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兵庫県立大学大学院

緑環境景観マネジメント研究科(専門職大学院)

緑環境景観マネジメント専攻

緑環境の保全管理技術

緑環境の把握・分析・評価、景観の創出・再生・保全技術

屋内外の緑地デザイン

公園や庭などの空間デザイン、花壇や屋内緑化などの緑の演出技法

樹木管理や栽培技術

樹木の移植や剪定、花卉や野菜類などの栽培技術

施策マネジメント手法

緑環境の施策立案、市民等との協働によるプロジェクトの実践

取得が有利な内容

環境再生医初級、自然再生士補、樹木医補など

日本で唯一の環境系・農学系専門職大学院！

同研究科は環境系や農学系の分野で、わが国初の専門職大学院として、兵庫県立淡路景観園芸学校の景観園芸専門課程での実績をもとに、2009年4月に開設した。良好な景観形成に重要な役割を果たす「緑環境」に着目し、景観形成に関する具体的な理論と技術を持ち、安らぎと活力に満ちた緑豊かで自然と調和した都市や地域を市民、NPO、企業、団体等とともに実現していく「高度専門職業人としての『緑環境景観マネジメント技術者』を育成すること」をその教育目標としている。実務家教員と研究者教員の連携のもと、現場での実習を中心とした教育を通じて、総合的かつ実践的な能力を身に付けることを教育の理念としている。

実習が６割の超実践型教育！

同研究科は、恵まれた環境での実践教育、美しいキャンパスで育まれる植物の知識、文系・芸術系や社会人経験者も多数入学、少人数制だからできる細やかな就職サポートなどの特徴を有している。カリキュラムは理論を実践につなげる「実習（全科目の６割を占める）」を中心に、実務経験のある実務家教員と研究者教員とががっちりとスクラムを組み、緑環境の基礎から実践まで幅広くカバーしている。また、演習フィールドである日本有数の美しいキャンパス、個別の机と学習スペースが確保されたスタジオ、行政組織との連携、完全個室のレジデンス（ワンルームマンション）など、他に類を見ない教育環境が整っている。

緑環境をマネジメントする３つの専門領域

「保全管理領域」では、田畑や里山、都市の緑地など、継続的な手入れが必要な緑環境を中心に、その保全管理技術を習得する（キーワード：里地・里山の保全管理、植物生態、グリーンインフラ）。「活用デザイン領域」では、庭から都市まで、街中の緑地を対象に、人と緑のつながりをどのようにデザインすれば、景観的にも美しく、また活用されるものになるかを学ぶ（キーワード：景観デザイン、環境防災、園芸植物活用）。「施策マネジメント領域」では、地域のあるべき姿を示し、それに向けて多様な人々の意見を調整していくマネジメント手法を学ぶ（キーワード：景観政策、地方行財政、公園管理、市民協働）。

授業科目一覧

植生景観構造論/景観計画デザイン論/フィールド植物観察演習/植物管理技術演習/生活空間デザイン演習/森林資源循環による生物多様性保全と地域の魅力化/都市景観保全論/緑地活用論/景観形成論/庭園文化論/共生地域創成論/地域資源・観光プロデュース/環境運営組織の事業マネジメント/里地里山の保全管理論・演習/樹木植栽管理論・演習/緑環境景観機能評価演習/景観活用デザイン演習/環境防災計画演習/環境文化活用論・演習/園芸植物活用演習/造園施工演習/ガーデンデザイン演習/緑環境評価論・演習/市民主体の緑環境マネジメント論・演習/緑環境景観政策論・演習/公園管理運営のソフト展開技術演習など

社会人経験者の学生数

学生のうち既卒者（社会人経験者）の人数
【1年生】学生20名中6名
【2年生】学生20名中4名

同大学調べ（2024年5月の在学生）