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東北芸術工科大学、学生団体がチョコレートブランドの開発とデザインを実施

(2021/9/28)

東北芸術工科大学の学生団体「東北芸工大スイーツ学科」では、山形の素材を使用したスイーツの商品開発やそれに関する企画などを行っている。



先日、「カキノキノブラウニー」を開発した際にご協力いただいた、上山市のだんご本舗たかはしの新たなチョコレートブランド立ち上げに伴い、全体的なブランディングの提案をさせていただき、この度商品化された。



今回誕生したブランドは「Ora da cacao」(オラダ・カカオ)。

国際的企業のピュラトスが取り組むサステナブルプログラム「カカオ・トレース」という、カカオ生産者の栽培技術を支援し、収入・生活水準向上をサポートする仕組みに賛同したブランドだ。

ブランド名にある、「おらだ」は山形弁で「私たちの」という意味で、上山でもよく使われている。また、「da」には、イタリア語で「~から」といった意味がある。

上山から届けるチョコレートブランド、また、カカオを栽培している方々にも、私たちの作ったカカオから作ったものだ、と誇りに思っていただけるようにと提案した。



また、ロゴ制作にも取り組んだ。1つのブランドロゴを制作するのは責任重大で、何度もヒアリングと調整を行った。

コンセプトとしては、チョコレートのもつ溶けることで形を変えられる要素、上質さや「一見方言ではない」という要素をベースに制作した。頭文字の「O」がカカオ豆のように見えるのも、素材にこだわっていることを表している。

大きなカカオ豆のような「O」を見かけたら、すぐにわかるデザインになった。ぜひ手にとって見ていただきたい。



Ora da cacaoの商品第一弾となる「オラダ・カカオシュー」。

ベトナム産カカオを62%使用しており、シュー生地もクリームも濃厚なチョコレートづくしの一品となっている。今回、スイーツ学科としてパッケージフィルムのデザインも制作させていただいた。ロゴをメインに取り入れ、オラダ・カカオとピュラトスの繋がりを意識してデザインした。



だんご本舗たかはしの高橋社長からは、

「今回、スイーツ学科の皆さんと商品開発ができ新たな刺激をたくさんもらいました。

 女性ならではの感性、若い世代からの視点、デザインによる視覚効果など、これまで持っていた固定観念を改めてほぐしてもらった気がします。今後は、カキノキノブラウニーを含めたサステナブルなカカオスイーツショップのオープン、新たな視点の和菓子店、冷凍スイーツの自動販売機事業、社内デザインの統一化など、いろんなアイデアを着実に具現化していきたいです。」

とコメントをいただいた。



オラダ・カカオシューは上山市のふるさと納税返礼品として登録されている。

https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=327127

https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=385590

https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=385573



かみのやま温泉駅前の「だんご本舗たかはし」の店頭でも購入可能。

https://www.dangohonpo.jp/

https://dangohonpo.thebase.in/items/43812461



文:東北芸工大スイーツ学科(企画構想学科2年) 山中香澄、石岡怜乙



■詳細リンク先(https://www.tuad.ac.jp/news/events/7292/)