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中村学園大学、「おせちプロジェクト」販売がスタート

(2021/11/4)

中村学園大学フード・マネジメント学科の4年生が「新・博多おせち 『新和美伝』(しんわびでん)」を完成させた。

このおせちの名前には「三世代が繋がりを持てる新しいおせち」という思いがこめられている。



プロジェクトのはじまり

このおせちプロジェクトは、伊藤忠食品株式会社様からフード・マネジメント学科にオファーをいただいたことがきっかけで、商品開発や企画に興味がある有志の学生が手を挙げ、スタートした。

プロジェクトメンバーのなかには、おせちをほとんど食べたことがないという学生も。

おせちについて理解を深めるため、幅広い世代を対象にしたアンケートを実施し、特に若い世代にとっておせちがどんな位置づけなのかを調査した。
また、おせちの背景にある食文化について、このプロジェクトを指導する松隈 美紀教授の講義を受け、おせちにこめられた意味や郷土料理について理解を深めた。



新しい博多のおせちをめざして

おせちが持つ文化的背景と、若い世代の感覚を融合させたおせちを目指し、「三世代が繋がりを持てる新しいおせちをつくる」をテーマに、オリジナルのおせちメニューを考えた。



伊藤忠食品株式会社様、大丸福岡天神店様へのプレゼンテーションでは、理論で学んだことを、実現させることの面白さと難しさがあった。
授業でのプレゼンとは違う緊張感のなか、自分たちの言葉で提案をし、企業から現実的なフィードバックをいただく経験は、まさに食ビジネスの実際を体感する経験だった。



完成までの試行錯誤の道のりと、コロナ禍

グローフーズ株式会社様に製造を引き受けていただくことが決定してからは、試作品をつくってはやり直す、の試行錯誤の時期が続く。

特に解凍後の美味しさには苦戦し、何度も検討を重ねた。

ついに完成形がみえてきて、実現まであと少し…!というところで、日本で新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まった。

コロナ禍のために思うように活動できなくなり、メンバーはこのとき、本当に販売まで実現できるだろうかと、不安を感じたという。



プロジェクトを通して成長

このおせちプロジェクトが始まったのは、メンバーが1年生のとき。

2年、3年…と進級し、自身のフード・マネジメント学科で学びを深めるにつれ、明確な自分の考え、判断力が身に付き、プロジェクトに対してもより主体的になったそう。

食に関する科学的な知識と技術、食をビジネスにつなげる学びを、このおせちプロジェクトで実践につなげることができた。

メンバーが卒業を来春に控えた今、ついに販売がスタートした。



フード・マネジメント学科での学びを活かしながら作りあげたおせち。ぜひご賞味を。



大丸福岡天神店様で店頭およびインターネットでの予約が開始している。

電話・FAXでの予約は10月25日から。

【予約・問合せ】大丸 福岡天神店

https://tenjin.daimaru-matsuzakaya.jp/ITEM/21B176981



■詳細リンク先(https://www.nakamura-u.ac.jp/un_food_topics/21775/)