保護者のための進学
Journal

Q&A まずは基本を押さえて、
不安や疑問を解消しよう!

掲載されている情報は2024/3/1時点の情報です

高3保護者のための
スケジュール別Q&A

高3の1月~

受験日程の組み方のコツは?
試験が3日続いたら
必ず1日休みを
一般選抜は、1月中旬の大学入学共通テストから本格的にスタート。私立大学は2月が受験のピークです。複数の学校を受験する場合、試験日が集中することも少なくありません。高校生は定期テストで3日連続の試験に慣れているので、続けて受験するなら同じエリアで3日まではOK。4日以上となると、集中力・体力面に影響が出てくるので、試験が3日続いたら必ず1日は休みを入れるようにしましょう。長距離移動がある場合は、その疲れも考慮する必要があります。
倍率の高い大学の受験は危険?
倍率よりも
合格最低点が重要
実質倍率 (受験者数÷合格者数)は難易度の参考にはなりますが、学校ごとに受験者のレベルのちがいがあるので注意が必要。合格の可能性は、過去問で合格最低点をクリアできているかどうかで判断したほうがより正確です。
複数校受験する場合、受ける順番は?
まずはすべり止め校から受験し、
入試の雰囲気に慣れる
第一志望への予行演習も兼ねて、よりプレッシャーが少ないすべり止め校からまずは受験すると、入試全体の雰囲気もつかめるのでおすすめです。
遠方受験の場合、交通費や宿泊費はどれぐらい?
1回の受験で数万円~
10万円程度かかる場合も
仮に地方から首都圏の大学を3校受験すると、日程によっては1週間くらいの滞在が必要。そのため、2食付きのホテルだと、交通費と合わせて10万円近くかかることも。受験生が割引になる宿泊プランをうまく利用するのも一手です。
※受験費用や交通費・宿泊費などの金額は編集部調べ(2024年2月時点)。
入学手続きで払ったお金は、戻ってくるの?
手続きをすれば
授業料などが返還されることも
浪人を避けるなら、合格した大学の入学手続きをしておくことは鉄則。このとき支払う入学金は、入学の権利を得るためのものなので、入学を辞退しても戻ってきません。ただ初年度納付金を全額納めた場合は、3月中に必要な手続きをすれば授業料などは返還されます。また最近は、1回目で入学金を、1~2週間後の2回目で残りの納付金を納める二段階方式を採る私立大学が増加中。これなら2回目の手続き期限までに他校の合否が確認できるので、合格発表日と入学手続きの締め切りを把握しておくことが大切です。
特待生入試はやっぱり難しい?
志望校のレベルを落として
ねらう方法もあり
同じ大学でも、特待生入試は当然難度が上。より確実に合格を目指すなら、志望校のレベルを落とすのもアリ。
遠方での受験、どんなことに気をつければいい?
ホテルから試験会場までの移動時間に注意
周辺環境やホテルの設備なども要チェック
地方から都市圏に遠征して受験する場合などは外泊をすることになります。
まず注意したいのはホテルから試験会場までの移動時間。徒歩圏内のホテルが理想ですが、電車移動が必要な場合も、できるだけ移動時間が短くて済むところを選びましょう。慣れない土地なので、乗り継ぎなどもできるだけ少ないほうがトラブルもなく安心といえます。
なお、同じエリアで複数校受験する場合は、中間地点のホテルを選択。受験校同士の距離があまりに離れている場合は、別々にホテルを取ることも考えてください。そのほかにも、ホテルの周辺環境なら、
  • ・通勤・通学ラッシュはひどくないか
  • ・高速道路などの騒音はないか
  • ・近くにコンビニはあるか
などを、またホテル自体についても、
  • ・勉強机や電気スタンドは備え付けか
  • ・モーニングコールサービスやタイマーはあるか
  • ・試験会場への送迎サービスはあるか
などは重要なチェックポイントです。
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