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図書館司書・司書教諭ガイド図書館司書の基本情報/最新事情/そのほかの資格/選び方/学費と奨学金/受験までのダンドリ/提出書類

図書館司書になりたいと考えている社会人にお勧めの資格取得のステップが通信制大学。大学・短大などを卒業している人であれば科目等履修で司書資格を得ることができます。図書館司書の資格・仕事、なるまでのステップ、通信制大学出願までのダンドリや提出書類などをまとめて紹介します。

図書館司書とは

図書館司書は、都道府県・市町村の図書館などで、新しく図書館に入れる本の選択、本の分類や目録作成、さらに貸出業務、読書案内といった利用者対応などを行う専門的な職員のことです。図書館で行う読書イベントの企画・運営や、学習・研究・調査のために情報を求めている利用者に対して本・資料や情報の提供を行うリファレンスサービスなども図書館司書の仕事です。司書の資格がなくても図書館で働くことは可能ですが、正規職員の募集の際には司書資格を求められることが多いです。

図書館司書の最新情報

全国の公共図書館の数は年々増加を続けています。また、最近は自治体が民間企業に図書館の運営を任せるケースが増えたこともあり、夜間にも開館する図書館やカフェを併設するオシャレな図書館も珍しくなくなりました。それもあって利用者数も増加傾向です。そのほか、図書館で行う読書イベントも多彩になり、図書館司書へのニーズは高まっているといえます。

ただし、図書館司書の正規職員の募集はそれほど多くはなく、目立つのはパート・アルバイトでの募集。一方で、司書資格取得者は非常に多いこともあって、図書館で働くのが狭き門である状況は以前と変わりはありません。

図書館司書になるには

司書資格は、大学・短大で、司書養成科目の単位を修得して卒業すると取得できます。また、大学・短大・高専を卒業している人なら(62単位以上修得していれば大学中退でも可)、司書講習を受講すれば取得することができます。ただし、大学で開講される司書講習は、昼間に3カ月程度通わなければならないことが多く、社会人が働きながら司書の資格取得をめざす場合には、通信制大学で学ぶステップがお勧めです。

 大学・短大などを卒業している人であれば、科目等履修で学んで必要な単位を修得すれば資格取得が可能。司書資格取得のためのコースを設けている大学もありますが、資格を得るために必要な単位(26単位)は基本的には同じです。履修期間は1年程度が一般的ですが、最短半年で取得可能な通信制大学もあります。

 司書資格取得後、公立図書館で働く場合には、地方公務員試験に合格し、図書館に配属されるほか、パート・アルバイトなどの募集に応募する方法があります。正規職員は募集そのものが少なく、狭き門ですが、パートやアルバイトでも競争率は高いです。そのほかでは、大学や民間企業の図書館で働く道もありますが、こちらもそれほど募集は多くありません。

図書館司書に似ているそのほかの資格・職種

司書補

学が開催している司書補講習を受講すると修得できます。司書補講習は、高校を卒業していれば受講でき、司書講習より少ない単位数で修了できます。司書補として3年実務経験を積むと、司書講習の受講資格が得られます。

司書教諭

公立学校の学校図書館で、司書として働くには司書教諭の資格が必要です。司書教諭は大学で必要単位を修得して卒業すれば取得できます。ただし、司書教諭となるためには同時に教員免許も必要となるので注意が必要です。

学校司書

学校司書は、学校図書館で働く事務職員のこと。学校司書という資格はありません。

司書資格を得るための通信制大学の選び方

まずは司書養成科目がある通信制大学・短大を探しましょう。必要な科目がある大学・短大なら科目等履修で学べるところがほとんどですが、なかには正規入学が必要な大学もあります。なお、大学・短大などを卒業していない人の場合は、正規入学が必要です。

なお、必要な単位数は変わらないものの、トータルの学費は学校によって違いがあるので、コストが気になる人は、しっかり比較検討することをお勧めします。

また、スクーリングの内容や頻度、会場なども重要なチェックポイントです。大学によっては大学のキャンパス以外に各地にスクーリング会場を設けている通信制大学もあります。そのほか、インターネットをどの程度導入しているかも効率的に学びたい人にとっては気になる項目。オンデマンド授業、ネットによるスクーリング授業や科目修了試験の有無なども調べておくといいでしょう。

通信制大学の学費と奨学金

通信制大学の学費

通信制大学・短大で司書資格取得のために1年間科目等履修で学ぶ場合、入学金やスクーリング費用も含む必要な学費の総額は15〜25万円程度が相場です。なかには10万円台前半で受講できる大学もあります。

通信制大学の奨学金

通信制大学の場合、日本学生支援機構の奨学金が利用できるのは、夏季・冬季スクーリングや通年スクーリングを受ける場合に限られるので注意が必要です。独自に貸与型・給付型の奨学金制度を設けている大学もあります。また、奨学金ではありませんが、教育訓練給付制度を利用できる通信制大学もあります。

通信制大学出願までのダンドリ

通信制大学は入学のタイミングを4月と10月の年2回設けているところが多く、出願期間も1〜5カ月と長めに設定されているのが一般的。入学時期ごとに複数回の出願期間を設けている大学もあります。また、インターネット出願できる大学も増えており、その場合、資料や志願票は郵送で取り寄せる必要がなく、手軽にダウンロード可能。

また、通信制大学の入試はほとんどが書類選考のみなので、試験対策は特に必要ありません。そのため、志望校やコースさえ決まればすぐにアクションが起こせます。

資料を確認して出願書類を揃えたら、「善は急げ」で最も早い入学時期に合わせて出願するのがいいでしょう。なお、多くの通信制大学では、入学月の直前、あるいは少し過ぎた時期でも受け付けてもらえます。もちろん、出願期間中の早い時期に出願すれば勉強期間をしっかり確保できるので、それに越したことはないのですが、「もう3月(9月)も下旬だから…」とあきらめる必要はありません。

通信制大学出願の際の主な提出書類

大学・短大の卒業(見込)証明書、成績証明書

大学・短大卒者の場合に必要とされる書類です。いずれも出身大学・短大で発行してもらいます。書類の作成・発行に数日を要する場合もあるので早めに手配しておくことが大切です。

編入学資格証明書

高校卒者が初年次入学で司書資格をめざす場合に提出する書類です。調査書は発行までに1週間程度かかる場合も多いので、早めに手配しておきましょう。

その他の提出書類

そのほかに必要な書類は、志願票、健康診断書など。学歴や修得済みの単位、志望するコースなどによってさらに必要になる証明書もあるので注意しましょう。