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在校生・修了生インタビュー
東京都立産業技術大学院大学
産業技術研究科
産業技術専攻情報アーキテクチャコース

  • 情報・IT系
  • 東京都
  • 大学院
仕事の幅を広げるため
自社の開発手法だけでなく、+αの可能性を探りたい。それが進学の大きな動機です。

安部 秀基さん(39歳 ※取材時)

大学卒業後、ソフトウェアエンジニアとして活躍。社外の手法を学ぶため進学を検討し、2019年に同大学院に入学。2021年に修了し、その後、スタートアップ企業に転職する道を選択した。

入学の理由

私は文学部出身のため、働きながらITの技術を身につけました。仕事で困ることはなかったのですが、あるときを境に「自分が知らないだけで、他のアプローチがあるのではないか」「体系的にITを学ぶことで、新たな可能性を見つけることができるのではないか」と考えるようになっていったんです。複数の大学院を検討し、最終的に同大学院を選択。リーズナブルな学費や働きながら通える環境はもちろん、仕事にもすぐに活用できる実践的な科目が網羅されていたことも入学の決め手になりました。

大学院の魅力

多種多様な技術に出会い、多種多様な人材に出会える。それが同大学院の一番の価値だと思います。理論を実践する「PBL」ではアジャイル開発の意義を体感することができましたし、IT職の同級生と議論するなかでエンジニアとしての自分の立ち位置も知ることができました。以前は転職に現実味を感じていませんでしたが、ここで得た“手応え”を頼りにスタートアップ企業にジョインすることを決意。現在はアジャイル開発を軸に、クライアントと一緒に事業をグロースさせる働き方をしています。

私のオススメ科目

標準化と知財戦略(2022年度をもって終了)

国際標準規格作成の内幕を垣間見ることができた講義。もともと知識としてはありましたが、標準化・知財がエンジニアリングの他、ビジネスとも密接に関わっていることが学べたことは大きかったと思います。

アジャイル開発手法特論

アジャイルの理論を先生が熱量を持って解説してくれた講義です。本を読んでもピンとこなかった「なぜアジャイルなのか」をスッと理解することができましたし、より深く学ぶための基礎も身につけることができました。

情報アーキテクチャ特論

ソフトウェアシステムを視覚的に記述する「UML」について学習。これまで我流で進めることが多かったのですが、正式な定義や記述方法を学んだことで自身の経験を社外でも通じる「知識」にすることができました。

お金のやりくり法

授業料は給料からまかないました。学費がリーズナブルに設定されていること、教育訓練給付制度が活用できることも社会人学生にとっては嬉しいポイントです。

ある一日のスケジュール

8:00起床。朝の支度をします。稀にではありますが、出社までの時間を活用してレポートに取り組むことも。この日はあるテーマについて200文字~300文字ほどの考察を記述しました。
9:00電車で会社に向かいます。教科書や関連書籍を読むなど移動時間も有効活用するようにしていました。
10:00出勤。開発業務をスタートします。アジャイルの講義で学んだ手法を活かし、会社のプロジェクトでスクラム開発を試すこともありました。
12:00昼休憩。同僚とランチへ。あまり根を詰めすぎるとエネルギー切れになってしまうので、休憩時間はしっかりと休むようにしていました。
18:00業務終了。仕事の状況によってはもっと遅い時間になることもあったのですが、教員の方々が社会人学生の事情に理解があり、出席などについては柔軟に対応してくれていました。
18:30講義開始。プレゼンに臨みます。もともと人前で話すのが苦手なタイプだったのですが、同大学院は平均して月1回ほどのペースで発表機会があるので自然とプレゼンテーションスキルも鍛えられていきました。
20:102コマ目。同級生とのグループディスカッションを開始。学生の年代は20代~50代。ITコンサルタントに営業、マネジャーと多種多様な立場の方との議論はキャリアという面においても大きな刺激を受けていました。
21:40講義終了。この日はそのまま帰宅しましたが、ときには同級生たちと食事に行くことも。学業のことはいったん忘れて、プライベートやキャリアのことを話すことが多かったように思います。
23:00帰宅。たまに講義動画などを活用して予習復習をすることもありましたが、基本的に帰宅後は休むようにしていました。どちらかというと日曜日に集中して課題を終わらせるタイプでした。
24:00就寝。ガス欠にならないためにも、社会人学生はリフレッシュの時間を持つことが大切です。私の場合は、時間があるときにゲームなどをするようにしていました。
問合せ先03-3472-7889(管理部管理課教育企画・入試係)ホームページはこちら
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