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在校生・修了生インタビュー
東京理科大学大学院
経営学研究科
技術経営専攻

  • MOT
  • 東京都
  • 大学院
専門性を高めるため
「技術」と「経営」の橋渡しを担う一人となり、新しい文化や価値観を生み出したい

石原 弘子さん(52歳)

明治学院大学卒業。大手ゲームメーカーや大手IT企業にてゲーム企画や新規事業立上げ等キャリアを積み、NPO法人勤務を経て、2020年ティールスタート株式会社設立。2023年4月同学入学。

リスキリングの必要性を実感。一旦仕事を整理し学修時間を作った

2020年に起業。時代の変化もあり経営伴走や官民DX支援の参加機会が増える中、知識をインプットする機会が減りリスキリングの必要性を実感。技術経営における科学技術と経営の実践的融合、特に特定市場を超えた「理論」と「実践」を早急に学び直し、視点・視界・視座の拡大を目指す必要がありました。入学にあたり最初に行ったのが、仕事を減らし時間を作ること。苦渋の決断でしたが一度手放し自分に余白を作ってみると、そこには知識や情報はもちろん新しい「縁」も流れてくるようになりました。

他業界他業種で実績を積む仲間との学びで、価値観が激変

今までの経験では知り得なかった業界業種で活躍する学生や教授陣とグループワークやゼミ等でフラットに意見を交わし知見を深めたことで、良い意味で価値観が激変。会社の常識は世間の非常識であることを痛感しました。特にプロジェクトマネジメントを担う現場では、領域の越境経験や変化への柔軟な対応・進化は必須です。一方で異なる市場でもビジョンの重要性や知の探索、両利きの経営、コングルエンスモデル等多くの共通点があることも学修。独学では得られない集合知を得ることができました。

私のオススメ科目

スタートアップサイエンス

スタートアップに関する事柄を網羅的に学べる授業。学び直しをしつつも多様なメンバーとビジネスモデルを検討し、新規ビジネスの提案までを行いました。チームビルドの紆余曲折も経験でき、学びの多い授業でした。

行動経済学

人が動く心理学的メカニズムを理解し、歴史を活かす重要性を学びました。クライアントに対し自分は味方であり、変化は有益であると伝えてはじめて変革が進むという内容。仕事とリンクする点が多く身に沁みました。

イノベーションを創出する組織戦略

イノベーションの視点で組織を戦略的に活用するための実践力を養えます。近視眼ではなく経営視点から組織を見るきっかけに。バラエティ番組のような学生参加型授業がユニーク!他の学生の発言からも多く学べました。

お金のやりくり法

本講座は教育訓練給付制度の指定講座ですが、私の場合タイミングが合わず対象外となったため、貯蓄を学費に充てています。時間が許す限りできるだけ興味がある授業を選択し、学びを深めたいと考えています。

ある一日のスケジュール

7:00~起床。息子の朝食を作り中学に送り出します。
以前から学び直しを考えていたものの当時は息子が小さく先延ばしに。しかし、いざ勇気を出して入学してみると多くの学生が子育て中!未就学児のママもいて感動しました。
8:00~オンラインミーティング等在宅で仕事。
週3~4回のペースで夜の授業を受けるため通学。それができるのも家族に家事等を協力してもらえているから。思い切り学べるよう家族と話し理解を得ておく事も大切だと思います。
12:00~昼食。
週1回は通学ではなくオンラインで受講。DX化が進み、遠方からオンラインで受講する学生もいます。遠方だから、子育て中だから、と迷っている方がいたら「なんとかなりますよ!」とお伝えしたいです。
13:00~取引先で打合せ。
私の研究テーマは「自治体における変革推進(仮)」。自治体の変革推進PJに伴走支援する中で見えてきた課題や突破口など、事例ヒアリングを進めているところです。
17:00~仕事を終え授業のレポート作成。
本学を選んだのは、尊敬し手本とする経営者が「経営的なビジネス視点と理系的エンジニアリング視点」双方のプロトコルを理解されていたから。その修得にはMOTしかないと考えました。
18:00~神楽坂キャンパスへ移動。
MOTの学生の平均年齢は40代。それぞれの領域で実績を積み、さらなるスキルアップを目指す方ばかりです。年齢も業界業種も関係なくフラットに学び合える環境に魅力を感じています。
19:00~21:35授業。
ゲーム、IT、保育福祉、行政等の業界に関わってきましたが、MOTでは今まで接点の無かった小売、システム、メーカー、半導体、建築、人材派遣、金融、コンサル、官公庁等の方や教授と繋がり刺激を受けました。
21:35~移動・帰宅。
ゆくゆくは、「技術」と「経営」を接続する両輪のマネジメントを行いながら、新しい価値観や文化を生み出す仕事をしていきたいと考えています。大変なこともありますが、楽しんで学びたいと思います。
問合せ先03-5228-7691(東京理科大学専門職大学院室)ホームページはこちら
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