保護者のための進学
Journal

Q&A まずは基本を押さえて、
不安や疑問を解消しよう!

掲載されている情報は2024/3/1時点の情報です

高3保護者のための
スケジュール別Q&A

高3の9月~12月

夏休み明けの勉強方法、今までと同じで大丈夫?
9月からはアウトプットを意識して、
過去問に取り組む
9月からの受験勉強は、「アウトプット学習」に切り替えることを意識。具体的には、問題集や志望校の過去問に取り組んでいきましょう。その際には、
・~11月:時間は気にせず、とにかく数をこなす
・12月~:受験本番を意識して時間配分を意識する
とGood!そして、不正解の原因が知識不足なのか、それとも知識の活用力不足なのかしっかりと分析して、実戦力を養っていきましょう。
奨学金って、秋にも申し込めるの?
日本学生支援機構では
貸与型の第二種のみ可能
貸与型奨学金のうち、利息付きで返還する第二種は高校をとおして秋にも募集あり。ただし、春ほど詳しい案内がないので、高校の先生などに確認することが重要。
年末に向けて、模試では特に何に注意すればいい?
本番を想定して
時間配分などを意識
秋からは月1回程度のペースで模試を受験。特に12月以降は結果が出願校の決定に影響するので、本番を想定して、得意な問題から先に解き、苦手な問題は後回しにするなど、時間配分も意識しながら、本番同様の緊張感を持って取り組んでいきましょう。
新設の学校や学部の入試対策は?
説明会などで
大学からの情報をチェック
新設学部の場合、過去に全学部統一入試や大学入学共通テスト利用入試の実績があれば、過去問があるので対策が可能。説明会などで予想問題を配付する学校もあります。
奨学金の採用候補者に決定!次は何をすれば…
進学後に必要な
金額の確認と検討を
日本学生支援機構の予約採用候補者に決定すると、高校から「決定通知」が渡されます。そこでまずは、申し込み時の金額が正しく記載されているかを確認。貸与型奨学金は卒業後に返還が必須なので、貸与金額に無理がないかを検討し、必要に応じて変更しましょう。また合わせて、以下もチェックを!
・奨学金の振り込み口座は開設したか
・連帯保証人・保証人などは依頼したか
・進学時に必要な書類は準備したか
9月になったことだし、そろそろ出願校を決めるべき?
4月に決めた“候補”のなかから、
第一志望校の検討開始
夏休み明けにも大手予備校の模試があるので、これを受験して夏休みまでの勉強の成果をチェック。その結果を受けて、春に決めた第一志望校のままでいいのか、検討を始めましょう。第一志望校の偏差値−10程度なら、秋の頑張り次第で力を伸ばすことは可能なので、9月の段階であきらめる必要はありません。ただし、10月以降の偏差値の伸び次第では第一志望校を変更することも視野に入れ、同じ入試科目で受験できる学校をこの段階からよく探しておくことも大切です。
受験料って学校によってちがうの?
国公立・私立でちがい、さらに入試方法でも異なる
まとめて出願すると学校によっては割引も
大学の場合、国公立か私立かで異なりますが、一般選抜の検定料はほぼ同じ。ただし、出願方法によって学校ごとに異なる場合も。また下図のとおり、国公立大学では大学入学共通テストの申し込み時と、各大学の受験時の2回費用がかかります。
私立大学では総合型・学校推薦型・一般選抜と、どれも1回の検定料は3万5000円程度が大半ですが、大学入学共通テスト利用選抜はこれより安くなります。またネット出願だと受験料が安くなったり、一度に複数の学部・学科に出願すると割引になる大学も増加中。
最近は1回の試験で複数学部に出願できる統一入試や、大学入学共通テストの利用や併願など、受験方法の多様化が進み、前期・後期と複数回の受験が可能になって、受験にかかる費用の平均額は40万円近くに。また国公立でも私立を併願する人が多いので、入学する学校への納付金とは別に、受験にかかる費用は余裕をもって準備することが大切。専門学校の受験料は1回2万円が一般的です。
※国立大学・私立大学は各大学の入試要項などの検定料に関する情報をもとに作成(2024年2月時点)。大学入学共通テストは、大学入試センター「令和6年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト 受験案内」より ※日本政策金融公庫「令和3年度 教育費負担の実態調査」より。
Fromスタサプ編集部
スタサプ編集部

上図を見ると、滑り止め校に納める納付金は進学先に関係なくほぼ同額。国公立大学志望者は私立併願が大半なので、その分の費用も忘れずに!

受験料を抑える方法はある?
大学ごとの割引制度を利用するのがコツ
試験会場を選べれば交通・宿泊費も節約!
今はインターネットで出願すると、検定料が割引になる学校があります。同じ大学で複数の学部・学科を受験する場合、何度かに分けて出願するよりも、一度にまとめて出願すると割引になる大学が多いです。ネット出願の場合、検定料はクレジットカード払いやコンビニ支払いが選べ、一度に複数学部・学科を出願すると、2学部目から1万円以上安くなる大学も。
また試験会場を複数の都市から選択できる大学もあり、遠方の場合は自宅近くを選べば交通費などを抑えられます。
※編集部調べ(2024年2月時点)。
最終出願校はいつまでに決めたらいい?
試験日程が確定し始める11月中が目安
受験校数は平均で5校程度
模試の結果を見ながら、11月までに最終出願校を決めていきます。国公立大学志望の場合は、受験できる校数が限られるので、模試の判定が厳しい場合は第一志望を変更する必要も。また私立大学の場合、何校でも受験はできますが、現実的に合格可能性がある大学を軸に受験の計画を立てていく必要があります。試験日程が確定し始める11月中には、第一志望校と併願校を決定しておいたほうがよいでしょう。併願校は、偏差値のレベル別に選んでいきましょう。
Fromスタサプ編集部
スタサプ編集部

平均偏差値は高3の4月以降の偏差値で算出!11月頃までには併願校を決めましょう。

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