文京学院大学

2024.03.21

AI

ビジネス

スマホにひそむAI技術

今回は、AIを使いこなすコツを先生から聞いてきました!

自撮りをかわいく盛れるのはAIのおかげ

AIはちょっと難しそうに感じるかもしれませんが、私たちはすでに毎日しっかり使いこなしています。SNSに投稿する写真を簡単に「盛る」ことができるのは、AIがウラでいい仕事をしてくれているからです。ほかにも、スマホに話しかけて検索できるのも、英語をすぐに翻訳してくれるのも、ショッピングサイトがおすすめの商品を紹介してくれるのも、全部AIのおかげです。最近話題になっている「生成AI」は、私たちが普段の話し言葉で頼みごとをすると、その意味を読み取ったAIが、質問に答えてくれたり、写真を合成したり、イラストを描いたりしてくれます。私たちにとってAIは、特に難しいことを考えなくても、とても賢く働いてくれる頼りになる存在です。ただ、いくら便利だからといっても、くれぐれも学校の宿題をAIに頼もうとはしないでくださいね。

AIは嘘つき?

例えばチャットのように一つの仕事に特化したAIの性能は上がってきてはいますが、まだSFに登場するロボットのように様々な種類の仕事をこなすことはできません。上手に使えばとても便利なのですが、気をつけなくてはいけないのは、AIは出した答えに責任を取らないということです。AIは即座に答えを出してくれますが、それが正しいかどうかは、まったく別の問題です。例えるなら、AIはとても親切で頭が良いんだけど、悪気なく嘘をつく人のようなものだと思ったほうがいいのです。本当か嘘かを見極めなくてはいけないのは、AIを使う私たち自身。人間とAIの役割分担をきちんと行うことが、スマホに潜んだAIを使いこなすコツです。

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Profile
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関西出身の野球ファンです。久しぶりのARE(アレ)を噛み締めつつ研究に励んでいます。
研究テーマ:機械学習の応用/力学系に付随する作用素環