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在校生・修了生インタビュー
東洋英和女学院大学大学院
人間科学研究科
人間科学専攻

  • 心理・人間
  • 東京都
  • 大学院
新しい可能性を見つけるため
芸術療法なども織り交ぜて子どもたちの心のケアができる心理職になりたいと思いました

玉利 香里さん(36歳)

国際基督教大学(社会学科)卒業後、会社員を経て「表現アートセラピー研究所」の養成講座スタッフとなる。2020年、通信制大学の心理学部に3年次編入学。卒業後の2023年、本研究科に入学。

この大学院に入学した動機は?

会社勤めをしながら学生時代の仲間たちと子ども向けミュージカルの宅配活動を続けていましたが、東北の被災地を訪れた際に「心のケア」の重要性を痛感しました。そこで、表現アートセラピー研究所でトレーニングを受け、ファシリテーターとしてワークショップにも参加するようになりました。その活動を通して、より専門的な立場で子どもたちの心のケアに関わる道はないかと考えはじめ、公認心理師取得を決意。絵画や箱庭などを用いた芸術療法が学べることに惹かれて本研究科に入学しました。

この大学院の魅力は?

人間味にあふれる先生方から人の心に関する幅広い知見や多様な考え方、そして自身の実体験を聞けることが大きな魅力です。また、実習制度が整っており、医療、教育、福祉、産業分野での外部実習を通して心理職がどのように社会と繋がっているのかがイメージできるようになりました。さらに、授業や書籍からのインプットと実習での心理面接というアウトプットを繰り返すことで、専門的な知識を消化して「自分の力」に変えていくプロセスが踏める実践に即した学びができる環境だと感じています。

私のオススメ科目

臨床心理学特論(ゼミ)

心理療法に関する本を読んでからのディスカッションや先輩が担当するケースについて意見交換などをします。多様な見方、考え方を知ることができ、正解のない人の心の世界の奥深さに驚いたり、感動したりしています。

臨床心理基礎実習

カウンセリングの場を想定した学生同士のロールプレイや箱庭療法などを体験的に学ぶ科目です。「臨床の現場では、クライアントさんだけでなく、あなたも一緒に変わるんですよ」という先生の言葉に衝撃を受けました。

福祉分野に関する理論と支援の展開

元々、虐待や愛着の問題に興味があったのですが、実際に養護施設で心理職を務める先生から子どもたちへの思いや関わり方を聞くことができます。子どもたちの話をする時の先生の優しい眼差しがとても印象的でした。

お金のやりくり法

これまでの貯蓄と隙間時間で行っている仕事の収入で賄っています。生活費は家族と出し合っていますが、金銭面以上に重要だったのは、何のために大学院に通うのかをしっかり説明して理解してもらうことでした。

ある一週間のスケジュール

月曜日午前中はゆっくり過ごし、家事などをしています。午後は在宅(主にホームページの更新やメール対応など)の仕事や課題に取り組み、18:30~21:40は大学院の授業です。
火曜日この日は課題を進めたり、実習記録などをまとめて提出したりします。18:30~21:40は月曜日と同様に大学院の授業を入れています。
水曜日朝から学外実習先の病院に行き、精神科で予診や心理面接、集団療法などを体験させていただいています。緊張感もありますが、現場を知る貴重な機会です。
木曜日午前中はしっかり休養を取り、前日の実習の疲れを癒します。午後からはゼミやカンファレンスがあり、先輩が担当している実際のケースを聞くことがとても勉強になります。
金曜日午後から学内に併設されている「こころの相談室」に来られるクライアントさんの話を聞く学内実習。終わってからすぐに会話記録をまとめ、夜は箱庭療法や産業分野の授業を受けます。
土曜日10:30~14:30まで授業。合間に友達と話したり、課題を進めたりします。夜は学外のスーパーバイザーの先生に自分が担当しているケースについてアドバイスを受けに行きます。
日曜日さまざまなアート表現を組み合わせた芸術療法を実践する「表現アートセラピー研究所」でファシリテーターを務めています。色々な人と出逢ったり、大好きなアートに触れてリフレッシュにもなります。
問合せ先03-3583-4031(大学院事務室)ホームページはこちら
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