一緒に考えると言っても、何から手をつけたらいいか悩んでしまうかもしれません。そんなときは保護者がスモールステップを用意してあげるとよいでしょう。「やりたいことは何か?」をいきなり考えるのではなく、「どうしたらみつかるかな?」「ほかに方法ない?」「どうすればそうなれるの?」「それもいいね、やってみようか」。そんな簡単な会話から考えを積み重ねていくことで、子どもの背中を押すのです。「今晩夕食何が食べたい?」といった日常会話と同じだと思って気軽に取り入れてみてください。
インターネットも、一緒に考える上で非常に役立つツールになるでしょう。『スタディサプリ進路』には、具体的な進路情報がたくさん掲載されているので、一緒に感想を言い合うだけでも、子どもにとっては大きな前進になります。それをきっかけに実際に学校見学に行く、在校生や先生に会ってみるなど、発展していけるといいですね。
以上、いろいろとアドバイスさせていただきましたが、これらはすべてに携わるなかで、私自身が高校生から学ばせてもらったことです。保護者の皆さんも何かとご心配が多いと思いますが、「ぼちぼち一緒に考えていこか〜!」のノリで、明るく乗り切っていきましょう!(本田)