カレッジマネジメント209号
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42リクルート カレッジマネジメント209 / Mar. - Apr. 2018という統括組織を2008年に組織した。現在、約170大学が加盟しており、毎週水曜日をカレッジスポーツデイとして定め、午後は休講として対抗戦を大学キャンパスで行っている。約50競技(団体・個人)の競技成績により「大学単位」でポイントを付与し、年間総合優勝を競っている。米英だけでなく、多くの国には大学スポーツ連盟が存在し、それぞれに特徴のある事業を行っている。韓国では米国NCAAにならい、2010年に韓国大学スポーツ総長協議会を設立し、大学スポーツの振興に取り組んでいる。そして、各国の大学スポーツ連盟を統括している組織が国際大学スポーツ連盟である。ユニバーシアード競技会を開催していることで知られているが、教育研究事業にも取り組んでおり、モットーはToday's Stars, Tomorrow's Leaders である。「今日の競技場でのヒーローは明日の社会のリーダーである」との意味で、スポーツによる人材育成と地域貢献を連盟のミッションとしている。繰り返すが、日本には大学スポーツを統括する組織がないため、このような教育研究活動が全国レベルではほとんど行われていない。大学スポーツ関係者が日本版NCAAに期待するのはこのような教育研究機能である。大学スポーツ振興に関する政府予算は2017年度は1億円である。これを使用して、上述した8大学への委託事業を行うとともに、日本版NCAA創設に向けた学産官連携協議会を設置して検討を進めている。学産官連携協議会は講演会形式で行うので、誰でも参加できる。第1回目を3日本版NCAA創設に向けた現在の検討状況と今後のスケジュール学業充実安全安心マネジメントこれまでの検討状況及び今後の予定第二期スポーツ基本計画の主な記載日本版NCAA創設に向けた学産官連携協議会国は、大学及び学生競技連盟等を中心とした大学横断的かつ競技横断的統括組織(日本版NCAA)の創設を支援することにより、大学スポーツ振興に向けた国内体制の構築を図る。○ 昨年9月、平成30年度中の日本版NCAAの創設を目指し、大学、学生競技連盟、産業界等が連携して具体的制度設計を進めるため、第一回学産官連携協議会を全員参加型のシンポジウム形式で開催○ 第一回学産官連携協議会の下に、学業充実WG、安全安心WG、マネジメントWGを設置し、具体的な制度設計について検討。○ 今後は、学業充実WG及び安全安心WGで行われた議論をマネジメントWGに引き継ぎ、マネジメントWGにおいて本年3月までに具体的な事業や組織等を含めた日本版NCAAの骨子案の提示を予定。【第1回】H29.10.13●学生アスリートを巡る学業環境が抱える課題【第2回】H29.11.13●在学時の学業支援・対策について【第3回】H30.1.11●大学入学前・卒業後の観点から取り組むべき事項について【第1回】H29.10.11●学生アスリート等が安全・安心に活動するために、大学・指導者・学生等の関係者がなすべきことについて【第2回】H29.11.6●安全安心に関する統一的な予防策について【第3回】H30.1.12●保険制度等事後の対応策について【第1回】H29.10.23日本版NCAAを自立的な組織とするために各主体が果たすべき役割●大学側のメリット●具備すべき役割・機能【第2回】H29.11.20NCAAを活用した大学スポーツの活性化に向けた具体的施策●集客強化の仕組み●課題の洗い出し【第3回】H30.2.2必須機能維持を前提とした日本版NCAAの組織運営方針(予定)●組織構造●資金政策【第4回】目指すべき将来像と来期以降のロードマップ案(予定)●設立趣意書●残課題の整理10月11月1月平成29年度平成30年度3月学業充実に関する事項WGの検討対象安全安心に関する事項上記「以外」の全て関係者役割ロードマップガバナンスビジネスモデル大学スポーツ活性化とりまとめ第3回総会設立趣意書(案)ロードマップ(案)引き続き創設に向けた議論及び合意形成図1 大学スポーツの振興

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