1. 大学 大学院トップ
  2. 大学院[MBA]一覧
  3. 明治大学専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科 教授紹介

教授紹介
明治大学専門職大学院
グローバル・ビジネス研究科
グローバル・ビジネス専攻

目次

岡 俊子
:M&A
首藤 明敏
:マーケティング、ブランディング、事業戦略
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:M&Aおか としこ岡 俊子教授

明治大学専門職大学院
グローバル・ビジネス研究科

「自分が社長ならどうする」という当事者意識を定着させ、経営者人財を育成

担当科目
M&A概論、M&A基礎スキル演習、ディールサイクル、プライベートエクイティファンド概論、事業継承とM&A 他
経歴
1986年一橋大学卒業。1992年米国ペンシルベニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)。1986年に等松トウシュロスコンサルティングに入社後グループ内異動等を経て、アビームM&Aコンサルティング代表取締役社長CEO。経済産業省産業構造審議会委員などを歴任。現在は、ソニーグループ、ENEOSホールディングス、日立建機、ハピネット、JICの社外取締役を務める。 2004年から明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科兼任講師、2021年から現職。
著作物・論文
『図解&ストーリー「資本コスト」入門〈改訂版〉』中央経済社(2020年)、『図解&ストーリー「子会社売却」の意思決定』中央経済社(2023年) 他
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
MBSに通う受講者の多くが、所属企業において経営企画業務に携わっている方や、事業拡大業務に取り組んでいる方々。私のゼミはM&Aを軸として、スタートアップや事業承継について探究しているため、「自社の企業価値をどうしたらさらに高められるか」、「M&Aを活用していかに成長戦略を描くか」、「事業ポートフォリオの入れ替えをどう実現させるか」などということを学びたい方々が多く見られます。■これまで指導した社会人学生の研究テーマ取引コスト理論 2.0 を用いた海外M&Aの意思決定/製造業における海外M&A失敗事例の分析および考察/スタンダード市場製造業の株式市場価値向上に関する考察/中小企業のM&A取引に関する一考察―M&Aの活用による中小企業の活性化に向けた提言―
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
企業が持続的成長を目指すためにM&Aはきわめて有効な経営ツールです。しかしながら実施後に減損が生じたり、高値づかみしてしまったりというケースもあり、M&Aを上手く使いこなせていない事例が多々見受けられます。ゼミでは企業戦略を実現させるために、M&Aをどう活用すればよいのかということを議論し、探究しています。ビジネス界に長く身を置く身として、実際に起きている事例や、旬な事象を多く取り扱うことが授業の特色。自分が関与した経営判断や、世の中に開示されているケースも豊富に用いるようにしています。特に大事にしているのは、とことん自分の頭で考える習慣を身につけていただくことです。「自分が社長だったらどうするか?」と当事者意識をもって熟考し、判断するというトレーニングを繰り返し積むことで、次代の経営者人財に育ってほしいと思っているのです。MBS修了後の活躍を見ると、逞しくキャリアを切り拓いている方々が多く、私自身も本研究科の教育・研究に対する確かな手応えとやりがいを感じています。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
これからの日本経済、ひいては世界経済のサスティナブルな成長を担う経営人財になりたい──。そのような高い志をもつ方に来ていただきたいと思います。とはいえ経営の知識やスキルはゼミで修得できますし、皆で共有するので、最初からもっている必要はありません。ここで「知」を存分に吸収し、成長の源泉へと転換できる方に期待しています。自身の会社のなかにいるだけでは、決して身につかない知見やビジネススキルがあります。そうしたミッシングパーツを会得するために、大きな役割を担っているのがビジネススクールです。経営に関する体系的な知見を学び、ビジネススキルを高め、日頃の仕事で抱いている自身の課題を解決してください。本研究科は学生同士やOB・OG、教授らも含めた良好な関係を、互いに育もうという学風があり、人間的な魅力のある学生も多いと感じています。MBSに集う向学心の強い仲間とのネットワークは、一生の宝になることでしょう。この環境で自身のキャリアを見つめ直し、知見を深めて、将来の可能性を大きく広げてください。

