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法政大学大学院

人文科学研究科

国際日本学インスティテュート

アジアの中の日本

アジアと日本、日中文化論の現在、東北アジアの文化伝播など。

伝統文化と民衆世界

仏教思想と美術、神話と歌、日本語の歴史と現在、江戸の文芸文化等。

風土が作る文化

現代アジア文化論、文学と風土などについて研究を行う。

もう一つの日本文化

異形の日本誌、沖縄文芸史などについて研究を行う。

日本の美と芸能

能と楽劇、日本芸能などについて研究を行う。

多様な専門領域・国籍の教員と学生が日本の文化・社会を考える

国際日本学インスティテュートは、日本の文化・社会を研究し、それを世界に発信する仕組みの一つとして、2003年度に修士課程が、2004年度には博士後期課程が開設された。
通常の研究科の専攻とは異なり、多様な専門領域に属する教員がさまざまな角度から日本の文化をとらえ、研究指導を行っている。また、学生は日本の事象について海外でも同様の事象があるかを検証し、世界中の研究成果を調べるなどして自身の研究テーマを追究している。そのため外国人教員も多く、世界各国から学生を受け入れている。
学際性と国際性を重視しつつ日本の文化を考察していく研究姿勢が、国際日本学インスティテュートの特徴である。

“学際”“国際”など、伝統的な枠を超えた研究活動ができる

国際日本学インスティテュートでは、日本文化と社会を多様な角度から考える研究者の養成に取り組んでいる。「海外に向けて日本を伝える」、「仕事を学問的に裏付ける」、「ライフワークに体系性を与える」、「長年の課題を継続させる」などを目的として研究活動を進めている。
2011年からは人文科学研究科に設置され、哲学、日本文学、英文学、史学、地理学の各専攻を横断する形となり、より多彩なカリキュラムが用意された。
また、20以上あるゼミナール、全員参加の合同演習や英語・日本語による学術的表現の訓練など、多様なアプローチからの学習・研究を実現している。

さまざまな研究課題を持って日本の文化・社会を学ぶ社会人学生

伝統的な文学・史学などの枠を超えた、新しい切り口と研究手法を選ぶことができることから、従来の枠組みでは困難だった研究課題を持って入学できるため、社会人学生が多いことも国際日本学インスティテュートの特徴である。
「外国人に日本を知ってもらう」、「職業活動に学問的裏付けを与える」、「ライフワークに体系性を与える」、「学生時代の課題を継続させる」、「自己のアイデンティティを考える」などをテーマとして、多様な社会的経験を持つ学生が数多く学んでおり、日本の文化・社会を国際的な視野から研究する専門家、日本の文化・社会について専門的知識を持つ社会人を目指している。

2024度授業科目一覧（抜粋/参考）

世界の日本論と日本学/日本の思想・西欧の思想/伝統文化と民衆世界/東北アジアの文化伝播/仏教思想と仏教美術/神話と歌/江戸の文芸と文化/沖縄文芸史/日本語の歴史と現在/現代日本語のしくみ/書誌学と文献学/文学と風土/日本文化と西洋文化/日本の近代と国際社会/戦後沖縄と対外関係/日本の歴史と宗教/日本の環境論/日本の都市と産業/日本の農業と農村/地図の文化誌/近代の文芸批評/女性文学/文学と映画/能と楽劇/西欧の思想/西欧比較文学/江戸の思想史/アーカイブズ学/文書館管理研究/行動科学方法論/データ分析法/編集理論/表現と社会/サブカルチャー論

留学生在籍比率

国際日本学インスティテュートの修士課程合格者のうちの約88％が外国人入試で合格していて、多くの留学生が在籍している。

同学調べ（2024年度入試合格者）