在校生・修了生インタビュー
聖徳大学大学院
通信教育課程児童学研究科
(博士前期課程・博士後期課程)
- 教育
- 千葉県
- 通信制
- 新しい可能性を見つけるため
- スクールカウンセラーとして子どもに寄り添い、幼保小連携した切れ目ない支援を届ける
田中 史さん(55歳)
保育園・幼稚園勤務を経て、公的機関で就学相談に従事。学び直しの必要性を感じ、2020年4月に同研究科入学。学修と仕事を両立し、2023年3月修了。現在はスクールカウンセラーとして活躍する。
子どもに関する課題を総合的に捉えるカリキュラムが魅力
短大卒業後、保育や幼児教育の現場、公的機関などで子どもの教育や支援に携わってきました。教育相談や就学相談の対応を通し、心理学の専門的知識の重要性を実感。より近くで子どもの課題に対応するため、公務員からスクールカウンセラーへの転身を目指すことを決意。短大卒でも大学院入学が可能になる「入学資格審査」を活用し、聖徳に入学しました。学校心理士の受験資格取得に加え、保育、児童教育、児童福祉、児童心理など幅広い分野を学修・研究できるカリキュラムが聖徳を選んだ理由です。
学校心理士の資格を取得し、教育現場で子どもたちを支援
児童学を総合的に捉えた学修を通し、これまでの実践の裏付けとなる理論を修得できました。修士論文のテーマは、幼保小が連携した切れ目のない支援。育ちのバトンを次に繋げる方法を模索する中、課題を抱えている人たちの言葉にならない気持ちや困り感を受け入れ、寄り添いたいという想いが強くなりました。修了後は公務員の職を辞し、公立小中学校のスクールカウンセラーとして子どもたちの悩みや課題に対応しています。子どもを取り巻く人々と協働し、切れ目のない支援を実践したいと思います。
私のオススメ科目
発達臨床学演習 【通信・スクーリング併用科目】
学校心理士取得のための科目のひとつで、各発達段階の特徴と子どもたちを取り巻く環境の特徴を学修。スクーリングでは子どもを対象とした心理検査を実際に経験し、より実践的な知識や技術を修得できました。
児童発達学 I ・ II 【通信科目】
乳幼児期から児童期、前思春期、青年前期・中期を対象とし、発達の特徴や課題について理解を深めます。レポート課題の先生方の添削コメントは的確なアドバイスと温かい言葉ばかり。今もその言葉に励まされています。
課題研究(修士論文) 【通信・スクーリング併用科目】
現場を経験する中で、幼保小が連携して子どもを支援する重要性を感じており、それを研究テーマにしました。担当教官の沢崎先生は不登校支援に関する研究が専門。修論指導の中、「人の話を聴く」大切さも学べました。
お金のやりくり法
長期履修制度を活用して、3年で修了する道を選択。年間の単位を自分でコントロールできるので、自分のペースを保ちながら仕事と両立して学べることはもちろん、学費の負担も軽減することができました。
進学を決めるまでの道のり
20歳 | 短期大学で保育や幼児教育について学び、卒業後は保育士や幼稚園教諭として勤務。子どもたちはもちろん、保護者対応も行い、さまざまな現場経験を積みました。 |
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45歳 | それまでの経験を活かし、公的機関で就学相談など子どもの支援に従事。さまざまな角度から子どもを見る機会が増え、行政的な縦割りではなく、子どもの発達に合わせた支援の重要性を感じていました。 |
50歳 | 心理学を学び直そうと進学を決意。聖徳を知ったのは、教育や福祉を専門とする大学の先生の紹介です。教育・心理・福祉など幅広い視点から児童学を学べる学修環境に魅力を感じ、聖徳への入学を目指すことにしました。 |
51歳 | 短大卒からの大学院入学を可能にする「入学資格審査」で入学資格を認定され、大学院出願資格を取得。審査で聖徳のキャンパスを訪れた際、充実した図書館など学修環境を体感できたことも入学の決め手になりました。 |
52歳 | 大学院入学試験に合格し、晴れて聖徳へ入学。感染症拡大の時期と重なりましたが、先生や大学スタッフの方、周囲の人々の協力もあり、3年で修了することができました。 |
問合せ先 | 047-365-1200ホームページはこちら |
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