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:マーケティング、ブランディング、事業戦略しゅとう あきとし首藤 明敏専攻主任、教授

明治大学専門職大学院
グローバル・ビジネス研究科

「経営者の眼」と「生活者の心」をもつ次世代経営人材を育成します

担当科目
マーケティング基礎論、ブランド価値経営、マネジメントワークショップ 他
経歴
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。嘉悦大学ビジネス創造研究科博士課程単位取得満期退学。博士(経営管理)。株式会社博報堂のマーケティング職、研究開発職を経て、2001年株式会社博報堂ブランドコンサルティング(現博報堂コンサルティング)を創業し、代表取締役社長に就任。現在は同社エグゼクティブフェロー。青山学院大学、慶應義塾大学、立命館大学、多摩大学、早稲田大学、グロービス等の各大学院ビジネススクールの客員教授、特別招聘教授、非常勤講師を歴任。
著作物・論文
『ぶれない経営』ダイヤモンド社(2009年)、『顧客ロイヤルティ戦略ケースブック』(共著)同文館出版(2015年) 他
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
明治大学ビジネススクール(MBS) では、共通科目に加えて、「マネジメント」「マーケティング」「アカウンティング・税務」「ファイナンス・不動産」「ビジネス・ロー」という5つの専門領域を設けるとともに、それらの分野を横断的に学ぶための2つの履修モデル「ファミリービジネス・クラスター」「スタートアップビジネス・クラスター」を示しています。そのようなカリキュラムの特性から、ファミリービジネスの次期経営者や、スタートアップビジネスの経営者らが学んでいるほか、大手企業で経営者層を目指す方、新規事業の立ち上げに取り組んでいる方、職業人として“知の再構築”を目指したい方など、多様な学生が学んでいます。そのような学生が自身の専門性を磨くとともに、経営者マインドを高められるよう指導しています。■これまで指導した社会人学生の研究テーマファミリービジネスにおけるブランド成長戦略/新テクノロジーを活用した新たなビジネスモデルの提案/ビジネスエコシステムに基づく新たな事業モデルの立案/中小企業のマーケティングイノベーションの研究/ESG 情報の企業価値への影響に関する研究 など
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
私の専門はマーケティングやブランディング、事業戦略の分野です。そうした分野のビジネスで実際に成果を挙げるには、経営者としての論理的な思考と、生活者としての感性の双方をもつ必要があります。研究に際しては、「経営者の眼と生活者の心、精緻なロジックと大胆なクリエイティビティを持つ次世代経営人材の育成」という方針を掲げ、教育研究に取り組んでいます。
修士論文を指導する際には、「今後のビジネス人生の土台となるテーマ」に取り組んでほしいと、常々アドバイスしています。そうしたオリジナリティのあるテーマをもってビジネスに臨むことで、修了後も学習研究に対する意欲は継続しますし、取り組む仕事のクオリティが高まり、成長速度も上がります。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
仕事で課題を抱えている方や、実現したいビジネス上の目標がある方は、課題解決や目標実現のために、ぜひMBSを活用してほしいと思います。また探究したいテーマを明確化できていない人は、MBSでそれを見つけてください。ビジネススクールで学ぶことによって獲得できる最大の資産は、ビジネス上の課題を解決するための「学び方を学べる」ことです。一度身につけたそのようなスキルは、職業人としての自分の価値を、生涯にわたって高めるための推進力になることでしょう。
仕事と学習研究を両立するには、苦労が伴うことも少なくありません。そのような状況でも学習を継続できるよう、私のゼミでは「GUNG-HO(共闘)」をスローガンとして掲げ、所属するメンバー全員が一丸となって支え合い、学び合っています。意識が高く、ビジネス上の共通言語をもつそうした仲間たちと、生涯にわたるネットワークを築けることもMBSで学ぶことの魅力です。

