在校生・修了生インタビュー
田園調布学園大学大学院
人間学研究科
心理学専攻
- 心理・人間
- 神奈川県
- 大学院
- 昔からの夢を叶えるため
- 公認心理師を目指して入学。密度の濃い少人数制が、夢の実現を後押ししてくれました。
酒井 裕明さん(26歳)
大学卒業後、同大学院に進学。修了後、公認心理師試験に合格した。現在はインターンで出会ったメンタルヘルスケア企業に就職し、社会人や学生のカウンセリング業務に従事している。
入学の理由
大学時代は、ギャンブルの依存症について研究。次第に「今以上に心理学の専門知識を持った支援者が必要だ」と感じるようになり、大学院で公認心理師の資格を取得する道を選びました。いくつかの大学院の研究室を訪問し、最終的に精神保健分野に強い同大学院に入学。数多くの依存症のケースに触れられることはもちろんですが、より密度の濃い議論ができる少人数制だったこと、先生と学生の距離が近く一人ひとりのペースを尊重しながら指導してくれることも大きな志望理由になりました。
大学院の魅力
少人数だからこそ生まれる、深い学びと広い学び。それが同大学院の大きな魅力だと思います。なかには学生1名に対して教員1名が指導してくれた講義もありますし、ゼミの研究では担当教員に限らず、複数の教員の見解を伺うことが日常茶飯事でした。大学院で「ケースを深掘りする力」「多角的に分析する力」を修得できたことは非常に大きかったですし、たとえ時間外であっても心理検査の実践や試験勉強に付き合ってくださった先生方の手厚い支援にはとても助けられました。
私のオススメ科目
心理支援に関する理論と実践
多種多様な症例を通じて人間の複雑さを学んだ講義。先生が指定した事例について調べ上げ、同級生と一緒に対象者の生い立ちなどについて議論しながら「なぜこのアセスメントにいたったのか」を考察していきました。
司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開
少年院での業務経験を持つ実務家教員から実例を学びました。どのような子どもが、どのように犯罪に関わることになったのか。人間理解としても、心理職のキャリアとしても視野を広げることができた講義です。
心理的アセスメントに関する理論と実践
ロールシャッハをはじめとした10種類の心理検査について少人数で学習。理論と実践では大きな違いがあるため、対象者の反応を見ながらじっくりと応用力を磨けたことは私の財産になりました。
お金のやりくり法
奨学金を借りて、学費にあてました。生活費や書籍代はアルバイトの給料から。実家暮らしだったことも大きいのですが、息抜きのために遊びに行っても特に問題なく大学院に通うことができました。
ある一日のスケジュール
8:00 | 起床。支度をしてアルバイト先に向かいます。土曜日は朝から夕方まで授業があるため、起床後に予習や復習をすることもありました。 |
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9:00 | 携帯ショップで販売員の仕事に従事。心理職はクライアントとの信頼関係構築が重要なポイントになるため、お客様の反応などを見ながら心の動きを考察することもありました。 |
13:00 | 休憩へ。職場と自宅が近いため、一度、家に戻って食事をすませました。ときにはごはんを食べながら参考資料に目を通すことも。 |
15:00 | アルバイト終了。準備をして、車で大学院に向かいます。だいたい30分ほどでキャンパスに到着するため、講義開始まで時間があるときは文献などを読むようにしていました。 |
18:20 | 講義開始。先生方は1対1の講義のときには通常のカリキュラムを柔軟に変更して、学生が学びたいテーマに焦点を当ててくれます。同級生によると学生1名に対して教員2名のときもあったそうです。 |
20:00 | 合同講義に参加。心理学専攻は全員が20代でしたが、他専攻では30代、40代の方が中心で保育士や教員として働きながら学んでいる方がほとんどでした。こうした交流の機会も同大学院の魅力だと思います。 |
21:30 | 3コマ目の講義を終え、自宅に向かいます。この日はそのまま帰宅しましたが、同大学院は同級生との絆も深く、最近、修了後初となる同窓会を開催しました。 |
22:00 | 帰宅後は、課題に取り組みます。この日は司法・犯罪分野の文献を読んで、概要をまとめたレポートを作成。終了後、翌日の講義の準備をしました。 |
24:00 | 就寝。勉強ばかりだと煮詰まるため、ときには実習先の利用者さんに教わったアコースティックギターを弾くなどして気分転換していました。 |
問合せ先 | 044-966-3565(大学院事務室)ホームページはこちら |
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