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立正大学大学院文学研究科

目次

板橋勇仁
:西田哲学などの近代日本哲学と近代ドイツ哲学
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:西田哲学などの近代日本哲学と近代ドイツ哲学いたばし ゆうじん板橋勇仁教授

立正大学大学院
文学研究科

日本人が哲学するとはどのようなことか、考えていきます

担当科目
近代哲学演習
経歴
上智大学大学院哲学研究科博士後期課程修了。博士(哲学)。西田哲学会、日本ショーペンハウアー協会、比較思想学会、日本ホワイトヘッド・プロセス学会、日本フィヒテ協会、の各学会で理事を務める。
著作物・論文
単著として、『西田哲学の論理と方法 徹底的批評主義とは何か』法政大学出版局(2004年)、『歴史的現実と西田哲学 絶対的論主義とは何か』法政大学出版局(2008年)、『底無き意志の系譜 ショーペンハウアーと意志の否定の思想』法政大学出版局(2016年)、『こわばる身体がほどけるとき 西田幾多郎『善の研究』を読み直す』現代書館(2021年)がある。そのほか、共著・論文多数。
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
当大学院には、仏教学・英米文学・社会学・史学・国文学・哲学の6つの専攻がありますが、どの専攻についても、大学を卒業して社会に出たものの、やはりもっと学問を学び直して仕事と人生に生かしたい、という方や、仕事で定年退職を迎えられた後、もう一度ご自身の知を磨き直したいという方、そして現在、教員職にあって、教育を行うために必要な専門的な学識をさらに深めたいという方、などが入学し修了されています。6つの専攻のとりあわせは、ユニークな幅広いもので、横断的に学びたいという方が入学されてくることも当大学院の特徴かと思います。
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
当大学院のゼミでは、教員と学生の距離の近い、少人数でアット・ホームな雰囲気のもとに授業が展開されています。授業は、特定のテーマを扱う演習形式のものが多く、研究室ないし小教室で、教員の講義を聞いたり、研究対象をめぐって、教員・学生が意見を交換したりしながら、学識を深めています。そのため、修士論文(博士論文)指導では、一人ひとりの関心に沿ったきめ細かい指導を行うことができます。私のゼミは、日本の哲学者、西田幾多郎の思想を扱い、日本人が哲学するとはどのようなことか、考えています。哲学以外の専攻からも学生が参加し、率直に意見を交換したり、小レポートを提出してもらってそれにコメントをしたりしています。各ゼミ・研究室の相互交流も活発ですし、各専攻を横断する学術交流も盛んで、修士課程1年生の必修科目である「研究の基礎」では、異なる専攻の教員が、「病とは何か」などの同一テーマについて順次講義を行い、参加者でのディスカッションも行います。異なる専攻の院生が同一テーマでシンポジウムを行う、「学術交流会」も開催します。いわゆるタコツボ的な研究に陥らないような、風通しのよい開かれた研究とそれに培われた雰囲気が、当大学院の各ゼミや研究室の特徴にもなっていると思います。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
文学研究科ですので、広い意味で、人間とは、生きるとは、ということについて関心を持つ方に進学してほしいと思います。やりたいことを突き詰めたいという意思をお持ちであれば、研究の進展を積極的に応援する雰囲気があります。さまざまな環境や年齢の学生たちが、教員と一緒に意見を交換し、学識を深め合うことは、他では味わえない人生の喜びであり、財産です。私は、そのためには、専門的知識の深浅よりも、まずはいままでのご自身の経験から湧き上がってきた、ご自身ならではの興味や疑問を掘り下げていくことが大事だと考えています。その過程では、他者に学び、他者と議論することも大事ですし、自分なりの思考力を伸ばす指導を受けることも大事でしょう。文学研究科には、そうした環境が整っていますので、こうした思いを共にしてくださる方に、ぜひ進学していただければと思います。みなさんと一緒に研究を進めることは、当大学院の教員・職員・学生一同の喜びです。

【立正大学大学院文学研究科】の教員一覧

  • 武内 大教授●担当科目:現代哲学演習1・現代哲学演習2

    専攻領域は、現代哲学、とくに現象学。研究テーマは、現象学の創始者フッサールやその弟子フィンクの哲学思想を手掛かりに、とりわけ「神(絶対者)」や「世界(時間・空間)」の存在様式を巡って思索を重ねてきました。最近は、このような形而上学的探究を、より具体的なかたちで展開すべく、エソテリックな「身体的実践知」の現象学的分析に取り組んでおります。

  • 田坂 さつき教授●担当科目:研究指導・古代哲学演習1・古代哲学演習2

    専攻領域は、古代ギリシア哲学・倫理学。研究テーマは、古代ギリシャを起源とする「フィランスロピア」という言葉が教父の文献においてレプラ患者の救済という文脈で使用されていたことをたどりつつ、メイヤロフやヘンリー・ナウエンのケアの思想と対比しつつケアするという行為の根源を探る。

  • 野矢 茂樹教授●担当科目:研究指導・近代哲学特講3・近代哲学特講4

    専攻領域は、現代哲学、分析哲学。研究テーマは、「心」という言葉は分かるようで分からない言葉だ。そこには「他者」ということが本誌的に関わっている。心とは何なのか。心と他者の存在とはどう関わるのか。他者の心についてどう考えればよいのか。他者がもっている「他者性」とは何か。ウィトゲンシュタインの哲学を足場にしもするが、基本は自分の頭で哲学の問題そのものを考えたい。

  • 竹内 聖一准教授●担当科目:現代哲学講義5・現代哲学講義6

    専門領域は、行為の哲学・死生学。研究テーマは、行為をめぐる様々な問題を研究の主題としています。特に、行為する者にとって、世界がどのように意味づけられるのかということに関心を抱いています。

問合せ先03-3492-6649(入試センター大学院入試係)ホームページはこちら
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