桜美林大学 芸術文化学群の倉田来実さんが八王子織物工業組合主催で同組合のオリジナルブランド「マルベリー・シティ」のネクタイデザインコンペで入賞した。
 
八王子織物工業組合では、400年以上の歴史と伝統をもつ八王子織物の発展と普及のため、「マルベリー・シティ」の製品として、毎年新しいジャカード織ネクタイを作成し、発表している。
 
ネクタイデザインコンペはその一環で、テキスタイルなどを学ぶ学生を対象にデザインを募り、優れた作品を製品化。
 
4回目となる今年は204点の応募があり、18点が入賞。その1つに倉田さんのデザインが選ばれた。
 
「テキスタイル演習(染織)」担当の藤田茂先生からコンペ参加を勧められた倉田さん。もともと服飾に興味があり、「自分のデザインしたネクタイがあったらいいな」という純粋な思いで応募を決めたそう。
 
今年のコンペテーマ「ブリティッシュ」に沿って、モチーフをイギリスの国花「赤いバラ」に決定。途切れなく続く柄をデザインするため、基本になる柄を6㎝×6㎝の正方形に手書きでデザインした。
 
受賞に対して、倉田さんは「入賞すると思っていなかったので、とにかくびっくり。自分のデザインしたネクタイが製品化されて、感動しています」と、応募当初の願いが叶ったことを嬉しそうに話してくれた。
 
「これからも積極的にコンペに挑戦していきたいです。織物についても、もっと勉強したいと思っています」と、今後への自信にも繋がった様子。

 
なお、倉田さんのデザインしたネクタイは八王子織物工業組合直営ショップ「ベネック」で販売中。在庫に限りがあり、店頭にない場合は予約を受け付けてる。

 
詳細リンク先(https://www.obirin.ac.jp/info/year_2018/r11i8i000002ceji.html)