授業の裏側にDIVE! シリーズ#4

大学での効果的な「学び方」を学ぶ。
本格的な演習科目に向けた“助走期間”。

観光まちづくり学部

導入ゼミナール

導入ゼミナール 授業風景

授業紹介

観光まちづくり学部では、1年次前期の必修科目として、レポート作成やプレゼンテーションなど、大学で必要となる基礎的な力(アカデミックスキル)を身につける「導入ゼミナール」の授業を行っています。今後始まる本格的な演習科目に向けた“助走期間”となるのがこの授業。実践的に身につけられるスキルや、実際の授業の様子をご紹介します。

米田 誠司 教授

米田 誠司

観光まちづくり学部 教授

早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。東京都庁、由布院観光総合事務所事務局長を経て、熊本大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。博士(公共政策学)。愛媛大学法文学部准教授を経て現職。研究テーマは観光政策、地域政策、移住政策。共著に『由布院モデル: 地域特性を活かしたイノベーションによる観光戦略』(学芸出版社)ほか。

入学後すぐに基礎的アカデミックスキルを学ぶ理由は?

大学での「学び方」を身につける“助走期間”

國學院大學の観光まちづくり学部の特徴は、演習科目を中心とし、グループ研究やフィールドワークの機会が多いこと。講義のようにただ聞いていれば良いわけではなく、「自分で問いを立てる」「情報を集めて整理する」「他の人と議論する」「発表する」といったスキルが大切になります。正解のある問題を解くことの多い高校時代とは、学び方が大きく異なるもの。そのギャップを埋めるのが、この導入ゼミナールの授業です。

ここで培った力が、演習やゼミ研究の土台になる

今後始まる演習での学びを深めるために、まずは効果的な学び方を身につけます。ここで身につけた基礎的なアカデミックスキルは、この先のレポートやプレゼンテーション、ゼミ研究、卒論など、大学での全ての学びに応用が可能。2年次、3年次の学生から「今だからこそ導入ゼミナールの価値が分かる。あの時に学んでおいてよかった」という声も聞きますし、社会人になってからも活かせるスキルとなるはずです。

導入ゼミナールの授業の特徴は?

01

少人数制

20クラスに分かれ、1クラスあたり15〜20名程度で構成されます。全員に発言の機会があり、教員との距離も近いため丁寧なフォローが受けられます。学生同士の関係も築きやすく、入学後すぐに友人が作りやすい授業でもあります。

02

実践トレーニング

「情報収集」「図書館の利用」「引用・参考文献の整理」など、課題を通して実践的に身につけていきます。事前学修→授業→事後学修をセットに、インプットとアウトプットを繰り返すことで、単なる知識ではなく、使えるスキルへと変えていきます。

03

グループワーク中心

少人数制のクラスの中で、さらに数名ごとのチームに分かれて、グループワークを行います。メンバー間で協働しながら、役割分担、ディスカッション、共同発表などを行い、成果へとつなげていく経験を積むことができます。

04

多様な専門を持つ教員陣

観光まちづくり学部の教員は、それぞれが観光政策、都市計画、マーケティング、伝統文化、環境保全など専門性を持ち、過去に民間企業や自治体で実務経験を持つ方も多数。地域課題解決や観光ビジネスの話など、実社会でのリアルな経験にも触れることができます。

習得できるスキルは?

導入ゼミナールでは、観光まちづくり学部での学習を始めるにあたり、必要となる初歩的なアカデミックスキルを学びます。どのような課題を行い、どんなスキルが身につくのか、いくつかご紹介します。

情報収集

さまざまな情報収集の手段、図書館の利用方法、オンラインデータベースの利用方法などを習得します。

課題

自分が情報収集したいテーマを決めて、引用文献や参考文献がきちんと示されている資料を3つ用意し、授業で発表。他にも課題として出された文献を図書館で探し、特定する学習もあります。

レポート執筆の準備

レポート作成に向けたアウトラインの検討・準備、分かりやすい文章表現、レポートの体裁の整え方などを学びます。

課題

レポート作成にあたり、自分で準備したアウトラインに沿って、既定ページを満たすよう文章を執筆。伝えたいポイントを整理し、研究発表の構成を組み立てます。下記のプレゼンテーション大会の後に、レポート執筆も行います。

プレゼンテーション

プレゼンテーションの基本、ツールの使い方、アウトラインやスライドの作成方法などを学びます。

課題

実際のプレゼンテーションに向けてアウトラインと時間配分、スライドの構成を検討します。スライドとレジュメを作成し、発表の準備を行います。その後、授業でプレゼンテーション大会を開催し、グループワークで相互フィードバックを行います。

授業潜入レポート!

「第3回 情報収集(1)」の授業の様子を紹介します。

少人数制のクラスで、4人前後のチームを作っています。

授業は、グループワークからスタート!
「観光まちづくり学部を選んだ理由」「関心ある学びの分野」「イメージしている進路」をそれぞれが共有。付箋でそれぞれのアイディアを貼り付けてまとめていきます。

お互いを知るにも適したテーマ。「なんでそう思ったの?」「私も同じ!」といった感じで、会話も盛り上がっていました。

米田教授も各テーブルをまわって声をかけたり、質問を投げかけたり、学生同士の会話が自然に広がるよう、コミュニケーションを促していました。

その後、どんな意見が出ていたのか、グループごとに発表。

続いて、情報収集の授業へ。情報収集の目的や多様な情報源、文献資料の種類などを学びます。

その後、前回授業の事後学修で準備した「興味ある書籍や論文」を、その理由と共に1人3点発表していきます。興味あるテーマは「町おこし」「観光政策」「自然観光資源」「観光地経営」「オーバーツーリズム」など、多種多様でした。

授業を通して印象に残ったのは、1年生に向けた米田先生の言葉。
「興味のある分野や進路は、ぜひ書き留めておいてください。この4年間で、きっと大きく変わっていきます。学びを深める中で変化していくのは、ごく自然なこと。フィールドワークなどの経験を通して自分の視野を広げ、その変化を楽しんでほしいと思います」。

興味関心を広げ、学びを深め、確かな力へとつなげていく。
導入ゼミナールは、その土台を築く授業です。
ここで身につけた力が、4年間の実践的な学びを支えていきます。

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