国公立・私立でちがい、さらに入試方法でも異なる
まとめて出願すると学校によっては割引も
大学の場合、国公立か私立かで異なりますが、一般選抜の検定料はほぼ同じ。ただし、出願方法によって学校ごとに異なる場合も。また下図のとおり、国公立大学では大学入学共通テストの申し込み時と、各大学の受験時の2回費用がかかります。
私立大学では総合型・学校推薦型・一般選抜と、どれも1回の検定料は3万5000円程度が大半ですが、大学入学共通テスト利用選抜はこれより安くなります。またネット出願だと受験料が安くなったり、一度に複数の学部・学科に出願すると割引になる大学も増加中。
最近は1回の試験で複数学部に出願できる統一入試や、大学入学共通テストの利用や併願など、受験方法の多様化が進み、前期・後期と複数回の受験が可能になって、受験にかかる費用の平均額は40万円近くに。また国公立でも私立を併願する人が多いので、入学する学校への納付金とは別に、受験にかかる費用は余裕をもって準備することが大切。専門学校の受験料は1回2万円が一般的です。
検定料
※国立大学・私立大学は各大学の入試要項などの検定料に関する情報をもとに作成(2024年2月時点)。大学入学共通テストは、大学入試センター「令和6年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト 受験案内」より
進学先別 受験にかかった費用の平均額
※日本政策金融公庫「令和3年度 教育費負担の実態調査」より。
上図を見ると、滑り止め校に納める納付金は進学先に関係なくほぼ同額。国公立大学志望者は私立併願が大半なので、その分の費用も忘れずに!