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在校生・修了生インタビュー
関西大学大学院
外国語教育学研究科
外国語教育学専攻

  • 文・語学・宗教・歴史
  • 大阪府
  • 大学院
専門性を高めるため
より効果的な言語習得法を探究するため進学。職業人として成長する機会を得ました

橋本 絵美子さん(47歳)

京都大学法学部卒業後、学校法人百合学院小学校勤務。2015年に関西大学大学院外国語教育学研究科に入学し2017年に修了。2021年より特定非営利活動法人国境なき医師団日本に勤務。

大学院を目指したきっかけ

大学在学中から「教育」に対する関心が高まり、卒業後に教員免許を取得して、小学校の英語科の教員になりました。指導を続けるうちに、より効果的な言語習得のための指導法を探究したいという思いが高まり、外国語教育を体系的に学ぼうと考えて進学。在学中は修士論文のテーマに則った授業を小学校の授業で試みて一定の効果を上げるなど、仕事でも学修でも手応えを得ることができました。大学院と教育現場で理論と実践を行き来しつつ学べたことは、とても有益だったと思っています。

研究と仕事との関係

私は教育をキャリアの軸にしようと考え、当時の課題を解決するために進学しました。大学院では現役教員や教育関係者とディスカッションを交わし、自身のテーマを探究することで視野が広がりました。日々の仕事に追われるだけでなく、新たな知見を求めることは職業人として成長するために不可欠だと思います。今は国境なき医師団の広報担当として主に小・中・高等学校や大学を対象に、世界の人道危機や人道援助に関する講演活動に従事していますが、大学院で得た知見は現在の糧になっています。

私のオススメ科目

外国語学習者論

外国語学習における個人差の問題を、様々な要因を取り上げながら検討していく科目。教育者ではなく学習者の視点から、効率的な第二言語習得を考える「自己調整学習」は、英語教員にぜひ学んでほしい知見です。

外国語教材開発

小中高大用のテキスト教材の分析と開発について学ぶ科目。教材に関する多様なアイデアを学ぶことができました。学生の創意工夫に満ちたこの科目は、現職の教員としてとても刺激的で、仕事で大いに役立ちました。

外国語教育論

英語での多読がもたらす様々な効果について学びました。日本の学校で取り入れやすい取り組みである、多読が持つ力を再認識できたことが大きな収穫でした。

お金のやりくり法

特別給付奨学金をいただき、学費に充てました。研究のための書籍や資料代などは、月々の給与から出していました。

ある一日のスケジュール

5:30起床。家族の朝食やお弁当、夕食までを一気につくり、身支度を整えて家を出ます。仕事をしながら学び、家事や育児もしていたので、周囲の理解と協力が不可欠でした。家族にはとても感謝しています。
7:30登校指導をしながら勤務校に到着。授業の準備や校務などを行ってから始業。現場の先生方の協力を得ながら、大学院で学修・研究していることを授業で試みるなど、理論と実践を相互補完しながら学んでいました。
17:45退勤して大学に向かいます。移動に1時間半ほどかかっていましたが、平日はその時間に集中して学修。電車内で文献を読んだり、レポートの構想を練ったりしていました。
19:30この日は7時限目のゼミに出席しました。本学は社会人学生が多く、現役教員や教育委員として活躍されている方も多数学んでいました。そうした向学心の高い同級生との交流から、とても良い刺激を受けました。
21:10授業が終了。自宅までの移動時間も学修していました。社会人の学生は3年間かけて修了する人が多いのですが、私は2年間での修了を目指していたので、勉強できる時間帯にはとても集中していました。
22:30帰宅。夕食を食べて家事を行い24時頃に就寝。レポートなどを書く時間は、土・日曜日にまとまった時間をつくるようにしていましたが、それがままならないことも多く、時間のやりくりには苦労していました。
問合せ先06-6368-1121(代表)ホームページはこちら
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