先生&親との対決の場にしない!最大限に活用するための傾向と対策、教えます★ 失敗しない進路面談!!
今までにも何回か行われてきた「進路面談」だけど、回数を重ねるごとに真剣さが増してくる。夏休み前に行われる進路面談では、何をどこまで決めればいいの?先生とはどんな話をすればいいの?親とは事前に話をしておくべき?そんなみんなの疑問に答えます!
  • 基礎編1 進路面談早わかり
  • 基礎編2 先輩たちの体験談
  • 応用編1 二者面談の対策法
  • 応用編2 三者面談の対策法
応用編2 まるで二次方程式!? 親と先生との三者面談

先生と話すだけでも大変なのに、親もいたらどうなることやら…。
そんな悩みをもつみんなのために、先輩たちに三者面談の対策法について教えてもらったよ。

親が「味方」の場合の傾向と対策
親にも受験システムを理解してもらおう

とにかく親には成績のことや進路のこと、滑り止めの学校から受験のシステムまで、話せることはなるべく話して、自分と同じくらい理解してもらったほうがいいと思います。特にセンター試験など受験のシステムについて親が理解しているのとしていないのでは、面談の進み具合や先生の発言などがまったく変わってきます。(R.T.さん)

事前に自分の考えを固めておくのが大切

やっぱり親には事前に自分の考えや気持ちを話したり、進学したいところの資料を見せたりしておくべき。面談時間は限られているから、しっかりとした準備が必要。(K.I.さん)

残すところ、敵は先生のみ?

説得すべき相手は先生しかいなくなるので、自分がその学校に行きたい理由をきちんと考えたり、試験科目などをしっかり調べておくこと。(S.O.さん)

同じ味方なら、面談には誰と行く!?

私は両親と仲が良いけれど、母は「あなたが行きたいところに行きなさい」って私の夢をただ応援してくれる感じ。父は「それを目指すならA校とB校あたりがいいだろう、どちらに行きたいんだ?」と冷静に相談に乗ってくれる。母の場合は先生に言いくるめられそうだから、冷静に自分の味方になってくれる父と三者面談したほうがいいと思った。(A.I.さん)

自分の意志を貫こう!

親が納得している場合は、もうほとんど何も心配する必要はないと思う。先生はアドバイスをするだけで、結局は自分の意志にまかせてくれると思う。親にはお金のことやら何やらで迷惑をたくさんかけてしまうけれど、親がこの進路でいいよと言ってくれているのであれば、ありがたく自分の意志を通しましょう。(H.U.さん)

役割を決めて、うまくバトンタッチを

私の場合は親がしゃべりすぎないように、親も先生も配慮してくれていた。だから自分の言葉で想いをある程度伝えたあと、経済的に…という話になったところから、親がメインで話すようにした。(E.M.さん)

親が「敵」の場合の傾向と対策
親にも受験システムを理解してもらおう

賛成されてなくても、事前に自分がその学校に行きたい理由をしっかりと話して、納得のいくまで話し合いをするべき。面談で初めて言うのは絶対だめ。(T.O.さん)

めげずに、あきらめずに気持ちを伝える

時間をかけて、しっかりじっくり自分の気持ちを親に伝えていくこと。「なんで理解してくれないの?」と思う日もあるだろうけど、めげないこと。(H.F.さん)

親の意見も聞いたうえで話し合うのが一番!

事前に自分が望んでいることを親に真剣に伝え、親の意見を聞く。そして、親の考えも踏まえて先生に相談し、自分に合った進路を考える。(K.G.さん)

ダメといわれる理由を把握する

まずは家できちんと話をすべき。親がなぜ反対だと思っているのか聞き、自分がどう思っているのかを伝えましょう。親が反対する理由が自分でも納得できる(金銭問題など)場合は、自分の意志を曲げることも大切です。(K.I.さん)

メリット、デメリットの整理も大切

自分のやりたいことに対してのメリット、デメリットを整理し、デメリットを越えるメリットがあることを主張する。先生を事前に味方にしておくと◯!(J.N.さん)

普段から頑張っている姿を見せておく!

自分の考えを認めてもらうために、普段からしっかりと勉強している姿を見せて、「頑張っているから、認めてよ」とお願いするのも手段の一つ。(S.O.さん)

「面談のプロ」大池先生のアドバイス★
夏前のこの時期は、まだまだ時間的な余裕があります。考える時間も、調べる時間も、オープンキャンパスなどで学校を訪れる時間も。焦らずに面談にGO!
そして、自分の考えていることを口に出しましょう。口に出す、自分の考えていることを言葉にすると、いろいろなことに気づいたり、大事なアドバイスをもらえますよ。

「学生生活と就職活動についてのアンケート」概要

2012年4月、リクルートが実施。大学・短大・専門学校1年生へのインターネットを利用した調査。有効回答104名。

構成・取材・文/平林朋子
デザイン/株式会社ジェイスリー
イラスト/オオツキヤスコ

進学に必要な知識&ノウハウが大集合!進学マニュアル