【明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科グローバル・ビジネス専攻】の教員一覧

  • 野田 稔研究科長、教授●担当科目:マネジメント基礎論、経営組織論、組織行動論、HRM・人材育成論、ケース・スタディ 他

    1981年一橋大学商学部卒業 株式会社野村総合研究所入社。1987年一橋大学大学院修士課程修了。野村総合研究所復帰後、経営戦略コンサルティング室長、経営コンサルティング一部部長を経て2001年3月退社。多摩大学経営情報学部教授、株式会社リクルート 新規事業担当フェローを経て、2008年4月より現職。リクルートワークス研究所 特任研究顧問を兼任。

  • 鈴木 孝直教授●担当科目:所得税法、タックス・マネジメント基礎、資産課税法 他

    慶応義塾大学商学部卒業後、国税庁に入庁。税務署長、長崎大学経済学部・同研究科助教授、国税局部長、OECD租税委員会シニア・タックス・アナリスト、国税庁調査課長、国税庁法人課税課長、税務大学校研究部長等を歴任。2018年7月から2020年8月まで税理士試験員。ハーバード大学国際租税講座修了。2021年4月から現職。

  • 山村 能郎教授●担当科目:不動産ファイナンス論、不動産市場分析、ファミリービジネス・マネジメント論 他

    1991年東京工業大学社会工学科卒業、1996年同大学院博士課程修了(博士(工学))、1996年香川大学専任講師、2002年~2003年University of Cambridge客員研究員、2004年本研究科准教授、2012年より現職。

  • 大野 雅人教授●担当科目:国際租税法、法人税法、租税手続法、租税法演習I 他

    大阪大学法学部卒業後、国税庁に入庁。税務署長、国税局部長、在ニューヨーク総領事館領事、国税庁国際調査管理官、法務省民事局民事第一課長、国税庁国際業務課長等を歴任。ハーバード大学LL.M.。2011年度から2018年度まで筑波大学教授。2019年4月より現職。

  • サントス・ミゲル専任教授●担当科目:Corporate Value Management、Corporate Liquidity Management、Global Business Studies 他

    Miguel Santos earned his PhD in Economics from Hiroshima University and his MBA from NOVA University. Before joining MBS, he taught at AESEBS and at Hiroshima University. He was also a member of the EFMD Programme Accreditation Board.

  • 山口 不二夫教授●担当科目:アカウンティング基礎論、財務会計論、企業分析、非営利組織の会計 他

    東京大学経済学部、同大学院博士課程で学ぶ。経済学博士(東京大学)。神奈川大学経済学部専任講師・助教授、青山学院大学専門職大学院国際マネジメント研究科を経て、2004年明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科教授。

  • 王 京穂教授●担当科目:コーポレート・ファイナンス、金融工学基礎、行動ファイナンス論、中国経済事情 他

    1984年東京工業大学経営工学科卒業。1986年同大学院修士課程修了。北京のインベストメントバンク勤務後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。興銀第一ファイナンシャルテクノロジー、NTTデータ等を経て、2004年より本研究科准教授に就任。2010年より現職。2012年に米国ラトガス大学客員研究員、中国清華大学客員研究員。

  • 青沼 君明教授●担当科目:VBA基礎、ビジネス・データ解析、AI活用とディープラーニングの基礎、リスク・マネジメント 他

    東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了(数理科学博士)。1977年ソニー株式会社入社、1990年三菱銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。商品開発部にてデリバティブの商品開発とモデル構築を、融資企画部にて信用リスクの研究開発を担当(チーフクオンツ)。東京大学大学院数理科学研究科、一橋大学大学院経済学研究科、大阪大学大学院基礎工学研究の客員教授を歴任。日本金融証券計量工学学会などの理事を歴任。

  • 戸谷 圭子教授●担当科目:製造業のサービス化、マーケティング基礎論 他

    京都大学経済学部を卒業後、都市銀行、コンピュータ会社を経て、1999年コンサルティングファーム(株)マーケティング・エクセレンスを設立。社会人になってから大学に戻り、筑波大学大学院経営・政策科学研究科博士課程企業科学博士(経営学)を取得。同志社大学等を経て、現職。学術会議連携会員、(株)マーケティング・エクセレンス マネージング・ディレクターを兼任。

