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名古屋市立大学大学院

経済学研究科

経営戦略

企業の経営戦略の策定、評価のための概念、方法や理論についての研究

マーケティング

製品・価格・流通・プロモーション戦略、消費者行動などを研究

財政政策論

公共財供給、課税理論、公営企業論、所得再分配政策に関する研究

金融政策論

貨幣，銀行システムおよび中央銀行に関する理論・実証研究

医療経営

医療機関の経営や財務に関する理論・実証研究

全国初の昼夜開講制の社会人大学院と医療経済マネジメントコース

同研究科は1968年に創設。当初は研究者養成が主であったが、1989年に全国に先駆けて昼夜開講制の社会人大学院（修士課程）を設置した。2005年に社会人も後期課程で学べるよう経済学研究科を改編。また、2016年に医療経済マネジメントコース、2020年には経営者コースを開設。関連する研究分野を＜経済学専攻＞と＜経営学専攻＞の2専攻に分類し、特色ある専門教育を実施し、実業界で活躍する講師陣による講義科目を開講している。同研究科では、講義科目の内容を深めた研究報告書（リサーチ・ペーパー）で修士号の取得が可能。また、経営学専攻の学生は履修内容により修士（経営学）、博士（経営学）も選択可能。

経済と経営、それぞれの課題解決の為の実践的理論研究を実施

経済学専攻と経営学専攻の二つの専攻がある。経済学専攻には理論的発展を目指す「経済理論系」、財政金融政策の実践的問題を取り扱う「経済政策Ｉ系」、国際経済政策などのあり方を探る「経済政策II系」、経済システムの多様性と変化を追究する「制度・歴史系」、また経営学専攻では、企業経営の諸問題に対する解決法を追究する「経営系」、会計情報を利用した管理・計画やその影響を分析する「会計系」、企業の財務政策などの問題に計量的手法で接近する「ファイナンス・情報系」と、各々の分野で少人数で余裕のある教育と高度な研究を実現。また、医療経済マネジメントコースでは経済・経営の両専攻にわたり医療機関に関する教育・研究を実施。

リサーチ・ペーパーで修士号が取得可能。フレキシブルな対応

同研究科ではリサーチ・ペーパー(RP)によって修士号が取得可能。RPとは講義科目の内容を深めた研究報告書であり、修士学位取得のためには指導教員との演習を通じて1編作成する必要がある。従来通り修士論文を作成して修士号を取得することも可能。すべての授業科目については夜間及び土曜日の受講ができ、社会人でも2年間で履修できる。さらに、3年で学ぶ長期履修制度も利用可能。また、優れた業績を上げた場合には1年で修了することもできる。その他、他の大学院等での既修得単位を修了要件単位として申請できる制度や名古屋大学大学院、名古屋工業大学大学院、名城大学大学院との単位互換制度もある。

研究テーマの一例

インターネットによる国際取引の普及と消費課税上の課題/法人税と日本の投資行動に関する考察/日本のODAがインドネシアの経済成長に与えた影響の考察/障害者に対する所得保障/JR本州3社の安全性確保に関する企業評価/知識創造を持続するためのインセンティブシステムの研究/監査報酬と利益情報の市場評価に関する分析/デザイン主導型の事業イノベーション/転換期における経営者の戦略立案に関する研究/事業投資判断に関わるRNPVロジットモデルの基礎的検討/バランスト・スコアカードによる戦略実行と効果測定/II型糖尿病患者数の将来予測/診療報酬制度における検査内容と臨床検査部収支の分析/看護師が働き続けられる組織体制の一考察

社会人大学院生

前期課程　約60％。(20代～70代)。出身学部もこれまで経済、経営、商学のほか、法・文・理・工・看護・医など幅広い分野の社会人が在籍している。

同学調べ（2024年4月の在学生）