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在校生・修了生インタビュー
関東学院大学大学院
文学研究科
英語英米文学専攻・比較日本文化専攻・社会学専攻

  • 社会・国際・環境・文化
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  • 大学院
専門性を高めるため
大学で知った研究の深み。社会を洞察する力をもっと磨くため大学院進学を決めました

青木 香保里さん(41歳)

関東学院大学文学部卒業後、同大学大学院文学研究科社会学専攻入学。2009年修了。大学院在学中から非常勤講師、常勤教員として神奈川の県立高校などで勤務し、その後東京都教職員として入都。

大学院へ進学を決めた理由

大学で社会学を専攻し、先行研究を学ぶ中で身の回りの出来事が社会学の研究テーマになる面白さを知りました。大学4年次には教員免許状を取得する見込みがありましたが、卒業後の進路に迷いが生じ、悩んでいました。そのような状況に大学の教員の方々が気に掛けてくれて、大学院で学びを深める提案をされたのが進学の契機となりました。今までの指導を受けた教員のもとで研究を続けられる同大学院の環境は魅力的で、夕方以降にも授業があるため社会人の院生と共に学べる点も良かったです。

大学院で得られたもの

大学院では、「場所や空間の消費」、「記号消費」といったテーマをピックアップし、研究に打ち込みました。一番の成長は、より深い思考ができるようになったこと。授業は少人数で行われ、気軽に相談できる環境があり、時間があればいつでも指導を受けられます。このような指導や多岐にわたる文献研究を通して考える力が自然と身につき、物事を熟慮できるようになりました。修士課程の最終年次では、県立高校で非常勤講師としての経験も得られ、これが現在の教員キャリアの礎となりました。

私のオススメ科目

社会学研究(地域社会計画) ※受講当時

現代の都市社会とその中で生じるリスクに焦点を当て、報告や討議を通じて新しい地域社会計画のあり方を検討する科目。日本国内だけでなく海外の都市社会計画も知ることができ、興味深く学べました。

社会学演習(社会学史) ※受講当時

社会理論の古典であるK.マルクス、E.デュルケム、M.ウェーバーなどの理論を学んでいきます。内容は難解ながらも、学生の研究テーマや関心に沿って、分かりやすく解説してくれました。

社会人類学特講 ※受講当時

社会人類学の「親族研究」と「年齢研究」の概説を学び、加齢が社会に及ぼす影響などを考察する科目です。海外のフィールドワークで得られた事例を聞く機会も得られました。

お金のやりくり法

学費や生活費は家族に頼りつつ、大学院の授業は午後から夕方に設定されていたため、朝から昼までアルバイトや高校で非常勤講師として勤務できました。その収入を文献の購入に充てました。

ある一日のスケジュール

5:00起床。修士論文の執筆期間は特に忙しく、早朝から大学院の授業や非常勤講師の指導案の準備に時間を費やす日々でした。
9:00週2日程度、非常勤講師として高校で教科指導を担当。大学院を修了した現在も教員として教鞭を執っていますが、学生たちに社会学の魅力や学びの面白さを伝えるように心がけています。
10:00非常勤講師の勤務がない日は、午前中コーヒーショップでアルバイトをしていました。
13:00昼は自宅で食事する日もあれば、大学院で本を読み、発表用のレジメを作成しながら急いで食べることも。
14:00大学院の自習スペースで授業の準備。同級生と議論したり、自分の考えをブラッシュアップしたりと、思考を深める貴重な時間でした。同級生には教員やソーシャルワーカーなど社会人の方もいました。
17:00授業に出席。自身や他の学生が興味、関心がある研究者の文献を考察することで、学部時代よりも深く掘り下げて物事を考えるようになりました。
18:45研究室で論文指導。教員は学生の個々の研究にフィットする事例を紹介してくれるなど、丁寧な指導を受けることができました。
21:00授業後、駅までの帰り道で同級生と話す時間も楽しかったです。自宅とキャンパスを行き来する際には、主に自転車を利用していました。
23:00早めの就寝を心がけていました。修士論文を執筆していた頃は、平日は学校、アルバイト。土日は研究テーマで取り上げたテーマパークに勤務。忙しい日々でしたが大変充実していました。
問合せ先045-786-7056(学部庶務課 国際文化・社会・経済学部)ホームページはこちら
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