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医療
月経時の重だるさ解消法

あの「重さ」や「痛み」の原因は?
月経とは、妊娠が成立せず不要になった子宮内膜を、ホルモンの作用で子宮を収縮し体外へ排出することです。月経が重くなる理由は様々ありますが、要因の一つとして、子宮内膜の出口は赤ちゃんが産まれる場所と同じであることが挙げられます。月経で子宮内膜を排出する時、骨盤は出産する際と似たような動き方をするので腰痛が生じやすいのです。その対処法としては、骨盤を構成している「仙骨」という骨を起き上がらせるようにするのがいいでしょう。やり方は、数枚のバスタオルを縦に巻いてポール状にしたら、背骨に沿ってその上に横になるだけ!骨盤周囲の筋がリラックスすることで仙骨の位置が整います。
痛みを軽くする“座り方”のコツ
月経が重くなる要因はまだあります。子宮内膜は子宮の収縮によって排出されますが、子宮が収縮しやすい環境になっていることが大切です。猫背姿勢のように座った時の「座位姿勢」が良くないと、下腹部の圧迫によってより強い子宮収縮が強いられ、下腹部痛が生じやすくなります。そんな時には、座位姿勢をバスタオルで調整して骨盤を常に立たせた状態に保つことで、子宮は過度な収縮を強いられず子宮内膜を排出することができます。さらに、女性は常にホルモンバランスが変動しているため、バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動といった生活習慣も大事。楽しい毎日を過ごすために、体のメンテナンスにも目を向けてみてください!


