教授紹介
桜美林大学 大学院
国際学術研究科
国際学術専攻 経営学学位プログラム
【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?
専門分野:コーポレート・ファイナンスさかい むつみ境 睦教授
桜美林大学 大学院
国際学術研究科
財務管理能力と経営戦略の視点を兼ね備えたビジネスパーソンを育成します!
- 担当科目
- コーポレート・ファイナンス
- 経歴
- 早稲田大学大学院商学研究科・修士課程修了(商学修士)、同博士課程単位取得満期退学、明治大学(経営学博士)。1994年から桜美林大学経済学部講師、経営政策学部助教授などを務め、2003年カリフォルニア大学バークレー校ハーススクールオブビジネス客員研究員。2006年桜美林大学ビジネスマネジメント学群助教授、2021年から同大学大学院経営学学位プログラム長及び国際学術学位プログラム長。
- 著作物・論文
- 『DXと人的資本(共著)』税務経理協会(2023年)、『地域とイノベーションの経営学(共著)』中央経済社(2020年)、『新ベンチャービジネス論(共著)』税務経理協会(2020年)、『日本の戦略的経営者報酬制度』中央経済社(2019年)、『グラフィック経営財務(編著)』新世社(2019年)、『中小企業のアジア展開(編著)』中央経済社(2016年)
- これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
- 国内企業に勤める社会人学生はもちろん、中国、ベトナム、オーストラリアなど留学生も数多く指導してきました。私の専門分野であるコーポレート・ファイナンスは企業価値の最大化を目指すために、いかにして資金調達し、それをどのような事業に投資するのかを理論的に追求する学問分野ですが、近年は金融市場の国際化に伴い海外から資金調達をする企業も多くなり、その手法も複雑化してきました。また、金融市場からの資金調達・運用にはリスクマネジメントの観点も忘れてはなりません。さらに、質の高い経営判断、意思決定をする上で、WACC(加重平均資本コスト)、ROE(自己資本利益率)、ROIC(投下資本利益率)、 NPV(純現在価値)、IRR(内部収益率)などの指標が重要視されている現在、コーポレート・ファイナンスで扱う幅広い分野の知識や視点は経営層・起業家・投資家のみならず、多くのビジネスパーソンにとって有益であり、今後も多くの社会人に学んでほしいと考えています。■これまで指導した社会人学生の研究テーマ中国のサーキットブレーカー制度とその課題/ベトナム銀行システムにおける不良債権の処理方法の展望/日本の自動車産業のEV化進展の遅れに関する考察/中国における不動産鑑定会社の現状と将来のあり方 など
- ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
- 常にインタラクティブな教育環境を提供することを心掛けています。例えば、講義中に実際の企業の決算書をもとに財務分析の発表をしてもらうことがありますが、安全性・生産性・収益性・成長性のどこを重視するかで導き出される答えに差異が生じます。その時、私や他の学生の意見とすり合わせることで新たな気づきに繋がることは多いと思います。ゼミにおいては修士論文の作成に絞った指導を行っています。まず論文の書き方(ルール)から始め、統計学を講義しながら実証分析の手法を身につけてもらいます。論文作成が進むと定期的に発表をして他の学生の意見を聞き、修正を施すということを繰り返して完成させていきます。
- どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
- 問題意識と探求心を持った社会人に入学してほしいと願っています。本研究科には経営学の基盤となるマネジメントに関する幅広い分野を学ぶ「経営学研究コース」、エンターテインメント産業やアジアをフィールドにしたビジネス、そして事業創造などの学際領域が学べる「MBAコース」があり、企業経営に関する知識やスキル、戦略的思考などを身につけた人材を育成しています。私自身は一貫して研究・教育に携わってきましたが、大企業のCFO経験者や現役のコンサルタントなどの実務家教員も多く、経営学の理論と実践の両輪を学べる環境が整っています。また、環境や社会に配慮することで企業の成長や価値の向上を図るサステナビリティ経営を実践できる人材を育成する新プログラムもスタートしました。どのコースも学生の自主性を尊重しながら要所でサポートをする教員ばかりですので安心して学業に取り組めます。自分の興味の対象を見極め、問題意識を持って入学してください。
【桜美林大学 大学院国際学術研究科国際学術専攻 経営学学位プログラム】の教員一覧
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齋藤 泰浩教授●担当科目:国際経営研究