  • 橋本 雅隆教授●担当科目:サプライチェーン・マネジメント、流通マネジメント 他

    早稲田大学理工学部工業経営学科卒業、株式会社三菱銀行、東京都商工指導所等を経て、明治大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。横浜商科大学、目白大学を経て2015年4月より現職。明治大学博士(商学)。この間、一橋大学客員教授を歴任。

  • 熊谷 健一教授●担当科目:企業活動と知的財産、事業戦略と知的財産マネジメント、知的財産管理の基礎 他

    東京農工大学工学部卒、特許庁審査官、特許庁総務部工業所有権制度改正審議室、通商産業省産業政策局知的財産政策室等で知的財産に関する立法作業に従事したのち、九州大学法学部助教授、九州大学大学院法学研究院教授、京都大学大学院医学研究科客員教授、明治大学法科大学院専任教授等を歴任し、2018年4月より現職。

  • 中山 知己教授●担当科目:ビジネスロー概論、ビジネス物権法、ビジネス契約法、ケース・スタディ民法 他

    立命館大学法学部卒、同大学法学研究科博士課程単位取得退学、ミュンヘン大学法学部中退(ドイツ学術交流会【DAAD】奨学生)、山口大学経済学部助手・講師・助教授・教授、桐蔭横浜大学法学部・法科大学院教授、2007年より明治大学法科大学院教授、2018年より同専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授。

  • 藤岡 資正教授●担当科目:新興国市場のマネジメント、戦略とマネジメント・コントロール・システム 他

    英国オックスフォード大学サイード経営大学院博士課程(D.Phil. in management studies)及び修士課程修了(Msc. in management research)。ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院客員研究員、チュラロンコン大学サシン経営大学院エグゼクティブ・ディレクター、MBA専攻長、サシン日本センター所長を歴任。戦略コンサルティングファームCDI顧問、大手日系上場企業取締役(非常勤)、政府系プロジェクト統括責任者などを兼任。

  • 許 佑旭教授●担当科目:Wisdom Leadership、Multicultural Team Management、Family Business B、Human Resource Management B 他

    Sean obtained his B.B.A. from Meiji University, and both M.A. (in Organisation Studies and Ph.D. from Warwick Business School, UK.  He has held positions at the University of London (SOAS), the University of Wales, the University of Oxford, the University of Tsukuba, International University Japan and Rikkyo University.

  • 沼田 優子専任教授●担当科目:Global Business Studies、Strategic Management、経営戦略論 他

    東京大学経済学部卒、一橋大学大学院国際企業戦略研究科博士後期課程修了、博士(経営)。野村総合研究所、NRIアメリカ、野村資本市場研究所、野村證券、明治大学国際日本学部、帝京平成大学を経て2023年より現職。いちよし証券社外取締役。日米の金融機関の経営戦略を研究。著書(共著)に『IFAとは何者か:アドバイザーとプラットフォーマーのすべて』金融財政事情研究会、2020等がある。

  • 安達 幸裕特任教授●担当科目:中小企業論、中小企業経営概論、ファミリービジネスと起業家精神、ファミリービジネスと人材戦略 他

    一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。法学修士、MBA、MOT取得。政府機関勤務を経て2020年3月まで三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)勤務。長年多数の企業経営支援に従事し、コンサルティング事業本部執行役員を退任。

  • 池田 義典特任教授●担当科目:タックス・マネジメント応用、タックス・マネジメント国際、租税法概論 他

    早稲田大学卒業後、国税庁に入庁。税務署長、国税局部長、税務大学校総務課長、ジョージタウン大学ローセンター客員研究員、国税庁国際業務課長、国税庁調査課長、沖縄国税事務所長等を歴任。ハーバード大学LL.M.。2020年10月から辻・本郷税理士法人国際税務担当統括部長。2022年4月から現職。

もっと見る

問合せ先03-3296-2397(教務事務部専門職大学院事務室)ホームページはこちら
リストの資料をまとめて取り寄せる