
太田 莉央さん
国際社会学部
国際コミュニケーション学科 4年
神奈川県立 横浜平沼高等学校 出身
八田 裕之さん
キャリアセンター事務長
※学生の学年・取材内容は2024年11月時点のものです
「よく来てくれる学生の名前と顔は自然に覚えています。いちばん嬉しいのはやっぱり、内定の報告に来てくれたとき」と、まるで自分のことのように心配して、一緒に喜んでくれる。学生一人ひとりを思いやって温かい、東洋英和のキャリアセンター。

太田
キャリアセンターに行き始めたきっかけは、学内イベントで職員の方に声をかけてもらったこと。ちょうど就活を意識し始めた2年生の終わり頃で、「ぜひ来てね」と言ってもらえたことで行きやすくなり、そのまま担当になっていただき、いろいろ相談するようになりました。
八田
キャリア系のイベントに限らず、学生さんには積極的に声をかけるようにしています。キャリアカウンセラーは5人いますが、予約の際に指名してもらえれば、継続して同じ担当者が相談に乗ります。「話の続きがしやすい」「安心できる」という学生の声もよく聞きます。
太田
面談の予約は週に1回、それ以外も授業の後に立ち寄ることも。みなさん親身に話を聞いてくれます。八田さんも第一志望の最終面接の日に「今日最終面接だよね」と言って、急遽面接の練習をしてくれたんです。担当じゃなくても気にかけてくれているとわかり嬉しかったです。
八田
キャリアセンターでは学生のキャリア支援に関する情報を共有しています。また、この規模だからできることとして、『全員面談』で必ず1回は学生にコンタクトをとっています。場合によってはゼミの先生や保護者にもご協力いただき、キャリアセンターに確実に来てもらい就活をサポートしています。
太田
別の大学に行った友達に、面談のことを話したら、「とても手厚い」と驚かれました。「うちの大学にはないよ」と。本当はあるのかもしれないけれど、大規模な大学では自分から調べないと何も得られないというか。その点英和はキャリアセンターも先生も、積極的に働きかけてくれるので心強いです。

太田
就活の詳しいことは友達にも話しづらいし、親に相談しても時代が違うせいか「そうじゃないんだよな…」ということも多くて。キャリアセンターでのプロのアドバイスがいちばん支えになりました。
八田
そう言ってもらえると嬉しいですね。不安なときこそ相談に来てもらいたいですし、丁重に話を聞くことは常に心がけています。もちろん面談は何度来てもいいですし、ちょっとしたことでも気軽に来てもらえる場所にすることが目標です。
太田
私の希望していた職種は選考が遅く、周りがどんどん決まっていく中「いつ終わるんだろう」と焦ってしまって…。キャリアセンターに一度電話をかけた際、不安のあまり泣いてしまったんです。対応してくれたのは担当ではない別の方。「太田さんは、こんなにやっているんだから大丈夫」と励ましてくれて。「あ、見ていてくれたんだ」と、気持ちを立て直すことができました。
太田
学内合同企業説明会は、ぜひみんなに参加してほしいです。説明会のおかげで知った企業もたくさんあって、振り返ると、受けた企業は学内で出会った企業ばかり。外部の就職セミナーには一度も参加しませんでした。
八田
2月に集中して10日ほど、100社近くの企業に参加いただき開催しています。学生が自分では見つけにくい、優良企業を我々がリサーチし、学生に知ってもらう場です。英和の学生に対する採用意欲が高い企業ばかりなので、学生にも安心して紹介できます。
太田
女性の社員さんがたくさん来てくれたのも良かったです。女性の働きやすさなどリアルな話を具体的に聞け、就職後のイメージもしやすく、説明会に来ていただいた社員の方と、選考の際にお会いできたときは安心感もありました。
八田
卒業生がいる企業は、なるべくOGに来てもらえるようお願いし、直接企業の方と話せるよう、質問の機会も用意しています。もちろん参加者は英和の学生だけなので、質問もしやすいのではないでしょうか。
太田
私は1回目の説明会で知った、電子部品メーカーに就職が決まりました。勤務地も仕事内容も希望通り。キャリアセンターに内定の報告に行ったら「おめでとう」とみなさん喜んでくれて。改めて、見守られていたことを実感しました。感謝の気持ちを少しでもと、今度は私が、説明会やOG座談会で後輩の役に立てたら嬉しいです。
