

矢野 莉紗
大阪府 警察行政職(内定)
法学部 法学科 4年次生
昔から、将来は漠然と公務員になりたいと思っていました。特に何か強い動機があったわけではありません。ただ、会社に入って営業をしたり、商品開発をしたりするのは、何となく違うなっていうのがあって。大阪学院大学を志望したのは公務員対策をはじめ資格講座が充実していたからなのですが、学部はなかなか決められなくて。会社に入るつもりはないから商学部や経済学部は違うし、中学まで得意だった英語は高校で成績が落ちたので外国語学部も違うし…。そうして最後に残ったのが法学部だったんです。
公務員の中でも、最初から警察に決めていたわけではなくて。裁判所の運営をサポートする事務官に興味があったし、子どもが好きなので教師を勧められたこともありました。警察官は、交通安全教室のお姉さんがかっこいいなと思っていたくらいで(笑)それが、法学部の授業で少年法について学んだときに、警察官が子どもたちの更生を手助けしていることを知ったんです。「警察で働きたい」自分の中に、初めて積極的な感情が芽生えた瞬間でした。

2年次に「公務員試験対策講座(基礎力養成)」、3年次に「公務員試験対策講座(警察官・消防官・市役所)」と、2つの講座を受講しました。担当の先生には勉強のことだけじゃなく、進路のこともいろいろと相談に乗ってもらいました。警察官をめざしていたものの、試験が近づいてくると体力面が不安になってきて…。悩みを打ち明けたところ、「警察組織で働きたいなら、警察官以外に事務の仕事もあるよ」と教えてもらったんです。そこで、警察官と並行して、警察行政職の試験も受けることにしました。
バラエティ豊かな10ジャンル・41講座(2024年度実績)があり、すべての講座をキャンパス内で開講。授業が終わったあとにスムーズに受講できます。さらに、対象となる入試制度の入学者は4年間、資格講座を無料で受講できる「資格講座優遇制度」を利用できます。
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結果的に、警察官と警察行政職の両方に合格することができました。どちらにするか迷いましたが、私は縁の下から組織を支えるほうが力を発揮できるタイプ。警察官が対外的な役割を主に担っているのに対して、警察行政職は内部の組織運営に従事します。具体的には、予算の編成や、警察官をはじめとする職員の採用、指紋鑑定や運転免許に関する業務などを担当します。私に向いているのは行政職だな。そう思ったのは、ダンス部での経験があったからでした。
大学ではダンス部に所属しています。3年次に幹部になったのですが、70人以上のメンバーをまとめるのは想像していたよりも大変でした。なかなか意見がまとまらないし、事前に連絡しても集合時間に集まらないし…。そんな中、自分勝手な意見には毅然とした態度をとり、できるだけみんなが納得できる方向性に持っていく。何度も口を酸っぱくして伝え、集合時間を厳守してもらう。メンバーが最高のパフォーマンスを発揮するために、嫌われてもいい覚悟で取り組んだ結果、少しずつ組織がうまく回り始めました。

警察行政職も、警察官と同じように正義感を持って市民の暮らしを守り、街の治安を維持する責任感のある仕事。だから、仕事はずっと続けていきたいと思っています。そしてもうひとつ、私には続けていきたいことがあります。それは、小学生のときに地元の道場で始めた合気道。もう10年以上になりますが、いずれは子どもたちを指導できる立場になりたいと考えています。技だけじゃなく、心を強く持つこと。武道を通して、一番大切なことを伝えていきたいです。

- 矢野 莉紗
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法学部 法学科 4年次生
兵庫県立宝塚高等学校 出身
大阪府に警察行政職として内定。体力テストに自信がなく、警察官になることをあきらめかけても、警察組織に入ることは決してあきらめなかった。理由は「警察は働いていることを誇りに思える場所」だから。アルバイトは自身も通った塾の講師。「勉強が楽しくなった場所なので、その恩返しがしたい」という思いで、入学後から4年間続けている。
学部・学年などのプロフィール、内定先の情報は、2025年2月現在のものです。
〒564-8511 大阪府吹田市岸部南二丁目36番1号
TEL:06-6381-8434(代表)











