保護者のための進学
Journal

Q&A まずは基本を押さえて、
不安や疑問を解消しよう!

掲載されている情報は2024/3/1時点の情報です

高3保護者のための
スケジュール別Q&A

高3の4月

一般選抜志望。高3ではまず何をすべき?
第一志望校の候補を
“3校”決める

4月時点で第一志望が未定なら、すぐに決めましょう。そうしないと受験科目も決まらず、本格的な勉強も開始できません。第一志望を決める際は、

  • 1. 進路情報誌などで興味がある分野の学校を検索
  • 2. 学校パンフを多めに請求
  • 3. 入試科目が共通する3校程度をピックアップ

して“候補”を絞り込む方法がおすすめ。後々そのなかの1校を第一志望校として選び、ほかを併願校の候補にすることができるからです。

合否が出るまでは、総合型選抜・学校推薦型選抜に集中すべき?
不合格を想定し、
一般選抜対策も

不合格だった場合、秋から一般選抜対策を始めても間に合いません。並行して2~3割の時間を一般選抜の対策に充てましょう。

専門学校志望の場合、4月に何をすればいい?
今年度版の募集要項を
まずは取り寄せ

専門学校は4月には募集要項を発表するところが多いので、興味がある学校の資料や要項を取り寄せましょう。将来の職業選択に直結するので、比較検討にじっくり時間をかけることを意識してください。

受験する教科をなかなか選べない…
「私大3教科型」を
とりあえずチョイス
勉強に専念するためにも、受験教科は4月中には決めましょう。なかなか選べない場合は、私大の多くが入試に採用する「3教科型」にしておくと、出願時の選択肢が増えます。
※私大3教科型:文系は英・国・社/数、理系は英・数・理の3教科
高3の4月、保護者として特にすべきことは?
週1回30分、
子どもと1週間を振り返る習慣づけを
「勉強しなさい」と口うるさく言い続けると、かえってお子さんは反発し、受験へのモチベーションの点からもプラスとはいえません。受験勉強に関してお子さんとコミュニケーションを取るなら、週1回30分、曜日と時間を決めて、1週間の勉強をともに振り返り、次週の勉強計画を一緒に考えるよう、今から早めに習慣づけましょう。そして、それ以外では口出ししないことを徹底。この習慣と関係性を4月の段階で作っておくと、お子さんの受験勉強のよき伴走者になれるでしょう。
奨学金を利用したい!まずは何をしたらいい?
高校から必要書類を受け取り、提出期限を確認
学校により募集時期が異なるので注意!
日本学生支援機構の奨学金を利用したい場合は、高校3年生の4月になったら、在籍する高校を通じて申し込むことができます(これを「予約採用」と言います)。まずは先生に申込方法などを確認してみましょう。この際、進学先の大学や専門学校が決まっていなくても申し込みができます。
高校からは、申込関係書類(「奨学金早わかりガイド」や「奨学金案内」など)を受け取り、ご家庭で奨学金制度の概要や申し込み手続きについて理解を深めましょう。
申込関係書類を受け取ってから、申し込みを完了するまでの流れは下図のとおりです。ただ、申し込みの開始日や締切日などの詳細な日程は、高校により異なりますので、必ず先生に今年のスケジュールを確認しましょう。なお、この「予約採用」で採用されなかった場合でも、進学後に大学や専門学校などをとおして「在学採用」に申し込むことが可能です。また、2020年4月から始まった授業料等減免と給付型奨学金の新制度について知りたい場合は、文部科学省の専用サイト「高等教育の修学支援新制度」を確認してください。
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