1993年早稲田大学大学院商学研究科・修士課程修了(商学修士)、1997年同博士課程単位取得満期退学。1997年、東京国際大学商学部専任講師、2001年同学助教授、2014年桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授、2019年同教授。専門分野は、国際ビジネス(キーワード:多国籍企業)。著書に『組織と組織の中の個人』中央経済社(2016年)、共著に『テキスト現代経営入門〈第2版〉』中央経済社(2020年) など。
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鈴木 勝博教授●担当科目:アントレプレナーシップ論、ビジネス創造論
1994年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了、1997年同博士課程修了 博士 (理学)。民間シンクタンクのプレイング・マネージャ、中小IT企業の執行役員として10年ほど活動。早稲田大学理工学術院客員主任研究員・兼担講師、東京工業大学特任准教授を経て、2017年桜美林大学准教授、2021年より現職。専門分野は、経営学 Management Studies(キーワード:イノベーション・マネジメント、アントレプレナーシップ)。
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坂本 雅明准教授●担当科目:経営戦略研究
2005年一橋大学大学院商学研究科経営学修士課程修了 修士(経営)、2009年東京工業大学イノベーションマネジメント研究科博士課程修了 博士(技術経営)。製造業勤務を経て、その後20年間にわたりシンクタンクの研究員・コンサルタントを歴任。2019年桜美林大学大学院経営学研究科客員教授、2020年より現職。専門分野は、経営戦略(キーワード:経営戦略、新事業開発、意思決定、経営人材育成)。
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岩垂 好彦准教授●担当科目:グローバル・マーケティング、国際経営論、グローバル経営入門 他
1991年慶應義塾大学経済学部卒業、1998年University of Pittsburgh Public and International Affairs 修士課程修了。20年にわたり経営戦略コンサルタント及び証券アナリストとして、グローバルな事業展開を大企業から中小企業までの経営者、技術者、経営企画担当者とともに推進。専門分野は、経営学、経済政策、開発経済(キーワード:新興国、グローバルマーケティング、経営戦略、事業戦略、産業政策、産業人材育成)。
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西川 正郎教授●担当科目:経営学研究特論、社会科学研究法特論、博士論文研究法特論
東京大学経済学部卒業、米国ジョーンズ・ホプキンス大学大学院 Graduate Division of Business and Management 修士課程修了(Master of Business Administration/Finance)、同金融投資証書課程(Graduate Certificate in Investments)修了。経済企画庁、外務省、内閣府に勤務の後、一橋大学公共政策大学院での教鞭を経て、2021年桜美林大学大学院 国際学術研究科 専任教授。
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董 光哲教授●担当科目:ヒューマンリソースマネジメント、社会科学研究法特論、日本的経営研究
2006年桜美林大学大学院国際学研究科博士課程修了(学術博士)。明治学院大学専任講師、江戸川大学助教授・准教授・教授等を歴任し、2018年桜美林大学 ビジネスマネジメント学群 助教授、2023年より現職。専門分野は、経営戦略、国際人的資源管理、中国企業統治論(キーワード:企業統治、人的資源管理、経営戦略、国際人材開発)。著書に『中国の上場会社と大株主の影響力ー構造と実態ー』文眞堂(2017年) など。
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五十嵐 元一教授●担当科目:ホテルマネジメント、専攻演習、インターンシップ(ホテル)、国内ビジネス研修(ホテル&ブライダル) 他
早稲田大学法学部卒業、New York University School of Continuing Education 修了 Master of Science in Hospitality Industry Studies、北海学園大学大学院経営学研究科博士課程修了 博士(経営学)。ホテル業界に勤務後、札幌国際大学観光学部教授、杏林大学外国語学部非常勤講師、専修大学経営学部非常勤講師を歴任。2015年桜美林大学教授。専門分野は、経営学、商学(キーワード:ホスピタリティ・マネジメント)。
