チーム医療最初の一歩。「人と協力して何かをするとき」に心がけておくこと

医療現場で“チーム力”が求められる理由

医療の現場で「一人でできること」は多くありません。特に命に関わるような緊急時は、チームで協力しながら治療にあたることがほとんどです。また、人の価値観は一人ひとり異なります。どのような状況であっても、相手を知り、その人が必要とする医療を提供するためには、チームの力の結集が不可欠なのです。医療現場では、自分自身が担うべき役割を責任を持って果たすこと、チームのメンバーと十分なコミュニケーションを取りながら、相手の意見も尊重することが大切です。「相手に察してもらおう」とか「あうんの呼吸」といった考えは、もしもお互いの捉え方が違った場合には大事故につながる危険も…！医療現場では、言葉を通した正確なコミュニケーションが重要となるのです。

高校生の今からできることは？

将来、あなたがどんな職業に就いたとしても、誰かと関わりながら仕事をすることになると思います。高校生のうちからチーム力を意識して、お互いに力を出し合い、協力し合うことを心がけてみましょう。そして、人と関わる時には「相手を尊重すること」を意識してみましょう。自分の出来ることは何かを考え、しっかりとその役割を果たすことを今から意識しておけば、将来チームで仕事をする際により働きやすくなり、きっとより良い成果につながると思います。また、今のうちから世代を超えた多くの人と関わり、様々な価値観に触れる経験をしてください。人を知ることは相手を尊重するための第一歩です！