文京学院大学

2024.04.10

子ども

多様性

「学校の先生」以外で子どもと深く関わる仕事とは?

子どもが好きなあなた。こんな仕事知ってますか?

子どもたちと一緒に未来を描く仕事

子どもたちと関わる仕事は、保育士や幼稚園・学校の先生だけではありません。例えば親から虐待を受けた子どもや、貧困の中で育つ子どもが、自分らしく、よりよく生きていくことを支えることが、子ども家庭福祉領域のソーシャルワークの仕事です。ソーシャルワーカーは、“福祉のアンテナ”を立てて、心の奥底にしまい込まれている子どもの声を聴きます。「びくびくしないで過ごしたい」「こんな仕事をしたい」「進学したい」という子どもの思いに気づき、一緒に夢を見つけ、多くの専門職と協働し地域社会資源を活用しながら、そこに到る道筋を共に歩いていきます。ソーシャルワークは、子どもたちと一緒に未来を描く仕事です。

「自分がやりたいこと」を言えない子どもたち

「自分がやりたいこと」を言えない子どもと出会った時、高校生の皆さんはどうしたら良いのでしょうか。まず、子どもの傍らに寄り添い、その話にじっくりと耳を傾けてください。もしかしたら最初は、とても小さな声かもしれません。しかし子どもの本当の思いが伝わってきた時に、「あなたにできること」が見えてくるでしょう。そして将来、子どもたちと深く関わりながらソーシャルワーカーとして活躍する上では、子ども家庭福祉の制度や支援スキル、倫理や価値など、様々な専門性を習得すると共に、それを支えるための豊かな人間性を耕すことも、とても大切になります。

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Profile
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趣味は散歩です。歩きながら、花の固いつぼみがふくらみ、開いていく様子を見るのが楽しみです。季節ごとの花の匂いをいっぱいに吸いこむと、元気がでます。
研究テーマ:子ども家庭福祉