大学・専門学校の面接!流れ&必須マナー

面接はどんな流れで進む?場面場面でどんなマナーや振る舞い方が求められる?まずは面接の常識&決まりごとを頭に
入れて、AO入試や推薦入試の面接に備えよう!

面接の流れと必須マナー

①控室②入室③着席④面接中⑤退室

①控え室での必須マナー

面接前の控え室での様子もチェックされていることがある。控え室に入った時から(さらにいえば試験会場に足を踏み入れた時から)すでに面接は始まっているという緊張感をもっておこう。隣の人と大声で話す、ひたすら携帯をいじっている、携帯の着信音が鳴る、携帯電話で話す、むやみにウロウロ歩く、脚を組んで座っているなどはすべてマナー違反。自分の順番が来るのを静かに待ち、面接に備えよう。

②入室時の必須マナー

名前を呼ばれたら面接室へ。部屋の前に来たら2回ノック(中には3回と指導する高校もある。これはどちらでもOK)。「どうぞお入りください」と言われたらドアを開け、笑顔で面接官に視線を向けて、元気よく「失礼します」と言って入室。ドアを閉める際は面接官にお尻を向けないよう注意。続いて45度の角度でていねいにお辞儀をし、身体を起こしてから受験番号・学校名・名前を名乗り、「本日はよろしくお願いします」とあいさつ。第一印象が大切なのでとにかくさわやかに!

③着席時の必須マナー

入室したら椅子の位置にまで進み、「どうぞお座りください」と言われたら、「ありがとうございます」「失礼します」などひとこと答えて着席。面接中の正しい座り方は次のとおり。男子:姿勢良く浅めに腰かける(椅子の3分の2くらいまで)。足は引きすぎず、出しすぎず、垂直に下ろす。両脚は肩幅程度に開く。手は軽く握り、太ももの上に。女子:姿勢良く浅めに腰かける(椅子の2分の1くらいまで)、両膝は常につける。手は軽く握り、太ももの上に。

④面接中の必須マナー

会話中はさわやかな笑顔を心がけよう。視線は面接官の顔に。直接目を見つめるのではなく、眉間のあたりを見ると自然に会話ができる。相手が複数いる場合は均等に視線を配ることを意識。キョロキョロしたり、下を向いたりするのはNG。また、姿勢を崩したり、貧乏揺すりをしたりするのはもちろんNGだが、会話の流れに沿って自然な範囲で手を動かすのは問題なし。ただし、不自然な癖は相手も気になるので注意しよう。

⑤退室時の必須マナー

面接終了を告げられたら、「本日はありがとうございました」と言って一礼。立って扉へ向かい、扉前でも目線を合わせて一礼し、「失礼します」と元気に一言。ドアはゆっくり開閉を。最初に書いたように控え室での態度も見られている可能性があるので、終わったからといって、だらしない態度にならないように。

動画で確認してみよう!


面接当日のありがち失敗事例

緊張して眠れず睡眠不足で本番に…

面接の前日は緊張してなかなか寝付けないかもしれない。また、心配で面接のイメージトレーニングをしているうちにいつのまにか朝に…なんてケースもありそう。しかし、睡眠不足の状態で面接に臨んだのでは、顔色や表情にも影響するし、集中力も働かない。しっかり睡眠がとれるよう、数日前から生活のリズムを整えておこう。

電車が遅れて開始時刻に10分遅刻…

電車の遅れなどで面接開始時刻に遅れてしまった! これは言うまでもなく大失態。そもそも交通機関の乱れなどは想定して、30分前、1時間前には現地に着くよう行動するべきだが、もし遅れてしまう時は、わかった時点ですぐに連絡を入れること。なお、慣れない土地の場合、道に迷うこともあるので試験会場の下見も必ずしておこう。

控え室で大声を上げてしまい…

面接前の控え室で、近くの受験生と「緊張するねー」と小声でやりとりするうちにだんだん話が盛り上がって…なんてことがよくある。中には会話に夢中になって「マジー、私もその大学受けた!」などつい大声を上げてしまう受験生も。控室での様子をチェックされている場合は確実にマイナス。

ノックもしないでいきなり入室…

「面接中のやりとりの練習は何度もしていても、入室や退室までは特に…」という受験生は意外といるのでは? 高校生だとノックをして部屋に入るという習慣が身についていないことも多く、緊張していることもあってうっかりノックせずにドアを開けてしまうことも。これは相当なマナー違反なので要注意。

勧められていないのに勝手に着席…

入室してあいさつしたあと、いきなり勧められてもいないのに着席…。これも面接官に対して相当失礼な印象を与える。第一印象が悪くなるので面接全体に及ぼす影響も大。面接の常識といえるマナーの一つなので、頭で覚えるだけでなく、実際に何度もシミュレーションして身体に叩き込んでおこう。

面接中に携帯電話の着信音が…

これも実際よくある失敗。控え室に入る前に携帯電話の電源は必ず切っておこう。バイブ音も鳴らないサイレントマナーモードでもいいが、例えば新しい機種に切り替えたばかりだと設定がよくわからず、マナーモードでもアラーム音などが鳴ってしまうことも…。電源を切っておくのが無難で確実。

面接中にずっと髪の毛をいじり続けて…

緊張しながら人と話している時、人は変な癖が出やすいもの。やたらと髪の毛を触る、太ももをさすり続ける、頻繁に鼻をこするなど癖は人それぞれだが、正面から受験生を観察している面接官には非常に気になる。こういった癖は自分では気づいていないことも多く、なかなかすぐには直らない。模擬面接を何度も録画チェックして修正を。

面接が終わったのに座り続けて…

着席時には、「どうぞお座りください」と言われてから座るのがマナー。そのため、中には、面接終了後も指示があるまで立ち上がってはいけないのかと勘違いして黙って座っている受験生も。「面接は以上です。お疲れさまでした」と終了を告げられたら、「本日はありがとうございました」とお礼を言って立ち上がってOK。

面接中の失敗で落ち込み、無言で退出…

面接中、思っていたような受け答えができず、その場で落ち込み始める受験生もいる。ブルーな気分のまま声のトーンも小さくなり、すっかりあきらめて最後は無言で退出…なんてことも。しかし、受け答えで少々のミスがあっても合格するケースはいくらでもある。面接中に落ち込み続けていたら失点を重ねるだけ。十分挽回は利くと考えて、切り替えよう。

退出した瞬間「終わったー」と大はしゃぎ…

面接室を出た瞬間気が緩む受験生は少なくない。中には控え室の友達に向かって「終わったー!」と大はしゃぎする受験生も。シーンとした面接室でドア越しにその声が響いてくるのを耳にした面接官がどう感じるか…。試験会場を出るまでは気を引き締めておこう。

お話を伺った方

株式会社 カンザキメソッド 神崎史彦氏
株式会社カンザキメソッド 神崎史彦氏
AO・推薦入試対策ゼミ「カンザキメソッド」代表。
志望理由書や小論文、面接対策のプロとして、講義や講演で全国を飛び回る。
大学・短大・専門学校の面接対策基礎知識
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