既修?未修?大規模校?小規模校?法曹コースってどうなの? etc. 未修か既修かも悩みどころの一つ法科大学院選びのお悩みポイント「誌上カウンセリング」 ここに集まったのは高校生から社会人までの法曹志望者5人。法曹養成の制度が複雑化するなかで、自分に合ったルートがわからず、みんな困惑気味のようで……。Aさん るためのルートっていろいろありすぎて混乱するよね。Bさん に進学するにしても、未修か既修かという選択があるし、それ以外に予備試験ルートもあるでしょ。最近では法曹コースなんてのも登場したし。Cさん コースには興味ありますね。ところで、未修と既修って選択に法科大学院を中心とする法曹養成のためのルートは度重なる制度改革や新たなルートの追加で非常に複雑になっている。「どのルートが自分に適しているのかわからない」と頭を悩ませている人たちを専門家が誌上カウンセリング!複雑すぎる法曹養成のルートに一同困惑●取材・文/伊藤敬太郎 イラスト/タナカケンイチ 撮影/勝尾仁それにしても法曹にな確かにね。法科大学院僕は高校生なんで法曹迷うことあるんですか? 部なら既修、それ以外は未修ですよね?Eさん それがそうでもないらしい。法学部でも未修に行く人もいれば、法学部以外でも、予備校で対策して既修に進学する人もいるみたい。Cさん おお、知らなかった。Aさん 僕の悩みはまさにそこなんだよね。合格率でいけば既修だけど、あまり自信がないからじっくり学ぶなら未修もありかなって考えてる。Eさん みんな予備試験の受験は考えてるの?Bさん 私はないですね。合格率を見ると狭き門すぎるし。法学Cさん 僕は予備試験も考えてますけど、法曹コースで勉強しながら予備試験対策もするって可能なんでしょうか。Eさん いやー、わかんない。Bさん あとさ、どの法科大学院に進学するかもポイントじゃない? にはやっぱりこだわったほうがいいよね。Dさん どうなんだろうね。私の場合は、社会人だから、働きながら夜間で学ぶか辞めて昼間かという選択もあるから。合格率にこだわると行けるところがなくなりそう……。一同 うーん、悩ましい。さまよえる5人はそれぞれ専門家に相談してみることに。果たしてルート選択のヒントは得られるだろうか?司法試験合格率法科大学院選びのポイントは合格率・合格者数などのデータや立地、学費以外にもいろいろとある。ここに紹介する10のポイントはなかでも重要になる観点。自分の目的や状況に合った法科大学院を探すには、何をどうチェックすればいいのか。詳しく解説していこう。取材にご協力いただいたみなさん辰已法律研究所 専任講師弁護士原 孝至先生LEC東京リーガルマインド専任講師弁護士田中正人先生本誌編集デスクリクルート進学総研主任研究員乾 喜一郎法科大学院選び のポイント10
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