近年、各地の国立大学で教職大学院の開設が進んだ事で、設置エリアが全国に広がってきた。

  • 1年制大学院

    1年間で修了できる大学院のこと。主に社会人を対象に、短期間での実務能力養成を目的として設けられている。
    一つの専攻に2年制と1年制の両方が設けられているケースや、必要な単位を修得すると1年間で修了を認める大学院のケースがある。
    効率的なカリキュラム構成やWebを用いた授業の活用により、平日夜と土日の通学のみで1年間で修了できる大学院も登場している。

  • 独立大学院

    学部をもたない大学院のこと。そのため独立大学院では新しい研究分野を扱っていることが多いのが特徴。また、一般の大学院は主に同分野の学部出身者であることが求められるが、独立大学院は学部不問とするケースが多い。例えば、独立大学院には、総合研究大学院大学、情報セキュリティ大学院大学などがある。なお、下部組織として対応する学部がない研究科のことを独立研究科ともいう。複数の学部が共同で運営しているケースが多く、より学際的な研究ができるという利点を持つ。

  • インターネット大学院

    通学制でありながら、修士論文の審査などを除き、基本インターネット上の受講によって修了できる大学院のこと。インターネットを活用した指導は、通信制では広く浸透しているが、通学制でも年々導入が広がっている。通学制の場合、メインとなるのはやはり対面式の講義であり、インターネットは一部で使用するケースがほとんど。しかし、最近では、Webの双方向性を活用したしくみを構築することで、インターネット上での学習をメインとする大学院もすこしずつ増加している。

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