医療
編み物や将棋、歌がリハビリになる??

“趣味”が身体と心に与える影響とは?
好きなことをしていると時間を忘れて作業に没頭したり、趣味の話になるといつも以上に盛り上がったりした経験はありませんか?精神障害の方にとってもそれは同じで、手工芸などの作業をすることは、集中力や作業、人とのコミュニケーションのリハビリになっています。誰だって自分の趣味や好きなことなら、楽しく意欲的に取り組むことができますよね。実はどんな趣味でも、やり方次第でリハビリになり得るのです。例えばスポーツは、体力面だけでなくコミュニケーションのリハビリになりますし、何かを作る作業であれば、手先だけでなく集中力のリハビリにもなります。編み物などの手工芸、将棋、麻雀、歌、演奏など、どんな趣味でも精神科ではリハビリになるので、あなたの趣味も将来のリハビリにつながるかもしれません。
作業療法で人生を前向きに!
“精神障害”と聞くと「どう接していいかわからない」と思う人もいるかもしれません。でも皆さんも、不安や怒りを感じていると集中できない、何も手につかないということはありませんか?精神障害の方は、それが人よりも強いのだと受け止め、自分が落ち込んだ時を思い出しながら普通に接することが大切です。作業療法士は、身体的な障害はもちろん、こうした精神領域や発達領域(小児)、高齢期(老年)と、幅広い領域で活躍しています。領域ごとに行われるリハビリは異なりますが、レクリエーションや手工芸、スポーツなどを通じて、前向きにリハビリできるよう関わっていくのも作業療法のひとつです。ぜひ作業療法に興味を持って、その魅力を知ってほしいですね!