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雷 海涛大学院長 教授●担当科目:アジアにおけるイノベーション、アジア企業研究、日中ビジネス概論、ビジネス統計分析 他
1989年東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻修士課程修了 修士(工学)、1992年同博士課程修了 博士(工学)。26年間、日本製造業に勤務し、日中産業界の幅広いネットワークを持つ。2018年桜美林大学大学院部長補佐、2021年同大学院長。専門分野は、経営学、国際関係論、地域研究(キーワード:グローバル・ビジネス、中国企業研究、デジタル・エコノミー)。
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下島 康史准教授●担当科目:観光学概論、レジャー論、現代ホスピタリティ、ホスピタリティ経営論、スポーツ産業論 他
2001年桜美林大学大学院 国際学研究科 国際関係専攻 博士課程単位取得満期退学、2002年桜美林大学大学院 博士(学術)学位取得。2002年から「観光ホスピタリティ」分野の大学専任教員として研究・教育に従事。2009年桜美林大学ビジネスマネジメント学群専任講師、2013年同専任准教授、2024年同学群長補佐に就任。専門分野は、観光学、経営学(キーワード:レジャー(観光、スポーツ、エンターテインメント))。
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任 雲教授●担当科目:経営戦略研究、経営組織研究、経済学研究、社会科学研究法特論
1988年北京師範大学卒業、1996年桜美林大学大学院国際学研究科修士課程修了 修士(国際学)、1999年同博士課程単位取得満期退学、2001年桜美林大学大学院 博士(学術)学位取得。現在、経済学、特にミクロ経済学の理論を用いて企業の経営行動や産業の競争状況などについての研究、および教育活動に従事。専門分野は、経済政策(キーワード:経済体制・比較経済制度分析(特に企業理論、企業制度の比較制度分析))。
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戸崎 肇教授●担当科目:.
1995年、京都大学経済学研究科現代経済学専攻博士課程修了 博士(経済学)。航空業界で8年半実務を積み、その後帝京大学、明治大学、早稲田大学、東京都立大学などで教鞭をとる。専門分野は、航空政策、交通政策、観光政策。著書に『ビジネスジェットから見る現代航空政策論』晃洋書房(2021年)、『観光立国論 交通政策から見た観光大国への論点』現代書館(2017年)、『航空産業とライフライン』学文社(2011年) など。
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兼田 麗子教授●担当科目:企業と倫理、経営史、日本の経営者、プロジェクト・マネジメント、専攻演習、アカデミック・リテラシー
2000年早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了(修士)、2004年同博士課程単位取得満期退学、2006年早稲田大学大学院(博士)学位取得。早稲田大学日本地域文化研究所 客員研究員・ 客員准教授、大東文化大学経済研究所 客員研究員、明治大学政治経済学部 兼任講師等。桜美林大学大学教育開発センター 研究員、准教授を経て、2021年同教授に就任。著書に『大原孫三郎-善意と戦略の経営者』中央公論新社(2012年) など。
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宮本 文幸教授●担当科目:マーケティング理論 、マーケティング戦略論、ブランド論、市場調査フィールドワーク 他
1985年筑波大学第3学群社会工学類卒業、2016年愛知大学 博士(経営学)学位取得。大手化粧品メーカーで約20年マーケターを経験。ヒット商品の企画・開発経験を元に、商品パッケージなどによる成功要因解明の実証研究に10年以上取り組む。専門分野は、商学(キーワード:消費者心理、マーケティング、パッケージ・コミュニケーション、製品の擬人化)。共著に『テキスト現代経営学入門(第2版)』中央経済社(2020年) など。
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杉山 大輔特任教授●担当科目:ISO経営戦略研究、経営システム研究、国際標準化研究
1980年早稲田大学法学部卒業、2011年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了、2016年同博士後期課程修了。大手製造業・サービス業にて40年に亘る実務経験を持ち、経営企画・計数管理・事業企画・ソリューション企画の実務に従事。東京大学非常勤講師、北陸先端科学技術大学院大学非常勤講師を歴任。共著に『第三世代のサービスイノベーション』社会評論社(2017年) など。
