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東海大学、2022年4月「児童教育学部児童教育学科」設置認可

(2021/10/7)

東海大学は、2022年4月設置に向けて準備を進めていた「児童教育学部児童教育学科」について、2021年8月27日付で認可された。



児童教育学部の教育内容については、2022年度学部情報を確認。



児童教育学部児童教育学科は、乳幼児・児童期の保育・教育を総合的に学ぶことで、保育士資格、幼稚園教諭一種免許状、および小学校教諭一種免許状を同時取得することが可能。



保育園・幼稚園から小学校までの教育を統括して理解できる教員・保育者の養成を目指す。



《児童教育学部で目指すこと》



社会は、多くの「人」で成り立っている。



その「人」には、もちろん子どもも含まれる。特に子どもは次世代を担う存在であり、子どもたちの成長発達、その感性やものの考え方が、次の社会をつくっていく。



このように考えると、子どもの成長発達を支え、子ども一人ひとりが幸せに生きるための力の基礎をつくる教育・保育の仕事はとても重要なもの。



大人と違って、発達の途中にある子どもの成長はもともと個人差が大きいものだが、それだけでなく、現在では、発達に課題のある子ども、外国籍や異文化の環境の中で育つ子ども、また虐待や貧困などの養育環境の中で育つ子どもなど、子どもや子どもを取り巻く環境が多様化している。



これらは、子ども自身の持つ資質や文化、または子どもの養育環境とそれを生み出した社会的課題と深く関わっているため、教員・保育者には、その社会的課題に対する深い理解と必要な知見に基づいた適切な対応、判断することが求められている。



一方で、教育・保育は、「何を教えるか」以前に「子どもが何を求めているか」などの「子ども理解」から始まる。



ただ、その子ども理解は、目の前の子どもの姿だけで分かるものではない。



発達途上にある子どもの今の姿は、前の段階からつながっているとともに、次の段階へつながっていて、それらが「成長」となってあらわれている。



そのため、教育・保育では、成長のプロセスという連続性を軸に捉えるとともに、その指導・援助も連続性に基づいた「見通し」を持っていなければならない。



このような状況を踏まえ、児童教育学部では「多様な子どもを連続的に見通す力」を持った教員・保育者の養成を行う。



そして、子どもとそれを取り巻く社会状況を踏まえた、教育・保育に関する専門的な知識・技能を身に付け、多様な子どもたちの成長と学びについて、見通しを持って連続的に援助・指導する力を持った教員・保育者を養成する。



そして人々が幸せに生きていける共生社会・調和の取れた文明社会の実現を目指していきたいと考えている。



《学部のポイント》



1:多様な子供を連続的にとらえる実践力の養成

多様な子どもについて学ぶとともに、乳幼児期から児童期までの子どもの姿を連続的に捉えることで、求められる実践力を身に付ける。



2:「得意」をつくる特化プログラム

自分の興味関心に応じた教育・保育の諸課題に向き合い、実践の場で活用できる「得意」をつくる。



3:地域との連携を重視した現場体験プログラム

学内に開設する子育て支援施設「あかちゃんひろば」(保育実習室)等を活用し、地域と連携して、教育・保育を実践的に学ぶ。



《進路・資格・免許》



児童教育学部では、所定の単位を修得した場合、卒業と同時に次の免許・資格を取得できる。



教職資格

・小学校教諭一種免許状

・幼稚園教諭一種免許状



国家資格

・保育士資格



詳細リンク先(https://www.u-tokai.ac.jp/news-notice/47166/)