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立命館大学がスポーツ健康科学部大学院スポーツ健康科学研究科を開設

自然科学や社会科学を超えて総合的にスポーツ・健康分野にアプローチする

■ 「理論」と「実践」を学び基礎学力を育む

近年、社会の成熟化・高齢化によって、スポーツを含めた身体活動による生活習慣病の予防、アスリートがパフォーマンス向上のためトレーニングに科学的アプローチを取り入れるなど、スポーツ健康分野への社会的ニーズが高まってきている。そんな中、立命館大学では新たにスポーツ健康科学部を設置。それと同時に、同学16番目の研究科「スポーツ健康科学研究科」も開設される予定だ。
学部での核となるのは「理論」と「実践」。基礎学力に重点を置いており、日本のスポーツ・健康分野を第一線でリードする教員たちから「理論」を学び、プロスポーツや地域の現場で身につけた知識の「実践」を重ねていく。専門性、実践力、研究力の3拍子揃ったスポーツ・健康分野のスペシャリストを育成する。

■ 指導力やマネジメント力など総合的にスポーツを学ぶ

研究科では、基本コンセプトを「実践力と研究力を持った高度専門職業人の育成」を掲げ、対象者に適切な運動プログラムやトレーニング機器を開発・指導できる専門的な力量を習得する「応用スポーツ科学」。
医科学的知識、運動療法、スポーツ栄養に対する知識を深め、健康づくりの課題解決力を養う「健康運動科学」。スポーツ健康分野におけるマネジメントに関する専門知識を深め、企業だけではなく地域や非営利組織とも関わりスポーツ健康関連分野をリードできる知識を学ぶ「スポーツ健康マネジメント」の3つのカリキュラムが主軸となる。想定される進路として、競技指導者、スポーツ健康政策部局の行政職、スポーツ工学関連の技術開発職、マーケティングマネージャーなどが見込まれている。

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