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山口 有次教授●担当科目:エンタテインメント・インダストリー
1987年同志社大学工学部卒業、1996年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了、2000年同博士課程修了 博士(工学)。エンターテインメント関連分野のコンサルティングや調査・企画の実務を経験。立教大学観光学部兼任講師、早稲田大学理工学術院総合研究所客員講師を歴任。2006年桜美林大学助教授、2009年同教授(現職)、2024年より同副学長に就任。専門分野は、観光学、経営学、商学、建築計画、都市計画。
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川崎 友加(さきは立つ崎)准教授●担当科目:トラベル&エンターテインメントマーケティング
2006年京都橘大学大学院文化政策学研究科博士前期課程 修士課程修了 修士(文化政策学)、2017年同志社大学大学院 総合政策科学研究科博士課程修了 博士(政策科学)。旅行会社でカウンターセールス、法人営業などに従事しながら、農山村の観光地域振興について研究を行う。専門分野は、観光学、観光ビジネス論、グリーンツーリズム論、文化政策学 。共著に『地域産業の経営革新と流通・マーケティング戦略』千倉書房(2024年) など。
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池田 聡准教授●担当科目:経営組織研究、資本政策論、事業再生論
1990年早稲田大学法学部卒業、2022年University of Wales Trinity Saint David 修了 修士(MBA)。日本銀行、国営投資ファンドである産業再生機構及び経営コンサルティング会社で多くの企業の戦略策定を手掛ける。2019年桜美林大学客員教授、2021年より現職。共著に『PMIを成功させるグローバルグループ経営』中央経済社(2023年)、『修羅場の説明力』PHP出版(2016年)、『事業再生の実践』商事法務(2006年) など 。
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谷 光教授●担当科目:専攻演習I・II・VI
2006年東京都立大学社会科学研究科経営学専攻 修士課程修了 修士(経営学)。大手旅行会社での勤務35年のうち、20年間は国内外の新規事業開発・企業内ベンチャーに携わり、新会社5社を設立、旅行事業以外の新ビジネス(観光・集客地域マネジメント・公共施設運営・各種プロモーション等)の構築に携わる。2020年、桜美林大学准教授。共著に『旅行業の扉』碩学舎(2013年)、『観光のビジネスモデル』学芸出版社(2011年) など。
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山田 周平特任教授●担当科目:アジア企業研究、日中ビジネス概論
1991年早稲田大学政治経済学部卒業、2015年北京大学 外資企業EMBA。1991年日本経済新聞社に入社し、台北支局長、産業部キャップ、中国総局長などを歴任。2023年桜美林大学大学院特任教授に就任。専門分野は、経営学(キーワード:中国・台湾のイノベーション動向、アジアの産業構造、国際分業)。共著に『現代中国を知るための54章【第7版】』明石書店(2024年) 、『技術覇権 米中激突の深層』日本経済新聞出版(2020年) など。
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坂田 淳一教授●担当科目:デジタルビジネス創造論
2005年早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士課程修了 博士(情報通信学)。政府系機関、コンサルティング会社において、デジタル技術を用いたビジネスモデルの構築や経営戦略の策定等に携わる。2005年東京工業大学准教授等を経て、2024年桜美林大学ビジネスマネジメント学群長。専門分野は、ウェブ情報学、サービス情報学、統計科学、経営学(キーワード:情報科学、デジタルビジネス、DX)。
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馬塲 正実准教授●担当科目:専攻演習I・II
1986年早稲田大学社会科学部卒業、2012年立教大学大学院ビジネスデザイン研究科修士課程修了、2016年同博士課程修了 博士(経営管理学)。ファッション業界の国内企業及び外資系企業において、30年間ブランドマネジメントに携わり、新規事業スタートアップやCRMの実践に参画する。立教大学兼任講師、2018年桜美林大学准教授。『ファッションビジネス戦略的ブランドマネジメント-キャズムを越えて』晃洋書房(2017年) など。
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