カレッジマネジメント233号
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40進学情報サイト・情報誌、オープンキャンパス(以下OC)やガイダンス等、進路情報に特化した専門メディアを「集合メディア」とした場合、それが進路検討のあらゆるシーンで最も高いポイントとなっている。次いで、人からの「アドバイス」が2位。高校生が日常的に接しているSNSについては、進路検討のいずれの段階においてもおしなべて低い数字になった。※ポイントの考え方:各詳細メディアに対する回答者の割合(%)を足し上げた数値「信頼できる」「新しいことが分かる」「面白い」といった3つの感性的価値について、各メディアの評価を尋ねた結果を各媒体カテゴリーごとに集計すると、その傾向に違いが出た。「信頼できる」かどうかについては進学情報の「集合メディア」と最下位の「SNS」には開きがあるが、「面白い」に対しては5つのカテゴリーの数字がほぼ拮抗した。リクルート カレッジマネジメント233 │ Jul. - Sep. 2022DataZ世代は進路検討でどのようにメディアを使い分けているのか多様なメディアに意識的にあるいは無意識に接しているZ世代の高校生達。進路検討の各段階においてどのような情報源に、どのように接しているのだろうか。また各メディアに対して、どのようなイメージを持っているのだろうか。実態を探った。データマスメディアテレビ番組やラジオ番組のニュースネットメディアまとめサイトテレビ・ラジオCMメールマガジンやWebDM新聞記事SNSLINE(ニュース、広告も含む)新聞広告Twitter(ニュース、広告も含む)電車内や駅構内の広告Instagram(ニュース、広告も含む)進学情報メディア進学説明会・ガイダンスTikTok(ニュース、広告も含む)オープンキャンパス・学校見学会Facebook(ニュース、広告も含む)進学情報誌YouTube進学情報サイトアドバイス高校の先生進学情報サイト以外で学校のことがわかるサイト塾・予備校の先生進学情報サイトから届くメール家族や親戚ネットメディアネットニュース(Yahoo!など)高校や塾、地元の友だち学校案内やパンフレット高校や塾などの先輩各学校のホームページYouTuber(ユーチューバー)、有名ブロガーインターネットの口コミ(ブログ、掲示板、Q&Aサイトなど)その他(     )■調査名Z世代のメディア利用状況調査■調査方法インターネットリサーチ■実施期間株式会社マクロミル■実施期間2022年1月24日(月)〜2022年1月26日(水)■割付条件マクロミルのモニタ会員有効サンプル高1 大学進学希望者 688高2 大学進学希望者 688高3 大学進学希望者 686合計 2062【メディア区分】●調査概要図表1大学選びのプロセスにおける、5つの媒体カテゴリーの期待値「進学情報メディア」と「人」が強い情報源図表2感性価値における、 5つの媒体カテゴリーごとの期待値「面白さ」においてはSNSが健闘0306090120150(ポイント)信頼できる新しいことが分かる面白いマスメディア67.350.339.7進学路情報メディア143.4115.652.6ネットメディア78.868.440.9SNS15.841.648.0アドバイス84.953.546.2050100150200250(ポイント)大学を目にする志望校を目にする情報収集する興味を持つマスメディア86.853.227.824.7進学路情報メディア201.4159.6148.985.7ネットメディア112.894.599.151.4SNS49.332.027.816.8アドバイス149.5118.378.083.7

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