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聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 薬剤部
Chapter_01
病院薬剤師を目指したきっかけと、現在のお仕事を教えてください。
学生時代、実習先で「病棟・チーム医療」の最前線で活躍する薬剤師の姿を目の当たりにし、私の進むべき道はここだと思いました。調剤室の中でお薬を用意する「中央業務」にとどまらず、臨床現場で直接患者さんと向き合い、専門知識で価値を提供したい。そう考え、自ら病院を選定して現在の職場を志望したんです。
現在は消化器外科などの病棟を担当しています。主な役割は、手術前後のお薬の休薬・再開の適切なタイミングを管理し、血栓症などのリスクを未然に防ぐことです。病院では、医師や看護師だけでなく、栄養士、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーなど、多くの専門職がチームとなって一人の患者さんを支えています。
薬剤師はその中で「薬のプロ」として、投与量や副作用のチェックはもちろん、患者さんの「実はこれが飲みにくい」といった本音を汲み取って治療に反映させる橋渡しの役割を担います。
私は、特定の分野に特化するよりも、まずはあらゆる状況に柔軟かつ高い専門性で応えられる「広く強く」信頼される薬剤師でありたいと考えています。自分の提案が治療に活かされ、患者さんの状態が改善する瞬間の達成感は、言葉で言い表せません。

Chapter_02
医療現場でのコミュニケーションで、大切にしていることは?
実は、私はもともとおしゃべりが得意な方ではありませんでした。しかし、現場に出て気づいたのは、コミュニケーションとは単に上手く話すことではないということです。大切なのは、相手の立場に立って「伝わる工夫」をすること。例えば忙しい医師には、治療に必要な情報を簡潔に要点だけ伝える。一方で患者さんに説明する際は、難しい言葉は使わず、白い紙に絵を描いたり色を塗ったりして「視覚的」に伝えるようにしています。自分が得意な「視覚化」という強みを活かすことで、口下手でもしっかりと安心感を届けることができるんです。
また、記録を残す際も「誰が見ても状況がわかるように」と常に相手視点を意識しています。知識を磨くことはもちろん、患者さんからも、同僚の医療スタッフからも「齋藤さんがいれば大丈夫だね」と信頼してもらえる存在になりたい。
まだまだ経験不足なので、知識と寄り添いの両面から、医療現場に安心感をもたらすプロフェッショナルを目指して、もっともっと成長していきたいという思いです。

Chapter_03
昭和薬科大学での学びは、今の仕事にどう活きていますか?
昭和薬科大学の良さは、みんなで一緒に「学ぶ楽しさ」を見つけていける環境にあります。実は私自身、最初から成績が抜群に良かったわけではありませんでした。でも、食堂や自由スペースで「ここってどういうこと?」と友達と教え合ううちに、少しずつ理解が深まり、勉強がどんどん楽しくなっていったんです。
一人で机に向かうだけが勉強ではありません。友達の得意な分野を教えてもらい、自分の得意なところを伝える。そんな「教え合い」のサイクルが、自分でも驚くような成長に繋がりました。それは優秀な子だけではなく、誰もがきっかけを掴める温かな文化です。
また、先生方も学生一人ひとりを家族のように見守ってくれます。国家試験前に全員分の「合格祈願クローバー」を折り紙で折ってくださるような手厚いサポートも、折れそうな心を支えてくれました。
緑豊かな静かな環境で、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる日々。この場所で見つけた「仲間と一緒に壁を乗り越える楽しさ」は、多職種との連携が欠かせない今の仕事の現場でも、活きているのかもしれません。

未来の薬剤師へのメッセージ
薬学部の6年間は大変なこともありますが、「誰かのためになりたい」という小さな気持ちがあれば、必ず乗り越えられます。学ぶ楽しさを見つけられれば、薬剤師は定年まで一生成長し続けられる最高に魅力的な職業です。
昭和薬科大学には、あなたの「好き」を形にし、挑戦を支えてくれる最高の仲間と環境が揃っています。ぜひ、この温かな学び舎で、未来の自分への一歩を踏み出してください!